ファッションから本当の幸せを考える。エシカルなレザーブランド【andu amet】の想い
それらの知識は、本でも得られるものかもしれないけれど、実際に現地へ行って話すことが楽しくて、体験することが楽しいって思うんです。
たとえば、ネパールに行ってそこで山に登って、帰り道で買ったお土産は、自分にとってすごく特別だったりする。そういうことが、普段の生活のなかでも溢れるといいなって。」
値段じゃない。特別なものだけで毎日がつくられてほしい。
今使っているペンも、消しゴムも、昨日食べた卵焼きも、すべてが特別。
もので溢れている現代だからこそ、本当に気に入ったものだけで毎日がつくられていること。
それが、この時代の本当の贅沢であり、本当の豊かさ。
「ものをたくさん持っていても、それを“贅沢だ”と感じる人は今の日本にはもうあまりいないはず。
それなのに、セールだから、安いからといって買ってしまう。でも気に入っていないから結局使わないし、捨ててしまう。みんな、それではいけないっていうのは、なんとなくわかっている。でも、“なんとなく”だから、やっぱりなんとなく同じことを続けてしまう。限りある人生なのに、そんな風になんとなくな毎日を続けているのはもったいないですよね。
本当に気に入ったものなら持っているだけで気分が良くて、楽しい気持ちになる、幸せに思う瞬間がある。