『おむすび』スズリン役・岡本夏美、ギャル役を語る「楽しんでやっているので嘘笑いは1ミリもありません!」
なのでオーディションのお芝居でもスズリンの外側より、どうやってギャルになったのか、どうしてハギャレンの仲間たちと一緒にいるのか、その想いの部分を丁寧に描こうと努めていました。オーディションで合格をいただいた後にプロデューサーさんが「スズリンの幸せとは言い難い身の上話を割と楽しそうに、悲しもうとせずに話している姿が印象的だった」と言ってくださって、しっかりみていただけたことが嬉しかったです。
――演じる役・スズリンについて
台本を読むと、スズリンはお母さんの手助けをしたくて学校を辞めてバイトしているとか、食費を浮かすためにスナック菓子を食べているとか、ずっと自分ではなく人のために動いているんです。でも決して悲観的ではなくて、自分が誰かの役に立ちたくてやっていて。大切な人のために行動できる本当に優しい女の子なので、そういう部分を意識しながら演じました。ハギャレンの仲間たちはスズリンのことを「かわいそう」と思ったりしないから一緒に居られるし、居心地が良いんでしょうね。お金があまりないため、ネイルチップもハギャレンメンバーから余った材料をもらって作ったり、メイクもギャルなのに薄めなのですが、それも尊重してくれるのがハギャレン。