部屋に飾って楽しむアロマ『檸檬はソワレ』のルームサシェ 【多屋澄礼のカルチュアルな生活】
他に類を見ないアロマサシェ「檸檬はソワレ」を制作している櫻子さんにサシェに込められた思いなどを教えていただきました。
檸檬はソワレという名前は何から由来してるのでしょうか?
「キャンドルやサシェの制作をはじめたのが2015年の5月から、ちょうど私自身の誕生月が5月だったこともあって、5月には昔からとても特別な思いがあります。
これから始まる夏に向けて、希望に満ちていながらも、どこか変化に不安を抱く不思議な月です。
レモンの花はちょうどその頃、小さな白い花を咲かせます。
実は爽やかではつらつとした印象を与えてくれる反面、棘が鋭く、レモンの樹自体が自分の棘で傷ついてしまい、病気にかかることもあります。
また、高村光太郎「レモン哀歌」や梶井基次郎「檸檬」などの描写などでもあるように、
みずみずしい幸福の象徴とどこか悲哀や焦燥感が香気立つ、とても多面的な印象を与えてくれる植物です。
そして陽が暮れてから制作や、物思いに耽ることが多かったこともあって、夜会を指すソワレを足して、『檸檬はソワレ』と名付けました。」
美しく繊細なサシェを作る上で原料のこだわり、デザインのこだわりなどがあれば教えてください。