ファッションから本当の幸せを考える。エシカルなレザーブランド【andu amet】の想い
どうしたらその手間の素晴らしさが全面に出させるか考えるんです。」
アートピースのようなものをつくりたいと、寄木細工を皮で表現したバッグ。これはエチオピアの職人たちがその日の気分で色の合わせ方決めているそう。だから2つとして同じものがない。
「どんなに大変な思いをしても、自分がつくりたいものをつくるという気持ちは変わりません。andu ametの商品は職人の手仕事でつくるものだからこそ一つひとつ違うし、そこに想いが込められていると表現したいんです。商品の色も、一般的に選ばれやすいのは黒や茶色でそれが一番売れるのかもしれないですが、そうではなく、持つことで気分が明るくなるカラーリングやエチオピアらしい生命力を感じさせる配色を意識してデザインしています。」
店内を見渡すと、棚に並ぶバッグはどれも色鮮やかなものばかり。
まるで美術館のような気品を感じるのに、それでいて気取ったところがなくあたたかい。
アニバーサリーだけではなく毎日が特別で、そんな日が続くことが、今を生きる私たちの本当の幸せなのだと鮫島さんはものづくりを通して伝えたいといいます。
誰に何を言われても、自分はこれが好きだと言えることの強さ。