と語る。スコットが『グレート・ギャツビー』を発表したのは29歳の年だが、「僕もちょうど初日の1週間前に30歳になるので、縁を感じますね」とウエンツ。「ただ、どういう人物なのかというより、"スコットのどこにゼルダは惹かれたのか"を意識して演じたい。時代に愛されたスコットの魅力を、きちんとお客様に伝えられたら」と話した。
相手役となる濱田は、「ゼルダはスコットと出会わなければ、普通に人生を終えていた人かもしれない」と話す。「でもふたりが一緒になったことで化学反応が起きて、時代も巻き込んだ代わりに、あっという間に人生も破綻してしまう。運命に定められていたような彼女の人となりを、稽古の中で探っていきたいですね」と語った。
昨年、初めてのミュージカル出演で高い評価を得たウエンツだが、「ミュージカルの楽しさと難しさと、両方味わった。
気持ちを歌に乗せる心地よさも知ったので、その時に出来なかったことをもっと深めていきたい」と意気込む。ワイルドホーンらしいダイナミックなメロディにジャズテイストが織り込まれた楽曲については、「ふたりの波乱万丈な人生が1920年代のジャズミュージックに乗せて綴られていきます」