『大坂の陣400年記念大阪平成中村座』が10月25日(日)より大阪・大阪城西の丸庭園内特設劇場で上演される事が決定。4月27日に東京・平成中村座浅草寺境内仮設劇場内で制作発表が行なわれ、中村勘九郎、中村七之助が出席した。
同公演は、十八世中村勘三郎が、江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの人々に歌舞伎を楽しんでもらいたいという想いから2000年にスタートさせた舞台。大阪公演の開催は2010年以来5年ぶり3度目となる。
勘九郎は「平成中村座というのは父、十八世中村勘三郎の夢でした。2012年に父が亡くなって、僕と七之助の夢は浅草に平成中村座をもう一度建てたいということでした。そこからこんなに早く平成中村座が建ち、そしてここで新たに大阪平成中村座の告知ができることを本当に嬉しく思っています。父は不思議な力を持っていて、父が愛すと、その愛のパワーを受け取った方が“この人のためなら”と物凄い力で動いてくれるんです。
大坂の陣からちょうど400年という節目の年に、大阪平成中村座を大阪城西の丸庭園内でできるというのは本当に幸せなこと。一生懸命やりますのでよろしくお願いいたします」と意気込んだ。