と大久保。喰も「こんなくだらないことにこれだけのお金と労力をかけてやっているのはワハハくらい(笑)。笑いをメインにしたこんなショーって、日本ではほかにないと思うんです」と自負する。
では、そんな魅力的な全体公演をなぜラストにするのか。「これは完全に僕のわがままです」と喰。「僕も69歳になってあとどれくらいできるのかと考えたときに、劇団の枠を超えた活動や、後進を育てることをしなければと思った」のだと。ただし、「大掛かりな全国ツアーをやる全体公演はこれが最後というだけで、東京ではまたやる可能性もあります。ですから、地方公演はとくに、今回ぜひ足を運んでいただきたいですね」と補足する。
いずれにしろ、これで一区切りとなる全体公演。「ワハハは自分が自由に表現できる場。やり残したことはないか考えて、むちゃくちゃバカをしたいですね」(久本)、「デジタル技術を駆使した舞台が増えている昨今、どアナログなのがワハハの魅力。その面白さを思い切りお見せしたい」(梅垣)、「『ラスト2』は脱ぎ足りなかったので、最後は気持ちよく脱ぎたい(笑)。とにかく唯一無二のパフォーマンスなので、まだ観たことのない人は絶対に観てほしいです」