くらし情報『「おとぎ話の“闇”に着目」新鋭ヴィジュアル派監督が語る『スノーホワイト』』

2012年6月13日 17:16

「おとぎ話の“闇”に着目」新鋭ヴィジュアル派監督が語る『スノーホワイト』

おとぎ話の向こうにある闇にも目を向ける必要があったんだ」。

その闇を象徴するのが、権力と美しさに執着する魔女の継母ラヴェンナ。演じるシャーリーズ・セロンは登場するたびにコスチュームを替え、驚くほど美しい。「でも、その衣装はすべて死をイメージさせるものなんだ。しゃれこうべや毛皮、カブトムシの殻やハリネズミ…、それらを纏っていつも鏡を見ている。反対にスノーホワイトは、ほとんど同じ衣装で一度も鏡を見ないんだ」。

ヒロインたちの個性をまず映像で伝える。ヴィジュアル派の監督らしいアプローチだ。
ちなみに、大ヒットによって続編企画も浮上。サンダースの続投が伝えられている。新しいヴィジュアリストの誕生といえそうだ。

取材・文:渡辺麻紀

『スノーホワイト』
6月15日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー

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