で知られる神社です。「吉備津神社」の御祭神・大吉備津彦命は第7代孝霊天皇の息子で、吉備国で蛮行を繰り返した温羅一族を平定し、平和と秩序を築き、281才という長寿を全うしたということで、延命長寿の守護神として深い信仰を集めているといいます。
本殿は、室町幕府三代将軍の足利義満により現在の社殿が完成したという、珍しい屋根が二つ並んでいる様式で、この建築様式は「比翼入母屋造」と呼ばれています。また、全国でもこちらの神社だけの様式なので「吉備津造」とも呼ばれているということです。
さて、ここからすぐ近くに「吉備津彦神社」があります。吉備国が大化の改新後に備前、備中、備後に分割されて、その際、備前国一宮として造られたということです。こちらが、「吉備津彦神社」です。白桃をモチーフにしたお守りやおみくじがあり、桃太郎ゆかりの地ならではの趣を感じます。
そして、御朱印です。
「吉備津神社」の御朱印は、三備一宮とあり、力強く、鬼を征伐した桃太郎の強さを表しているみたいです。「吉備津彦神社」は、細身ながらも、菊の御紋と備前国一宮とあります。