くらし情報『注目作『ライオン(原題)』がトロントで上映』

2016年9月14日 10:51

注目作『ライオン(原題)』がトロントで上映

スーはそれをしてあげたの。私も養子を取った母。共感できる部分がたくさんあったわ。映画の中でも語られるけれど、スーは血のつながった子を産むことができたのに、養子を取る方を選んだの。そう聞くと驚く人も多いでしょうけれど、それが彼女の望んだことなのよ」と語った。

大人になってからのサルーを演じるパテルは、無名だった8年前、『スラムドッグ$ミリオネア』でトロント映画祭を訪れている。作品は観客賞を受賞し、ついにはオスカーにも輝いた。「インドの幼い男の子、貧しい場所、という部分は『スラムドッグ…』と共通するけれど、この2作品は全然違う。
『ライオン(原題)』は母と子の関係を描く物語。それに今作のサルーはオーストラリア人として育ち、インドに戻っても、現地の言葉をもう喋れなくなっている。とは言え、またトロント映画祭に戻ってこられたのは、とても素敵な気分だよ」(パテル)。

北米公開は、オスカー狙いの有力作品が集中的に公開される11月下旬。『ライオン(原題)』
2017年公開

取材・文・写真:猿渡由紀

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.