「最初はいがみ合っていたジュニアと赤ちゃんが、本当の家族のようにお互いを必要としていくようになる姿に感動した」などの声が集まっているという。監督を務めたダグ・スウィートランドは、ピクサー出身のフィルムメイカーで、観客が共感できるキャラクターとドラマを描くことに注力したようだ。
ちなみにもうひとりの監督ニコラス・ストーラーは『ネイバーズ』などコメディ作品を数多く手がけてきたが「この作品の原点は、僕が子供を授かるのに苦労した経験なんだ。子供を授かることの有り難さと喜び、そして、子供を通して家族になっていく姿を描いている」と語っており、彼の人生経験も、本作のドラマに大きく貢献しているようだ。
もちろん、ストーラーの“コメディ”の才能も本作ではいかんなく発揮されている。先のモニター試写では笑い声がたくさんあがったそうで、中でもジュニアと赤ちゃんを狙うオオカミの群れが劇中で見せる“組体操”のシーンに関するコメントが続出。彼らはフォーメーションを組んで即席で橋や潜水艦に変身するが、その姿は恐ろしいオオカミなのに愛らしく、少しマヌケで好評を集めていた。
冒険、感動ドラマ、CGアニメーションならではのギャグ、魅力的なキャラクターと鑑賞者はそれぞれ“おすすめポイント”をもっているようで、今後、口コミがさらに広がりそうだ。
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