くらし情報『テーマは“闇(ノワール)”。監督が語る映画『外事警察』』

2012年5月30日 18:04

テーマは“闇(ノワール)”。監督が語る映画『外事警察』

堀切園監督が目指したもの。それは“外事ノワール”だ。「香港ノワールだったり、フレンチノワールと呼ばれるもの。映画で言えば『インファナル・アフェア』だったり、『リード・マイ・リップス』や『サムライ』など、自分たちなりの“外事ノワール”なるものを作ろう、とスタッフとは話していました。“闇(ノワール)”はテーマのひとつであり、各登場人物が抱える心の闇だったり、組織の闇、国家の闇などを映像上で表現しようとしましたね」という。

ノワール映画は、裏社会で生きる男たちの生き様をダークトーンの映像と緊張感あふれる演出で描き、多くの映画ファンを魅了してきたジャンルだが、その奥底にあるのはアクションでもサスペンスでもなく、普遍的な人間の心理やドラマだ。堀切園監督は、「内容的にはドラマ放送という枠での限界を越えるべく、“さらにディープ”にネタを掘り下げ、“さらに怖く!”を目指しました。でも、根っこは人間ドラマ。
この立ち位置を見失わないように意識しましたね」と降り返る。息詰まるサスペンスと、その奥に浮かび上がる深い人間考察。本作は、これまでに観たことのない“ノワール劇”を見せてくれるようだ。

『外事警察 その男に騙されるな』
6月2日(土)より全国ロードショー

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