2011年12月20日 11:15
オダギリジョー「見どころ書かなくて結構」主演作を自信のアピール
辰雄とジュンシク、ふたりの熱き友情が大きなテーマになっている。
壮絶な戦場を舞台に、オダギリは文字通り“体当たり”の演技に挑んでおり「きつかったし、経験したことがない規模。想像をはるかに絶するひどい現場でした(笑)」。一方のドンゴンは、戦争大作『ブラザーフッド』でジェギュ監督とタッグを組んでいるが「当時の経験はまったく役に立ちませんでした。それほどスケールが大きな作品なのです。一番の苦労は寒さ。極寒の中、軍服一枚での演技は本当に骨身に染みました」と振り返る。また、日本軍への復讐を誓うスナイパー役のビンビンも、「女性扱いしてくれない現場でした」と思わず苦笑。
それでも「戦争ドラマの中に、人間同士の愛と触れ合い、互いを思い合う心が描かれている」とPRした。
『ブラザーフッド』以来7年ぶりにメガホンをとったジェギュ監督は、「完成までに4年を費やし、私自身もベストを尽くした作品。日韓中の映画の発展に寄与し、相互理解のきっかけになれば」と真摯にコメント。オダギリとドンゴンについて「繊細で丁寧なお芝居ができる方」「ジュンシクの感情と眼差しを表現できるのは彼だけ」とそれぞれ評し、「ふたりが揃うシーンは、男性の自分にとっても魅力的に見える。