2012年5月30日 18:04
テーマは“闇(ノワール)”。監督が語る映画『外事警察』
渡部篤郎主演の映画『外事警察 その男に騙されるな』が6月2日(土)から全国公開されるのを前に、本作を手がけた堀切園健太郎監督が作品に対するこだわりについてコメントした。
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『外事警察 その男に騙されるな』は、日本の国益を守ることを任務として活動する警視庁公安部外事課、通称“外事警察”の実態を描いたサスペンス・エンターテインメント。亡国から濃縮ウランと軍事機密データが流失したことから、日本での核テロの可能性が高まり、住本(渡部)ら外事四課が、テロ工作員の妻・果織(真木よう子)をスパイに仕立て、危機を未然に防ぐべく行動する様を描いている。
その存在を決して知られることなく活動し、時に相手を極限状態に追い詰めていく外事警察の姿を描いた本作は、圧倒的緊張感と、クールな画作りで観客を惹きつける。公開前に実施された試写会でも、上映後のアンケートで多くの観客が本作を『ダークナイト』や、『ユージュアル・サスペクツ』、海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』と似ていると回答。この結果に堀切園監督は「これらの作品は観ています。脚本作りの打合せで参考にさせてもらった」とコメント。
しかし、本作は単に海外のサスペンス、クライム作品を模倣しただけの作品ではないようだ。