イランの冬の大イベント「シャベヤルダー」とは?【イランとヒジャブとわたし vol.22】
今回で、中東イランでの2度目の年越し。イランでは、西暦ではなくイラン暦で生活をするため、クリスマスや年末年始感はあまりありません。2019年1月1日は、イラン暦では1397年10月11日。あと2ヶ月ほど経つと、年末年始の慌しさがやってきます。
そんなイランですが、日本のクリスマスやお正月を祝うことに似た、冬の大イベントがあるんです!それが1年で1番長い夜に行われる「シャベヤルダー」という行事。
今回は、冬の景色とともに古くから伝わるイランのお祝いを紹介します。
イランではクリスマスではなく冬至を祝う?
イランでは冬至の前日の夜を「ヤルダー」「シャベヤルダー(ヤルダーの夜)」といい、お祝いをします。
冬至は1年で1番夜の長い日。
すなわち「明日から次第に昼が長くなっていく」ことから、イランでは古くから「光が闇に勝利する日」と考えられ「太陽の生誕」を祝う風習があるそうです。その長い夜の終わりを祝い、太陽の生誕の朝まで続くイベントを「シャベヤルダー」と呼びます。
シャベヤルダーが近くなると街のあらゆる場所で「赤いフルーツ」