結果的に、玉音放送は国民の耳に届き、日本は降伏して終戦を迎えたが、そこにたどりつくまでにあったドラマ、かなわなかった想いがあったことは改めて語られるべきではないだろうか。
本作を手がけた原田眞人監督は映像の中で「戦後70年経って、終戦のときに何がどういう風に行われていたのか、ということが段々とぼかされてきている。一番重要なのは“軍をなくすことによってしか国を残せなかった”という意識。やはり歴史はちゃんと自分の目で、いろいろな資料をベースにしてもう一回検証しなおして、とにかく我々はどこから来て、どこへ行くのか、ということをちゃんと見定めてほしい」と力強く語りかけている。
『日本のいちばん長い日』
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