間伐材を味わう木から生まれたパウンドケーキ【EATREE CAKE】で新たな食体験
ありのままの自然を食べる
杉から発せられる「α-ピネン」、バニラエッセンスの甘い、レモンの果皮の爽やかさとリモーネの心地よさ、ナッツの香ばしさもたっぷりと感じられます。とにかく香りが複雑で、ふくよかな奥行きのある味わい。口当たりはしっとり・もっちりしているのに、香ばしさと苦味が一口ごとに広がる新しいスイーツです。
「Eatree Cake」の開発者である田村浩二シェフに、間伐材を使ったレシピとしてパウンドケーキを選んだ理由をうかがいました。
「杉の特徴的な香りを生かすのに絶対に必要なパーツが、ナッツ。通常のパウンドケーキとは異なり、このケーキの大半はアーモンド。小麦粉をまったく使用しない代わりに、アーモンドパウダーの皮脂を活かして、そこへ卵、フレッシュクリームを煮詰めて作ったクレームドゥーブルを加えてベースを作りました。そして”ケーキの中に小さな森を作りたい”という構想の元、バニラやナッツ、杉の香りをつなぐようにバランスよく素材を配合。レモンの爽やかさと香りをプラスすることで、森林浴の香りであるα-ピネンとの相乗効果も生まれています。