日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』で新たな挑戦 業界の先駆けとなるか
通常は主体をグリーンバックで撮影して、後からCGを合成する手法を使いますが、それには時間も予算もたくさんかかる。連続ドラマの10本の制作スピードには到底間に合いません。なので、今回は現存の端島の寸尺に合わせてCGを先に作って、現場でその角度に合わせて撮影するという方法に挑戦。時間と予算の制約によって、これまで連続ドラマでCGを使ったダイナミックな映像制作を行うのは難しかったのですが、このやり方が上手くいけば、今後の新しい撮影手法の先駆けになるのでは…という淡い期待を込めています。ある意味新たなチャレンジ企画でもあるので、温かく見守っていただけたらうれしいです。とにかく野木さんが次々といろいろと書いてくるから大変で…(笑)。
野木「とりあえず書いて」って言われるから、とりあえず書いてるんですよ!(笑)その上で塚原さんと相談はしてるし、かなり直してはいるんだけど…。
塚原いつも美術部さんが新しく出来上がった台本を見るとき、まずは香盤表を広げて柱書きを確認するのですが、新しい柱書きが出てくると一度台本を閉じて天を仰ぎ、一息ついて「どこでやるんですかこれ…?」って(笑)。
「…考えよう!」と言いながら、みんなで知恵を振り絞っています。