勘九郎、父・勘三郎が夢見た劇場での襲名披露は「本当に嬉しい」
今月は、自ら出演を希望したという仁左衛門は「新・勘九郎さんは本当に真面目な方。決して器用ではないが、努力努力の人です」と温かい言葉を贈っていた。また、平成中村座にたびたび出演している笹野は「このような歌舞伎のめでたい襲名に列座させていただきとても嬉しいです」と終始涙ぐみ、感動していた。
勘九郎は「このような立派な襲名興行を先月に続いて行わせていただけること、誠にありがとうございます。平成中村座は父が19歳の時、江戸の芝居小屋に憧れ夢見た劇場です。勘九郎が創った平成中村座で、勘九郎を継ぐことができますこと大変嬉しく存じます」と感無量の面持ちで挨拶すると、「六代目!」「中村屋!」の声援とともに、場内は大きな拍手に包まれた。
公演は同劇場にて27日(火)まで開催される。勘九郎の出演は、昼の部『一條大蔵譚』、夜の部は口上と『御所五郎蔵』。
チケットは発売中。なお、各公演昼・夜ともに午前10時より劇場にて当日券を販売する。
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