ファッションから本当の幸せを考える。エシカルなレザーブランド【andu amet】の想い
流行っているから、好きじゃないけど着る。トレンドを追いかける。春には春物着なきゃいけない。
人の目や評価が気になって社会的に地位があるものを選んでしまう。
そんなズレたものの選び方をしてしまうことが人々の間で慣習として染みついて、そして社会もまた、名の知れたブランド品を持っているから「お金持ちで信頼できる」などと、外見で判断する文化が未だに根強く残っていることに、危機感を持つべきなのかもしれません。
本当に好きなものへのひた向きな想い
「私はファッションの世界の人間ですが、トレンドや流行にはまったくと言っていいほど興味がありません。流行りのものよりも、自分がつくりたいと心から感じるものをつくりたい。
エチオピアで職人がつくるものを毎日見ていますが、本当にアートなんです。
一枚の皮が職人の手によって立体物になっていく。そういうことの尊さや美しさ、楽しさをもっと伝えたいんです。私にとってandu ametの商品は、“職人たちの作品”。だからこそ皮の良さが活きるカタチ、手しごとが活きるデザインをいつも考えています。
今の時代、普通ならできるだけ手間や工賃がかからないデザインにしようと考えると思いますが、私は、悩んだら手間がかかる方を選びます。