群発頭痛と闘い20年…痛みと恐怖で心が折れそうになった2児のパパ、支えは“家族”「私の宝物です」
目の奥をナイフでえぐられるような痛みなどとよく言われていますが、本当にその通りで、感じたことのない痛みを1時間くらい味わうことになります。ひどいときには、1時間の発作に耐えて、2時間くらい経つと、また発作が来る。
――“自殺頭痛”という名前もつけられているほどですが、衝動的に考えてしまうこともあったのでしょうか?
【パパおじ】私の場合は、家族の支えがあったので、そうはならなかったです。家族の支えと群発期間中ではない日常が満たされていたというのもあります。耐えた後の楽しみを知っているから、耐えられたのだろうと自分では思っています。
■頭痛が終わったら、家族でハイタッチ「明るくしてくれることにものすごく救われています」
――ご家族に弱い部分をさらけ出すことに抵抗を感じる人もいると思いますが、パパおじさんの場合はいかがでしたか?
【パパおじ】私は予兆を感じたら別室に移動するか、ほぼその部屋にいるので、群発期間中は子どもとはご飯のとき以外は顔を合わせることがありません。父親として、子どもに見せたくない思いもあったので…。それでも声が聞こえてしまうことがあるようで、「ちょっと怖かった」と妻には言っていたみたいです。