黒柳徹子の海外コメディシリーズ第29弾となる作品が、5月に東京・EX THEATER ROPPONGIで上演される。このライフワークともいえる舞台について、黒柳に話を聞いた。
舞台『ルーマーズ』チケット情報
第29回となる公演に選ばれたのは、過去3度上演され、そのたびに爆笑を巻き起こしてきた「ルーマーズ~口から耳へ、耳から口へ~」。黒柳自身、「このお芝居は、とにかく笑いの数が多いのね。出ている私たちもお稽古中、『こんなふうにやったほうがいいのかな?』なんてみんなで笑いながらつくっていくんですよ」と笑顔で話す今作。ウワサ話に惑わされるセレブたちのドタバタを軽妙に描く、喜劇王ニール・サイモンの真骨頂だ。「ものすごい事件が起こるというのではなくて、何もないところから笑いが生まれるのがすごいわね。私が初めて演じたときからもう25年経っているけれど、まったく古びないんです」。
いまは稽古に明け暮れる日々。「長いセリフは覚えているんですけど、案外短いものって忘れちゃうのね。あるシーンで『ねえ』といわないと次の人が出てこられないのに、そこを飛ばして自分勝手にやってしまうことがあるんです。『黒柳さん、そこはちゃんとやってください!』って言われます(笑)」