儚くも美しい吸血種『ヴァンプ』たちを陳内将らが熱演
D2公演では年長組として、まとめることも意識しましたが、今回はシンプルに役に挑みます」
対となるアレンとクラウスをともに演じるのは、武田航平。同じく対となるソフィとウルを演じるのは高杉真宙と早乙女友貴で、いずれも初の共演となる。
「先日、ビジュアル撮影がありましたが、すぐに仲良くなれて4人でずっと話したり、ふざけたりしていました。それぞれが対となる役を演じますが、単純に同じ役をやるということではなく、別の存在として演じるのでTRUTHとREVERSEのどちらから観るかで、物語の印象も変わってくると思います。そのうえでMARBLEも観てもらえたらうれしいです」
けれど気負うことなく、意気込まない、と明かす。
「むしろなにも考えず、ニュートラルな気持ちで臨みたい。それはノープランで行くということではなく、まずは稽古場に立ち、そこで見える景色と求められることを受けて、応えたい。ぼく、稽古場の時間が好きなんです。
その後にみんなで食事に行ってわいわいやって、そこで話したことが翌日に生かされて、幕が開いて、終わってまた次へ……というのが楽しい。もちろん、楽しいだけでなく病むときは病みますが(笑)