開催レポ!”食”をテーマに九州初上陸した現代版寺子屋「スクール・ナーランダvol.5佐賀・願正寺編」
「テクノロジーが圧倒的に発達した社会で「食べる」ってどういう意味をもつのか。答えはないけれど、こんな問いを持った自分に驚いています。」「私たちは食したもので身体ができているけれど、その食したものも食したもので出来上がっている。科学肥料の問題もある。そうすると、テクノロジーの発達によって、もっとピュアな栄養価の高いものが実現できるのかもしれない。」
未来を築く次世代にあたる参加者こそが、テクノロジーの利用を前提としたこれからの時代の食のあり方を左右していきます。
必要最低限の栄養素を摂取だけであれば、将来的には「ガス食」などの無機質な食のあり方で十分になるかもしれません。それを実現するテクノロジーは着実に開発されつつあり、技術の発展に伴い「こんな食もありうる」という選択肢は確実に増えていくのでしょう。
しかし、私たちは実際に、そのような選択をしていくのでしょうか?
「食べる」ということに私たちが期待しているのは、生存のための単なる栄養補給だけではなく、歴史的に継承されてきた文化を楽しむことかもしれません。
次回 第6回目のスクール・ナーランダは、山口での開催を予定しています。