稽古場より。左からアクセル・ヘルリヒ、マルコ・ディ・サピア、アンドレア・ロスト、ルドルフ・ビーブル、ベアーテ・リッター、カルステン・ズュ―スphoto:Kiyonori Hasegawa
“オペレッタの殿堂”ウィーン・フォルクスオーパー。9回目の来日公演が、《チャルダーシュの女王》(カールマン作曲)で幕を開けた。開幕前日の13日、劇場首脳陣が記者会見に臨んだ。
ウィーン・フォルクスオーパー チケット情報
「私たちの舞台をそのまま持ってきた。これが観られるのはウィーンと東京文化会館だけ」と、クリストフ・ラードシュテッター事務局長が胸を張るように、出演者・スタッフ総勢220人だけでなく、2,700点の衣装や小道具、総量27トンの装置など、劇場が丸ごと東京にやってきた。今回の上演演目は、《こうもり》(J・シュトラウスII作曲)、《メリー・ウィドウ》(レハール作曲)というオペレッタ界不動の3番、4番バッターに、フォルクスオーパーが紹介して以来日本での人気も高くなってきた《チャルダーシュの女王》を加えた強力クリーンナップ。
この3本にオペレッタの魅力が全部詰まってると言ってもいい。
「オペレッタは人が死なない(笑)。