訳も分からず涙が出るのはなぜ?自分の感情がわからない人に贈るアドバイス。
もう一つは、感情が急激に高ぶって、理性などの力が働かなくなるときがあるということです。
感情には喜怒哀楽などいろいろありますが、その感情表現について「ある感情を別の感情に置き換えることがある」と考えられています。
例えば、よく怒る人が本当は 「怒り」 の感情ではなく、心の底に 「悲しみや自分の弱さ」 を抱えていることがしばしば指摘されています。
また、怒る代わりに泣く傾向がある人は、「悲しみ」ではなく、「怒り」を感じている場合も多いといわれています。
そう考えると、涙がでる「悲しい」感情の波はもしかしたら、その裏に腹が立つなどの「怒り」の要因を抱えているのかもしれません。
自分の感情を把握する
対人コミュニケーション論ではこのような場合、「自分の感情をはっきり表現する」ことが大切であるとしていますが、例えばお仕事中は、お客様等にはもちろんストレートに表現することはできませんね。
けれども、少なくとも理由もわからず「悲しみ」がこみ上げてきたら、その裏の「腹が立つ」要因はないかどうかを考えてみてはいかがでしょうか。
感情を明確にして冷静に対処しよう
自分の感情が明確になれば、何事に対しても冷静に対処する方法が考えられるようになります。