『ズートピア』(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』が公開され、人気を博している。本作の舞台は、進化した動物たちが暮らす理想の都市ズートピアで、様々な大きさ、生態の動物たちが共に暮らしている。映画を観ると思わず行ってみたくなる世界はどのような過程を経て誕生したのだろうか? カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで取材を行った。
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本作のプロダクション・デザイナーを務めたデイヴ・ゲッツは、ズートピアについて「全体を通して、動物と人間の世界を組み合わせているんだ。観客が都会的かつ人間っぽい環境だと認識できて、同時に、動物が作った街だと感じられるようにしたかった」と説明する。街は、砂漠の動物たちが暮らすサハラ・スクエア、とても寒いツンドラ・タウン、熱帯雨林のような気候のレイン・フォレストなど魅力的なエリアに分かれている。「ズートピアはあらゆる動物たちが移住してくる街だから、彼らを整理するひとつの方法として、監督たちは気候で分けることを思いついたんだ。