とエピソードを明かした。厳しいことで知られる蜷川演出だが、「蜷川さんだからと言って萎縮せずに、これまで自分が培ってきた所を出せれば良いなと思います。ただ、せっかく新しい環境でやらせてもらえるので、自分で枠にハメてしまうという事はせずに、今までの経験と、新しい事、どちらも消化できればと思っています」と意気込んだ。
自身が務める賢治という役の印象については「まだ台本を読んだだけなので自分の中のイメージですが、純粋と不器用という言葉が浮かびました。凄く個性があるという役ではなくて、周りの方のほうが個性は強いですね(笑)」と分析。
また、台本を読み進めるうちに寺山修司の言葉に惹かれたという亀梨。「歌を歌うパートが多いのですが、歌ってみて“あ、歌だからこの言葉を使っていたのか”と気づかされる事が多々あった。セリフにも、その時代に生きた人しか出せない言葉使いの生々しさが伝わってくる」と語った。
最後に意気込みを聞かれると「様々な意見が出る芝居だと思うので、まずは観ていただきたいですね。いつも応援してくださる方にはこのお芝居に限らずなんですが、コンサートで声援を受けている亀梨和也とはまた違った側面を見られる、という事を楽しみにしていただければと思います」