小嶋陽菜、自ら創り上げた“比べられない場所”…成功へと導いたパブリックイメージを覆す“責任感”
表情やポーズも自分の中でフォーマットがあるので、余白はあまりないというか。でも写真集では、洋服を売るときには絶対使わないカットや、数枚しかセレクトしない時には選ばないような、抜け感や素っぽい表情を選んでいただいているのも、おもしろかったです。
――前回の写真集を撮影されたときは、AKB48として活動されていた時期でした。今回はプロデュースする側、作り手の立場を経験されたことで、“自分の魅せ方”に変化が生まれた部分はありましたか?
【小嶋陽菜】普段は自分で写真のディレクションをするので、“この場所だったらこう撮りたい”という思いは、自分の中で生まれるようになりました。今回も、ホテルで撮影した鏡越しのショットは、最初インスタ用に自分で撮ったものでした。それがすごくかわいかったので、写真集でもそのカットを撮りたいとリクエストして。エレベーターの中でのカットも、ちょうどホテルに帰ってきた時に思いついて、「エレベーター内の全面を映して、映えるカラーで撮ったらかわいくないですか?」って提案させてもらいました。
――自ら魅せ方まで提案するところは、10年前と大きく違うところですかね?
【小嶋陽菜】そうかもしれないですね。