【チケットプレゼント】『夢二繚乱』ー大正ロマン×昭和モダン 代表画家・竹久夢二の大規模展覧会 ー【MiLuLu】
二重には、夢二によるデザインが施された数多くの楽譜表紙は、日本や世界各国の楽曲をイメージを反映させ、様々なジャンルの要素を取り入れている様子が分かります…宗教絵画のようなマリア様や観音様が描かれている表紙や、ジョルジュ・ブラックによるキュビスム絵画のような『ベニスの夜』。その他にもスキャンダラスな内容の自伝小説『出帆』では、イタリア未来派の影響を受けた画風から、20世紀初期の美術運動を取り入れていることが分かります。そんな夢二作品は時代を越えても色褪せることなく、現在に生きる私たちの目を楽しませてくれます。それは先述に申し上げたことを踏まえ、商業品・消費品でありながらも、後世に自分の作品を残していけるよう、将来を見通していたのかは神のみぞ知るところですが…そんな想像を膨らませてくれるのもアートの楽しみ方の一つ。そんな手に届くアートを提供してくれる竹久夢二の作品が楽しめる本展覧会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
【情報】
『夢二繚乱』
会期:2018年5月19日(土)〜 7月1日(日)
会場:東京ステーションギャラリー
休館:6月25日をのぞく月曜日
時間:10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで