写真展 永遠のソール・ライター Forever Saul Leiter 素晴らしい写真で豊かな気持ちになります
あいにくレセプション当日は東京にいないため、出席できなかったのですが、こういう特別な機会をもてることも、Leicaを使うことの魅力のひとつです。
そして、待ちに待った、「ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール・ライター」に、早速、行ってまいりました。
ソール・ライターの世界
1940年代から亡くなる少し前の2000年代まで、ソール・ライター財団が所蔵する218点もの作品が展示されています。写真展は、Black & Whiteの世界から始まりました。ニューヨークの街のスナップを中心に、ソール・ライターが見た一瞬がモノクロームで表現されています。冬のニューヨークの定番といえる道路から立ち上る湯気ではなく、雪、濡れた路面、結露のついた窓ガラス越しに撮った写真など、日常が写されています。乾いた写真が水の要素を写すことで、写真全体がしっとりとした印象になって、それがなんとも好きな表現でした。色彩を取り除いた世界は、そのものの実体が見えるので、モノクロームの写真は見る側の発想を自由にさせてくれるところが好きです。
続いて、カラーの世界です。