小春日和となった11月23日の昼ごろ、都内の住宅街を沈痛な面持ちで歩いていたのは久本雅美(65)。迎えの車に乗り込んだ彼女が向かった先は、創価学会の東京戸田記念講堂だった。「この日、11月15日に亡くなった創価学会名誉会長・池田大作氏の学会葬が行われました。会場では池田氏の生涯をたどる映像が流されました」(全国紙社会部記者)東京戸田記念講堂の収容人数は約4千人。この会場に参列したのは、主に創価学会の“幹部クラス”に属する学会員だったという。創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生さんは次のように語る。「久本さんは、創価学会の『芸術部』の副部長を務めています。テレビタレントとして活躍する久本さんのことを、生前の池田名誉会長は高く評価していました」好感度No.1タレントに君臨したこともある久本だが、20代のころは仕事もなく、生活に苦しんでいた。そんなとき、友人に誘われて入会したのが創価学会だった。入会後ほどなく、タモリが司会を務める『今夜は最高!』(日本テレビ系)のレギュラー出演が決まり、「この信心はすごい!」と確信したという。その後、久本にとって運命的な瞬間が訪れる。’92年1月、創価学会の新春幹部会の席で漫才を披露したのだ。当時の様子を、創価学会のPRビデオ『すばらしきわが人生Part2』の中でこう振り返っている。《終わってホッとしていたら、池田先生に『おもしろかったね』と開口一番におっしゃっていただいたんです。うれしくて、感動で、涙が出て。(略)信心してよかったな、先生と会えて本当によかったと思いました。そういう原点の日を先生に作っていただいて――》このとき《先生の弟子として恥ずかしくないように》と思いを新たにしたという久本。’90年代中ごろからレギュラー番組も増え、マチャミの愛称でお茶の間人気を高めていく。同時に、創価学会が支持母体である公明党の選挙運動にも尽力してきた。最近では旧統一教会の問題に端を発し“宗教と献金”や“政教分離”の議論が進んでいるが、創価学会もそうした指摘を受けた過去がある。「久本さんの存在感は芸術部に所属する芸能人の中でもトップクラス。創価学会のイメージアップに彼女がはたしてきた役割は極めて大きいでしょう」(乙骨さん)学会葬の翌日には、金曜レギュラーを務める『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演、おなじみの明るい笑顔を見せた久本。“先生に漫才を捧げたあの日”を心のよりどころに、マチャミの芸人人生は続いていく――。
2023年11月28日WAHAHA本舗全体公演『シン・ワハハ』が6月22日(木)から東京・なかのZERO大ホールで開幕する。出演する久本雅美と柴田理恵が会見に臨み、本公演の見どころを解説した。公演のポスターには、赤塚不二夫が生み出した「カオルちゃん」の姿があるが、柴田によれば「赤塚先生のキャラクターを自由に使っていいよというお許しが出たので、いろいろなキャラクターが登場する〈赤塚歌舞伎〉をやります」。久本は「ニャロメ」で、柴田は「バカボンのパパ」を演じるといい、「ナレーションは片岡愛之助さんですが、WAHAHAの歌舞伎ですから。見得を切るなどしつつ、キャラクターショーになりそうです」(久本)。そのほか見どころとして2人が挙げたのは〈漁村パフォーマンス〉。以前、農村を舞台に、四季の移り変わりをコンテンポラリーダンスで表現したことがあるが、今回は漁村が舞台だという。「うちの劇団は台本がないので、(主宰の)喰さんがアイディアを出しながら、みんなで作り上げていくんです。私たちは今、苦戦しているところですが、喰さんの中ではもう完成しているみたい。今までもそうやってやってきたので、必ず幕が開くまでには形にします」(久本)。ちなみにWAHAHAと言えば、下ネタがふんだんに盛り込まれているのが特徴的。今回も下ネタがあるのか尋ねると「あるに決まってるじゃないですか。愚問です!」と久本は笑い、「感動的なものから、テレビではできないような下ネタまで織り交ぜてお届けするのがWAHAHAですから」と話す。往年のファンも多いが、今回初めてWAHAHAを観る人へのメッセージを求めると、柴田は「恐れるな!と伝えたいです(笑)。変化していく劇団も多いですが、WAHAHAは40年前と変わらず馬鹿なことをやり続けている。日常生活の中でいろいろあったとしても、私たちの姿を見て『こんな人たちがまだいるんだ』とほっとできるんじゃないかな。老若男女楽しんでいただけるように頑張っているので、安心して来てください」。そして久本は「好きか嫌いかははっきり分かれるとは思いますが(笑)、心軽やかに来ていただければ。決してイケメンやキレイな人がいるわけでもないですが、不器用な人の一生懸命な姿を見て、ぜひ明日への活力にしてもらえたらと思います」と語った。東京公演は6月25日(日)まで。ほか全国10ヶ所で公演予定。取材・文:五月女菜穂
2023年06月19日明治座創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』(だいぎゃくてん!おおえどかーにばる)が3月4日(土) に明治座で開幕。5日(日) 昼公演のカーテンコールでは出演者による挨拶が行われた。本作では、負けず嫌いで意地っ張りな殿様・亀井御門守(松平健)と、裏長屋に住む傘屋の町人の万吉(コロッケ)が大喧嘩。お互い「できるものならやってみろ!」と、殿様は傘屋、傘屋は殿様と入れ替わることに。そんな中、万吉の女房・お玉(久本雅美)は、御門守の息子で今は勘当され浪人となっている秀宗(荒木宏文)に一目惚れしてしまう。一方、早々に長屋の住人と打ち解けた殿方の奥方であるお琴の方(檀れい)には、誰にも言えない秘密があり……。左から)久本雅美、コロッケ、檀れい、松平健松平は、「3月は、明治座創業150周年記念前月祭。名の通り、お祭りでございます、カーニバルでございます。この時代劇、いろんな趣向を詰め込んだ、おもちゃ箱みたいなものでございますが、皆様お楽しみいただきましたでしょうか?檀さん、コロッケさん、久本さんと、それぞれ各地で座長として活躍されてる方々でございますが、この明治座創業150周年ということで、こうして、一緒に舞台を創り上げることができました」とコメント。松平健また檀は、この日開催された「東京マラソン2023」にちなみ、「この作品の舞台裏、本当に毎日マラソンしております。スタッフ、キャスト一丸となって、さらにさらに千穐楽に向けて、素敵な作品になるよう日々精進していきたいと思います。1度ならず、2度、3度と、この明治座に足をお運びいただければ嬉しいです」と意気込みを語った。檀れい『大逆転!大江戸桜誉賑』は、3月28日(火) まで同所で上演される。■亀井御門守役:松平健 コメント全文本日はご来場いただき誠にありがとうございます。3月は、明治座創業150周年記念前月祭。名の通り、お祭りでございます、カーニバルでございます。この時代劇、いろんな趣向を詰め込んだ、おもちゃ箱みたいなものでございますが、皆様お楽しみいただきましたでしょうか?檀さん、コロッケさん、久本さんと、それぞれ各地で座長として活躍されてる方々でございますが、この明治座創業150周年ということで、こうして、一緒に舞台を創り上げることができました。色んな個性の若手も、若くない人もおりますが、みんなで創り上げてまいりました。3月28日まで、スタッフ、キャスト一丸となりまして、皆様の心身ともに元気に明るくなりますよう、最後までとしっかりと努めてまいりたいと思います。これから、お出かけにいい季節になりますので、またのお越しをお待ちいたしております。本日は誠にありがとうございました。■傘屋の万吉役:コロッケ コメント全文それでは、今日やりたいけど、やれなかったモノマネをやります。(BTSの誰だかわからない人)「あ、どうもこんにちは。僕は、明治座で一緒に皆さんと楽しめたことを、本当に嬉しく思います」でも、本当に、まさか時代劇の最後がマツケンサンバとは(笑)前代未聞の、ある意味エンターテイメントの改革でございますからね。本当にありがとうございました!!■お玉役:久本雅美 コメント全文本日は、ありがとうございました。皆様と一緒にこうやって舞台に出させていただいて、感謝の思いでいっぱいでございます。マツケンサンバを踊れましたこと、もうこの世に悔いはございません!また、皆様にお目にかかれますように、精進して頑張ってまいります。みんなでお待ちしておりますので、今後ともよろちくびー(笑)!■お琴の方役:檀れい コメント全文本日はお越しいただきましてありがとうございます。今日は、東京マラソンなんですけれども、この作品の舞台裏、本当に毎日マラソンしております。スタッフ、キャスト一丸となって、さらにさらに千穐楽に向けて、素敵な作品になるよう日々精進していきたいと思います。1度ならず、2度、3度と、この明治座に足をお運びいただければ嬉しいです。本当に今日はありがとうございました。<公演情報>明治座創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』3月4日(土)~28日(火) 明治座脚本・演出:細川徹明治座創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』ロゴ【出演】松平健 コロッケ 久本雅美 檀れい荒木宏文/田島芽瑠/丹羽貞仁 真砂京之介/上川周作山崎銀之丞/梅垣義明瀬野和紀 高倉百合子 清水ひとみ 那須沙綾増田雄二 岩崎祐也 鳥居ちゃちゃ 千葉のぶひろ大塚晋也 大成翔輝 ラヒム勇希 田中雅士夢咲みのり 新井美羽 加藤凜桜※当初、出演を予定しておりました山崎銀之丞は体調不良のため降板となりました。代役として、冨田昌則が出演いたします。【チケット情報】(全席指定・税込)S席(1階席・2階席):13,500円/A席(3階席)6,500円※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。購入リンク:公式サイト:
2023年03月07日WAHAHA(以下:ワハハ)本舗全体公演『シン・ワハハ』が、東京・なかのZERO 大ホールを皮切りに全国10会場を6〜8月にかけてツアーする。昨年末、構成・演出の喰始、キャストの柴田理恵、久本雅美、梅垣義明に構想中の想いを尋ねた。ワハハ本舗は2021年に、新型コロナウイルス感染症の影響で公演延期となった『王と花魁』のリベンジを果たした。彼らの持ち味といえば、客席に降りて「ろくでなし」を歌いながら鼻から豆を飛ばす梅垣の芸に代表される“過剰”な客席とのコミュニケーション。これを目当てに訪れる観客も多い中、コロナ禍では“濃厚接触”にあたる得意技を封じられた一同はどうやって笑いを届けたのだろうか──。答えはやはり“客席”にあった。応援団長に扮した久本と柴田が観客全員を立たせ、「独身者や現在のお相手と初婚の方は座って」と指示を出す。離婚歴のある人が目立つ方式だが、二人が「正直によく残った!」「それだけ真摯に向き合った証拠だ!」と褒め称えると、自然に拍手が生まれた。その調子で「尿漏れしてしまう人」「誕生日を誰からも祝ってもらえない人」を客席に立たせたまま残し、全力でエールを贈ることで笑いに変えていく。喰いわく「本人にとってはツラいことでも、他者に笑ってもらって救われることってあるじゃない?そう感じたお客さんの協力で成立したステージでしたね」。『王と花魁』の成功を受け、久本は「制限の中でも、まだやれることはある」と手応えを感じた。柴田も「コロナ前と同じように“参加できるじゃん!”と感じたお客さんの顔がどんどん明るくなってね」と喜び、梅垣も「袖から見ていると、お客さんの気持ちが解放されていることが伝わるの。だって俺、バツ3でエール受け取っていた方から記念写真を求められたよ?気分が上がっている証だよね」と続く。この勢いで生み出す『シン・ワハハ』で、梅垣は「シン・梅ちゃん」に昇華する喰のアイディアが明かされた。同時にオーディションで選ばれた新人3名を含む若手のパフォーマンスから「二代目・梅ちゃん」を観客の投票で決定する案も。加えて本作のコンセプトには「アート」が掲げられ、これまでの全体公演でも観客の評判がよいコンテンポラリーダンスに注力する考えが喰からもたらされた。「すぐ裸になってにぎやかな下ネタで盛り上げるイメージがワハハにはあるかもしれませんが、文学やオリンピックの種目を“踊り”で表現する演目もやっていて。この“バカバカしいのに、どこか知的”って側面も『シン・ワハハ』ではお見せして、何度いらしても楽しいテーマパークのような全体公演にできたら」と語り、インタビューを結んだ。取材・文:岡山朋代
2023年01月26日久本雅美と藤原紀香がW主演を務める『毒薬と老嬢』が、東京・新橋演舞場で3月16日に開幕。これに先立ち、初日前会見とゲネプロが行われた。1941年に米ブロードウェイで初演されたジョセフ・ケッセルリングの戯曲を、錦織一清の演出で繰り広げる本作。ニューヨーク・ブルックリンの閑静な住宅街に暮らす老姉妹のアビー(久本)とマーサ(藤原)は、自家製の“ぼけ酒”を身寄りのない年配者に振る舞うなど街で評判の慈善家だった。しかし、このふたりはある秘密を抱えていて──。なお本作は2020年3・4月に上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった経緯がある。仕切り直して再出発する想いを、久本は「キャスト・スタッフ、何とか元気で初日を迎えられました。一致団結して最後まで乗り切りたい」とコメント。藤原も「懸命にみんなで積み上げてきた『毒薬と老嬢』を一人でも多くの人に届けたい。こんな時代だからこそ、クスッと笑える楽しい作品を」と続く。話題は全編“関西弁”で展開されるという会話劇へ。大阪府出身の久本、兵庫県出身の藤原はもともと“使い手”だが、ブルックリンが舞台のブラックコメディを郷土の言葉で立ち上げた実感を問われると、久本は「関西弁では“どういう言い回しになるの?”と相談したね」と稽古中のエピソードを披露する。藤原は「日ごろ喋っている標準語が出ないようにしないと」と注意するものの、会見中のイントネーションはすっかり関西弁だ。両者揃って挙げる見どころは、ずばり「会話劇の応酬」に。特に久本は海外の人名が次々と登場することに苦戦した様子を「テディ(渋谷天笑)だのモーティーマー(納谷健 / 劇団Patch)だのジョナサン(室たつき)だの……誰?」と再現して会場を湧かせる。藤原は「セリフにも韻を踏んでいるところがたくさん散りばめられているんですよ。役者の集中力を要する作品ですが、そのぶんお客さんは楽しめるのでは」と笑顔を見せた。ゲネプロは全編にわたって、アビー&マーサの邸宅を訪れる各キャラクターが老姉妹のマイペースぶりに翻弄される様子をおもしろおかしく描くコメディが展開された。応接間のチェストに死体を隠しても「私たちのお客さま」で押し切るブラックさを、久本と藤原は和やかな笑顔と陽気な関西弁で表現する。ラストには安楽死や高齢化社会への風刺がにじむものの、どこかほくそ笑んでしまう後味だ。東京公演は3月20日(水)まで。その後、26日(土)・27日(日)に愛知・御園座、4月2日(土)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、9日(土)・10日(日)に北海道・道新ホール、16日(土)~24日(日)に大阪・大阪松竹座と巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2022年03月18日久本雅美と藤原紀香が老姉妹役で舞台初共演、錦織一清の演出でブラックコメディに挑む。アメリカの劇作家、ジョセル・ケッセルリングが1939年に発表した作品で、ブロードウェイやウエストエンドでロングラン上演されたヒット作。ニューヨークに住む慈善家の老姉妹アビーとマーサが振る舞う“おいしいぼけ酒”を巡って繰り広げる奇想天外な物語だ。老姉妹に巻き込まれる登場人物には、渋谷天笑、納谷健(劇団Patch)、惣田紗莉渚、室たつきら多彩なメンバーが集う。達者な久本と老女役に初挑戦の藤原が、作品の魅力や意気込みを語った。「毒薬と老嬢」 チケット情報久本は藤原を「気さくで表裏のない男前で、華がある。私はその華に負けないように咲きたいです!(笑)」と話し、久本を「姉さん」と呼ぶ藤原は「愛のある笑いを持っている人。お肌つるつる、瞳キラキラでめちゃくちゃ美人です!」と互いの印象を語る。ブラックコメディを演じることについては「無理に笑わせるというより、クスッと笑ってもらえる技術が必要だと思います。ナチュラルに演じ切ることができれば」(久本)、「私にとっては大きなチャレンジです。学ぶこともたくさんあります。自分の持っているものと組み合わせて、新しいものを生み出していきたいです」(藤原)。今回、ふたりのセリフは関西弁で上演され、老姉妹による丁々発止のやりとりも大きな見どころだ。「ふたりとも関西人ですし、漫才とまではいきませんが、おもしろいものになるんじゃないかとワクワクしています」(久本)、「関西弁での舞台は初めてですが、故郷の言葉なのですごくうれしく楽しみです」(藤原)。物語には安楽死や高齢化社会への風刺がテーマに含まれ、初演から80年を経た今も色あせない。そんな作品の魅力について「作中にさらりと投げかけている“何が幸せなのか”や“命の大事さ”などのテーマは、時代を越えても変わらない共通したものだと思います。演じる意欲を掻き立てられ、やりがいのある舞台だと感じています」(久本)、「物事の考え方や価値観は人それぞれ。演じる側もお客様も、それぞれに感じることができるからこそ、長い間愛されてきた作品なんだと思います」(藤原)とそれぞれに語る。ふたりとも今作に挑む意欲は満々だ。「老若男女がさまざまなことを考えながら楽しめる作品です。なによりも『楽しかったなぁ』とお客様全員に思っていただける舞台にできれば」(久本)、「コロナ禍の制約の多い中、劇場へ足をお運びくださるお客様に少しでも楽しんでいただき、明るくなっていただけるように一生懸命につとめます。ぜひ、若い方にも観ていただきたいです!」(藤原)。公演は3月16日(水)~20日(日)の東京・新橋演舞場を皮切りに、3月26日(土)・27日(日)愛知・御園座、4月2日(土)福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月9日(土)・10日(日)北海道・道新ホール、4月16日(土)~24日(日)大阪・大阪松竹座を巡演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2022年03月03日司会者、タレント、女優、芸人と多方面で活躍中の久本雅美さん。自身のおひとりさまライフや恋愛と結婚への想い、仕事にかける情熱や家族とのつながりなどを記したエッセイ『みんな、本当はおひとりさま』が今、幅広い年齢層から大きな支持を受けています。インタビュー3回目では、年を重ねることで得られるものや未来につながる40代、50代の過ごし方などについてお聞きしました。★前回:久本雅美さんインタビュー「人生前向きに生きるコツは他人と比べないこと! 比べるなら昨日の自分」#2苦手な人と付き合うコツは自分が誠実であること――『みんな、本当はおひとりさま』の中では、苦手な人との関係を克服されたエピソードが紹介されています。ぜひ、苦手な人とうまく付き合うためのコツを教えていただきたいです。久本さん人間関係って大変ですよね。どう考えても自分と合わない人っていますもんね。でも、その人のことで悩んだり翻弄されたりして毎日がブルーになるのは苦しいし、悔しいことでもありますから。苦手な人に振り回されない自分を作っていくしかないんですよね。――そのためには、どうすればいいのでしょうか?久本さん強くなる、ということですね。といっても、我を張るとか、戦うという意味ではなくて、相手がどんな人であろうが、自分は誠実であろうと決めて貫いていくということ。例えば、自分から明るくあいさつをして、人として誠実に付き合っていけば、その人の良いところが見えてくるかもしれないですよね。そうはならなかったとしても、相手との関係がギクシャクする原因が見えてくれば、うまく包んで付き合うことだってできると思うんです。人を変えることは無理だけれど、自分の考え方や受け止め方を変えることはできるんですよね。年齢を重ねることでしか得られない輝きがある――特に女性は年を取ることをネガティブに考えがちだと思うのですが、久本さんは年齢をポジティブに捉えていらっしゃいます。それはなぜなのでしょうか?久本さん例えば芸能界では草笛光子さん、黒柳徹子さんなど、私の周りには年上でイキイキと輝いていらっしゃる方がたくさんいるんです。そうした方たちがその場にいらっしゃると、それだけで温かさや強さを感じられたり、気持ちが和んだり癒やされたりするんですよね。人間的な魅力にあふれる姿を見るたびに、「すてきだなぁ」って思うんです。だから私は、年齢を重ねれば重ねるほど輝くことが、人間としての勝利だなぁって感じているんですよね。5年後、10年後、20年後の自分はどう生きているんだろうと考えるたびに先輩方の姿と重ね合わせては、「私もいい年齢を重ねてすてきな人間になりたいなぁ」って思うんです。――年齢を重ねることには、どんなメリットがあるとお考えでしょうか?久本さん若さ特有の輝きやエネルギーって、絶対的なものですよね。でも、年齢を重ねることによって生じるパワーや魅力もあるんです。私、人生は60代、70代からだと思っているくらいですから。もちろん、体にガタがきていたり、瞬発力が弱くなったり、記憶力が衰えたりもするものですが、それ以上に生きていることのおもしろさってありますよね。例えば、「65歳から卓球を始めました」「70歳で登山に目覚めました」という方がいらっしゃいます。私も自分で自分に限界をつくらずにいろいろなことに取り組んでいきたいなぁって思うんです。そのためには健康でいることが一番ですから、ストレッチをしたり、トレーニングをしたり、体を温めたりと体を気づかっているんですね。たくさん悩んだ経験が人間的な魅力につながる――体も心も揺らぎやすいウーマンカレンダー世代の女性が、久本さんのように元気に過ごしていくためのヒントを知りたいです。久本さん若さというアイテムが外れた30代から40代、50代にかけて「自分はどう生きたいのか?」とちゃんと悩んだ人は、その過程で培ったものが年齢とともに内側からにじみ出る輝きとなって表れると思うんです。例えば、おしゃべりをすることが苦手な人は、コミュニケーションがうまく取れないことや、自分の考えや気持ちをうまく言葉にできないことに悩むかもしれません。でも、たくさん悩んで自分のなかの自分と戦ううちに、人の話をじょうずに聞けるようになったり、その場にいるだけで和やかな雰囲気の人になっていくと思うんです。それが人間的な魅力や女性としての魅力につながっていきますから、のびのびと自分らしく生きて欲しいですね。――ご自身の経験を踏まえてのお言葉には、説得力があります。久本さんまぁ、私もバカなところもあるし、ボーっとしてるところも、情けないところもいっぱいありますから。こうして話しながら、自分自身にも言い聞かせているんです(笑)。<久本雅美さんプロフィール>1958年大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に演出家の喰始、柴田理恵らと劇団『WAHAHA本舗』を結成。軽妙なトークで人気を博し、『秘密のケンミンSHOW極』『ヒルナンデス!』(ともに日本テレビ系)など、数多くのバラエティ番組やドラマに出演。最新刊に『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)<著書>『みんな、本当はおひとりさま』久本雅美著/幻冬舎1300円+税★関連記事:久本雅美さんインタビュー「40代のころは飲めや歌えやの大騒ぎでした」#1★関連記事:乳がんで右乳房を全摘。だいたひかるさんインタビュー「抗がん剤治療中、太らないようにサウナスーツでレンタルDVD店へ(笑)」#2★関連記事:室井佑月さんインタビュー「シングルマザーだった35歳のとき、膵臓に腫瘍が見つかった」#1著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2022年02月12日司会者、タレント、女優、芸人と多方面で活躍中の久本雅美さん。自身のおひとりさまライフや恋愛と結婚への想い、仕事にかける情熱や家族とのつながりなどを記したエッセイ『みんな、本当はおひとりさま』が今、幅広い年齢層から大きな支持を受けています。インタビュー2回目では、健康を保つための体のケアや心構えについてお聞きしました。★前回:久本雅美さんインタビュー「40代のころは飲めや歌えやの大騒ぎでした」#1起床後と就寝前には軽いストレッチをするのが日課――更年期から今にいたるまで元気に過ごされている秘訣をうかがいたいです。久本さん40代のころから週に一度、整体サロンに通って体の歪みを矯正したり、凝り固まった筋肉をほぐしてもらうようになりました。心身の不調に悩むことなく更年期を過ごすことができたのは、整体サロンで自分の体と向き合う時間を作っていたおかげかもしれないです。――他にはどんなことをなさっているのでしょうか?久本さん週に一度のペースでパーソナルトレーナーさんについて筋トレをしています。といっても過激なトレーニングではないんです。けがをしない体を作るのが目的なので、ストレッチのような動きを中心に無理なく運動をしています。――ご自宅ではどんなケアをしているのでしょうか?久本さん軽いストレッチをするくらいですね。朝起きたら背伸びをしたり、体を左右にひねったり、あお向けになって手足を伸ばして全身のストレッチをします。寝る前には開脚をして体を横に倒して体側を伸ばしたり、あお向けになって背筋を伸ばしたり、起き上がって首を回したり。どちらも3~4分程度で終わる簡単なストレッチなのですが、続けていると調子がいいんです。冷え性改善のために朝と夜、湯舟に浸かる――いつも元気な印象の久本さんですが、体調で気になることはあったりするのでしょうか?久本さん年に一度、人間ドックと婦人科健診を受けていまして、特に心配なことはないですし大病をしたこともないんです。ただ、冷え性は気になっていますね。体を温めるために、朝と夜はお風呂に入ります。朝は時間がないので湯船に浸かるのは5~6分。私はもともとカラスの行水なのですが、夜は10~15分はお風呂に首までちゃんと浸かるようにしています。朝は起きたら白湯を飲んで体を内側からも温めます。仕事では冷たいものを飲んだり食べたりすることもあるのですが、普段は冷たいものはとらないようにしています。あと、足首にはレッグウォーマーをつけて、夏でもかわいい腹巻きを常に着けているんです。――久本さんが元気でいらっしゃるのは、日々の努力の賜物なのですね。久本さん私がしていることは本当にささいなことなので、努力のうちに入るかどうかはわからないのですが……。でも、体は気づかっていますね。実は50代後半になってから、舞台に立っているときに息が切れるようになったんです。周りのメンバーのなかには、けがや病気をした人もいますしね。健康の大切さを実感するようになったので、自分なりに調子を整えるようにました。自分が元気じゃないと、舞台やテレビを見てくれる人たちに元気を与えることができませんから。他人と自分を比べずに、比べるなら昨日の自分――若々しいお肌の秘訣もぜひ、教えていただきたいです。久本さん基本的に面倒くさがり屋なので、美容のためのケアは続いたことがないんです。お化粧自体を煩わしいと思うタイプなもので、仕事が終わったらすぐにメイクを落とします。そのあとに洗顔をするのですが、気を付けているのは顔を拭くときにはゴシゴシこすらず、タオルを押し当てて水滴を取ることくらいで、ほとんどお手入れをしていないんです。まぁ、こんなふうに私が美容を語っても「お前が言うな」って感じですよねぇ(笑)。――タオルで顔をこすらないこと以外で、「これをしないようにしよう」と気を付けていることがありましたら教えてください。久本さん他人と自分を比べないということですね。比べるなら昨日の自分と今日の自分。人と比べて落ち込んでいるなら、昨日の自分と比較したほうがずっと前向きになれると思うんです。あと、最近気を付けているのは、信号が点滅しているときに横断歩道を走って渡らないようにすることです。先日、横断歩道を走っている最中に転んでしまってえらい目に遭ったんです。60歳を過ぎて地面に叩きつけられるときの痛さとつらさときたら、言葉では言い表せません。それ以来、「信号がチカチカしていたら次の信号まで待つ!」と心に決めています(笑)。次回は、年を重ねることで得られるものや未来につながる40代、50代の過ごし方などについてお話をうかがいます。<久本雅美さんプロフィール>1958年大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に演出家の喰始、柴田理恵らと劇団『WAHAHA本舗』を結成。軽妙なトークで人気を博し、『秘密のケンミンSHOW極』『ヒルナンデス!』(ともに日本テレビ系)など、数多くのバラエティ番組やドラマに出演。最新刊に『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)<著書>『みんな、本当はおひとりさま』久本雅美著/幻冬舎1300円+税著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2022年02月08日司会者、タレント、女優、芸人と多方面で活躍中の久本雅美さん。自身のおひとりさまライフや恋愛と結婚への想い、仕事にかける情熱や家族とのつながりなどを記したエッセイ『みんな、本当はおひとりさま』が今、幅広い年齢層から大きな支持を受けています。インタビュー1回目では、普段の生活ぶりや更年期の時期の体の変化などについてお聞きしました。自由である分、責任を持たないといけない――『みんな、本当はおひとりさま』というタイトルは、胸に刺さる言葉です。久本さん私自身、気付けば63歳になっていて、この年までひとりでした。でも、寂しくもなければ不幸せでもないですし。結婚していようがしていまいが、子どもがいようがいまいが、自分の人生を切り拓いていくのは自分にしかできないので、『みんな、本当はおひとりさま』を通して、私のこれまでの生き方を知ってもらうことで、皆さんに元気になってもらえたらいいなぁと思っているんです。――久本さんが「独り身って、やっぱり気楽でいいなぁ」と思うのは、どんなときでしょうか?久本さん自分の時間を自由に使えることのありがたさは、常日ごろから感じています。好きなときにごはんを食べて、好きなときに寝て、好きなときにテレビを見て。自分のリズムを好きなように作っていけるのがひとり暮らしの醍醐味ですよね。まぁ、だからいまだに独身なのかもしれないですけど(笑)。――ということは、起床時間や就寝時間も日によって違うのでしょうか?久本さんこれくらいの年になると、寝る時間も起きる時間もだいたい決まってくるんですね。夜は12時半過ぎには寝て、朝は遅くとも8時までには起きます。すべてが自由だからといって、ダラダラと過ごすわけではないんですね。自分がどう生きて、どのような価値ある生き方をしてくか。自由というのは自分で自分に責任を持たないといけない部分が大きいですし、時間を無駄にしたくないという気持ちが強いんです。――メリハリのある生活を送られていらっしゃるのですね。久本さん私はすべてのことに意味があると思っているんですね。だから、ダラダラするのにも、ボーっとするのにも意味がある。ただ、無駄が嫌いな性格ということもありまして、朝起きてから夕方まで何もしない、という日はないんです。1日家で過ごすとしても、映画やお芝居のDVDを見たり、本を読んだり、Zoomで友だちとおしゃべりしたりと、とにかくいつも何かをしていますね。40代は若く、50代もまだまだ元気な年代――逆に、「独りだと心細いな……」と感じる瞬間もあるのでしょうか?久本さんもちろん、ありますよ~。例えば、ジャムの瓶が開かないときとか、ワインのコルクが抜けないときとか。私は電気系統がさっぱりわからないので、テレビや家電のちょっとしたトラブルにも困ります。あとはやはり、地震が起きたりすると心細さを感じますね。でも、喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプなものですから。まわりに妹や友だちがいますし、みんなで励まし合いながら生きています。――ウーマンカレンダー世代の40代、50代のころには、どのような生き方をしていたのでしょうか?久本さん今は人生100年時代ですから、40代、50代は折り返し地点ともいえる年代ですよね。63歳の今、思うのは、40代はめちゃくちゃ若いということです。体も動くし、走れるし、頑張れます。実際、40代のころの私は毎日、バリバリ動いていましたし、お酒もガンガン飲んでました。20代、30代のころに比べれば無茶はできなくなりましたけど、打ち上げとなったら「朝まで行こうよ!」くらいの勢いはありましたね。50歳を過ぎても元気でしたが、50代半ばごろからは体のことを考えて2時過ぎくらいには引き上げるようになり、60代の今はその日のうちに帰ります。まぁ、年に1回くらいは、ハメを外して朝までガンガン行くこともありますけどね(笑)。48歳のときに子宮筋腫の手術を受けた――ちなみに、更年期の年代はどのように過ごされていたのでしょうか?久本さんありがたいことに、私の場合、更年期症状の経験がほとんどないんです。ホットフラッシュというのかな? 体が急に暑くなることは3~4回くらいはありました。でも、すぐに治まったので暑さや汗に悩むこともなかったんです。――更年期のころの生理の状態はいかがでしたでしょうか?久本さんもともと生理不順だったこともあり、あまり悩むこともなく、いつの間にか閉経していました。ただ、48歳のときに子宮筋腫が見つかったころはつらかったですね。出血量が多く、貧血気味になることもありました。――子宮筋腫は手術を受けたのでしょうか?久本さん腹腔鏡手術だったので2泊3日の入院で済みましたし、回復も早かったですね。この子宮筋腫が更年期の時期で一番大変だったかもしれないです。次回は、健康を保つための体のケアや心構えについてお話をうかがいます。<久本雅美さんプロフィール>1958年大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に演出家の喰始、柴田理恵らと劇団『WAHAHA本舗』を結成。軽妙なトークで人気を博し、『秘密のケンミンSHOW極』『ヒルナンデス!』(ともに日本テレビ系)など、数多くのバラエティ番組やドラマに出演。最新刊に『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)<著書>『みんな、本当はおひとりさま』久本雅美著/幻冬舎1300円+税著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2022年02月05日京都・南座の新春恒例「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」が1月2日(日)から開幕するのを前に取材会が行われ、渋谷天外、藤山扇治郎、ゲストの久本雅美ら出演者7名が登壇した。「お正月なので衣装代も奮発して、時代劇の“まげもの”2本をパーンと打ち上げます!」と威勢のいい天外に、久本も「お芝居観に来たなという贅沢感が味わえる」と続き、早くも一致団結のムードが漂う。出演者が五・七・五のカルタで意気込みを語るなど、お正月らしい趣向で盛り上げた。「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」チケット情報一本目は「藤山寛美二十快笑」にも選出される『お種と仙太郎』。嫁姑問題を描いた人情喜劇を扇治郎と久本の共演で贈る。扇治郎は「お風呂場とかでよく、久本姉さんこれやりはったらいいのにとかひとりで考えるんです。その5本の候補のうち、1本がこれでした」とドンピシャの配役に喜ぶ。観客には自粛疲れを思いやり「来年は劇場に足を運んでもらって。僕と久本さんでやる人情喜劇でホロリと沁みていただけたら嬉しいなと思います」久本は「扇ちゃんがお風呂場でも私のことを考えてくれてたなんて。気色悪いけど、嬉しいです(笑)」と冗談めかしつつ、姑役は藤山寛美をはじめ代々男優が演じてきただけに「緊張します」と続ける。「男性が女性を演じる時点でひとつ面白さが加わっているので、それを女性が演じるとなると本当に難しいお役やと思います。ほんまはええ家族なんやなと思ってもらえるように、可愛げがある意地悪ばあさんでありたい」と語る。二本目は松竹新喜劇随一の爆笑喜劇『お祭り提灯』。このたび、39年ぶりに曽我廼家の名跡を継承した曽我廼家一蝶、いろは、桃太郎ら若手が大役に挑む意欲作だ。提灯屋、徳兵衛役の一蝶は先輩らに「熱量だけは負けたくない」と気合十分。扇治郎を中心に「劇団の新たな屋台骨となれるよう精進したい」とやる気をみなぎらせる。11月の襲名披露公演では観客の拍手が胸に沁みたと言ういろはは1『お種と仙太郎』で嫁のお種、『お祭り提灯』で徳兵衛の妹役に挑む。「お種は素直で謙虚な娘だと思うので、私も初心を忘れず素直な気持ちで成長できるように頑張ります」。桃太郎は、藤山寛美の十八番でもある提灯屋の丁稚役に抜擢され「恐ろしさに身震いしました」と驚嘆しながらも、「共演の方々の力を借りつつ、いい意味で期待を裏切りたい」と覇気を見せた。取材会では、カルタの五・七・五で「なんでかな おちょやん出たのに 気づかれず」と朝ドラ『おちょやん』出演という今年のハイライトをユーモアたっぷりに振り返ったのは渋谷天笑。同じく次代を担う若手の一員として「南座の公演を頑張って、街で声をかけられる人間になりたい」と活躍を誓う。仲間の援護も頼もしい扇治郎は、来年は寅年で年男。「松竹新喜劇をまた観たいと思っていただけるよう、お客様のハートに噛みついて離さぬよう精進したい」と決意を語った。公演は1月2日(日)から10日(月・祝)まで南座にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月22日「ひとりが長かったせいか、長時間みんなでいると、逆にひとりになりたいと思ってまう(笑)」そう話すのは、今年で芸能生活40周年のベテラン女性芸人で、最新著書『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)が発売中の久本雅美さん(63)。「最近は、ひとりでゆっくり家のお風呂で朝ドラの『カムカムエヴリバディ』(NHK)を見ることにハマっています。湯船につかる時間が15分ぐらいなんで、ちょうどよくて」(久本さん・以下同)20〜30代のころは、舞台が終われば舞台仲間の古田新太(56)や池田成志(59)らと毎晩、朝まで浴びるように酒を飲んでいたという。「若いころ飲んでいた人たちとはめっきり飲む機会が減ってしまいましたが、今でも近所の友達や劇団の後輩とは飲んだりしています。昨日は舞台をやっていた富山県から帰ってきたあと、昼間に3時間ぐらい整体に行って、その後、家の近くの創作フレンチレストランで、近所の友達とご飯を食べました。自分が売れていないころから応援してくれている大切な人たちです」気の置けない仲間とワイワイ飲んで笑って楽しんでいるのがいちばんストレスがたまらないし、寂しくないのだそう。「でもそれがダメなんです。昔、(島田)紳助兄さんに言われたことがあって。『お前が結婚できないのは劇団の後輩がいることと、友達が多いせいや』って。要は周りを固めることで、ひとりでも満足できてしまってるんです。いわば“おひとりさま”の要塞ができあがってて……おかしな建物を建ててもうたな(笑)」毎週『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にも出演し、キレのあるコメントで盛り上げている久本さん。還暦を過ぎてもイキイキしている秘訣とは?「人と会うことが私を元気にさせてくれます。誰かと会うのはエネルギーがいるけど、それ以上に自分もエネルギーをもらって帰る気がするんです。家で好きなことをしている人も、それはそれでいいと思います。ただ、それだけじゃなく、誰かと会って何かをするということも大事じゃないかと」■劇団仲間とのシェアハウスは夢かも久本さん自身も、自分から友人を誘うようにしているという。「私は『夏やな、ビール飲もか』『寒いな、鍋やろか』って声掛けますもん。あとはLINEで暑中見舞いを送ったり、年賀状書いたりと、何かとこっちから発信するように心がけています」仲間のなかでも特に親交が深いのが「WAHAHA本舗」の柴田理恵さん(62)だ。じつは以前、柴田さんにインタビューした際、「『WAHAHA本舗の老人ホーム』を作って劇団のみんなでそこに入りたい!」という話を伺った。さらにその「老人ホーム」を「独身でお金持ちの久本さんに建ててほしい」と。そのことをぶつけてみるとーー。「マジですか?断ります(笑)。ただ、『シェアハウス』は夢見ます。気楽な人たちと一緒にいたいから。WAHAHAのメンバーは気が楽だけど後輩はどう思うかな。数十年後、70代の後輩たちが80代の私に『久本先輩のおむつを替えんと。誰が行くの?』なんてもめたりして(笑)」■久本雅美「孤独死も腹をくくっています」そうはいっても御年63歳。老後への不安はないのだろうか。「一人でいるときに突然倒れても、そうなったら、しゃあないでしょ。孤独死も腹をくくっているんです。ずっと独身だから、今では『ひとりで背中に湿布を貼る方法』まで身につけてしまいましたからね。『寂しいから』とか、『そばにいてもらったら安心』という理由だけでは結婚はできない。もし相手のことを本当に好きじゃなかったら『クチャクチャ食べて』とか『トイレの便座上げっぱなしや』とかストレスがたまるでしょ(笑)。尊敬と愛情があってこそ、その辺は乗り越えられると思うんです」テレビ番組での“結婚したい”発言も多い久本さんだが、本心は同世代の女性や女性芸人の結婚の知らせを聞いても嫉妬することはないという。「正直、今すぐ結婚したいという気持ちはありません。人と比べる必要もないと思っていますし……。だから先日、すみれさんの結婚を聞いたときも、素直に『うれしい!おめでとう!』という気持ちでいっぱいになりました。ただ、このまま結婚しないと自分がわがままになるのではという心配もあるんです。結婚すると、何でも思いどおりというわけにはいかないから、人としての器が大きくなりそう。そこへの興味はあります(笑)」久本さんの理想の結婚相手に変化はあったのだろうか?「以前は年下の若いコが好きだったけど、今は落ち着きがあって、私の好きなようにさせてくれる人がいい。芸能界でいうと竹野内豊。あ、結局若いコや(笑)。ほかには、生活リズムが合う人がいいですね。私が『眠たいな』って言ったら向こうも『眠たいな』って返してくれるような。それを『え?22時で寝るの?嘘でしょ?まだまだ夜中まで遊ぼうよ!』って言われたら私は1カ月で死んじゃうからね(笑)」■後輩にいじられる先輩でありたい“おひとりさま”をめいっぱい満喫している久本さんに70代、80代の目標を聞いた。「お仕事でいえば黒柳徹子さん。80歳を超えても自分の番組を持ち続けているのがすごい!この前も、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でジャニーズの『なにわ男子』としゃべってましたよ。『誰か意見のある人は手を挙げて』って、挙手を促したりして(笑)」プライベートでは、“後輩にいじられてみんなから愛されるかわいい女性”が理想だと話す。「“おひとりさま”といっても人間ひとりで生きているわけではないので。どれだけ周りに支えてくれる人がいるかが大切。そんな宝のような人が来てくれる自分でありたい。そう思っていれば、いつか竹野内豊が寄って来ると思います(笑)」(取材・文:インタビューマン山下)
2021年12月10日コロナ禍で前公演が延期され、4年ぶりの開催となったワハハ本舗全体公演。『王と花魁』は10月末から全国14か所20公演のツアーがスタートした。関西では11月に堺と神戸で、12月に大阪で上演される。構成・演出の喰始のもと、おなじみの柴田理恵や久本雅美、梅垣義明らが「笑わせるためには何でもする!」と総力を結集するエンタテインメントショーだ。「やっと舞台ができる喜びでいっぱい、またお客様に会えるという楽しみでいっぱいです」と語る久本雅美が稽古中に来阪、取材会でその熱い思いを語った。WAHAHA本舗PRESENTS WAHAHA本舗全体公演「王と花魁」チケット情報「ワハハ本舗は私そのもの、自分の原点。私たち自身がワハハ本舗の世界を大好きなんです」と久本。今回は“日本の芸能”をコンセプトに、花魁ジャズや歌舞伎ミュージカルなど、ワハハならではのパフォーマンスを披露する。久本は、柴田とふたりのシーンで応援団を組み「皆さんにエールを送れるようなネタをやろう」と柴田の家で一緒にアイデアを練ったと言う。「ワハハ本舗は町の中華屋さん。『わぁ~、いつもの味やわ!』というネタが目白押しです」と、待ちこがれるファンを喜ばせる。「4年間できなかったこの思いをぶちまけて、お客さんに何としても喜んでもらいたいと思っています」。しかし、客席で踊ったり観客を舞台に引き上げたり、ワハハ本舗の真骨頂と言える観客参加型の演目はコロナ禍で封印。その代わりに“マスク de エール~舞台にエールを!~”を企画した。会場にマスクとペンが用意され、思いを書いた観客のマスク姿を撮影、エンディング前に泉谷しげるが作った曲とともにその映像を映し出す。ポスター中央に大きく写る泉谷だが、出演はない。創立メンバーは皆60歳を超え、喰始は「いつまでもあると思うな、ワハハ本舗」とコメント。「1回も観たことがない人に観てほしい」と言う。「ワハハ本舗は、下ネタや過激なネタが多いというイメージがあると思いますが、それは裏切らないです(笑)。でも、ファンタジーのネタもあればグッとくるようなネタも取り揃え、おもちゃ箱をひっくり返したようないろんなパフォーマンスが次から次へ出てくる唯一無二の劇団。私や柴田さんとか、テレビでできないことを舞台でやり倒してますしね。特に私は下ネタが多い。別に下ネタ担当ではないですが(笑)。観たことのない人には、そんな知らない世界を味わって楽しんでいただきたい。とにかく笑ってイヤなこと忘れて、元気になっていただきたいと心から思っています。ぜひ、劇場へ遊びに来てください!」。公演は、11月13日(土)堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)) 大ホール、14日(日)神戸国際会館こくさいホール、12月3日(金)から5日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2021年11月10日昨年、公演延期となったWAHAHA(以下:ワハハ)本舗全体公演『王と花魁』全国ツアーの開催が決定。構成・演出の喰始、キャストの柴田理恵、久本雅美、梅垣義明に現在進行形の想いを尋ねた。ピリオドを打った『ラスト3~最終伝説~』から4年ぶりの全体公演となる本作。枠にとらわれることのない多彩なパフォーマンスで客席に全力の笑いを届ける。延期が決まっても喰は「中止は念頭になく絶対にリベンジしたかった」と語り、その言葉に柴田・久本・梅垣の3人も頷く。ワハハ本舗の特徴といえば、“過剰”ともいえる客席とのコミュニケーション。「ろくでなし」を歌って鼻から豆を飛ばし、「愛の讃歌」でステージを降り観客をハグしにかかる梅垣の芸に代表され、これを目当てに訪れる人も多い。しかしコロナ禍では“濃厚接触”。得意技を封じられた一同はどうやって客席を魅了するのか。そう聞くと、喰は「梅垣は今までお客さんをひどい目に遭わせてきたけど、今度は梅垣がひどい目に遭う番」とほくそ笑む。制限を逆手に取った笑いを追求する一方で、無観客配信を行った梅垣は画面の向こうにいる観客の反応がわからない心もとなさを経験した。「自分がいかにお客さんから助けられてきたか、コロナ禍で“観客の力”を実感しました」と語ると、喰は「今回のお客さんはおかしくても笑い転げるのは難しいから、マスク上でアピールしてもらう?」とその場でアイディアを出す。一度目の緊急事態宣言が明けてから、さまざまな舞台を観に行った柴田は「ワハハみたく底が抜けたような笑いって今見かけないよね」とひと言。「だからこそ我々がやる意義は大きいんじゃないかな」と万全の対策で観客を迎える覚悟を語る。久本も「私たちを待ってくださっているお客さんの存在を感じています」と続き、「その気持ちに応えて全力で“バカ”やる所存です!」と意気込んだ。最後に喰は「エンターテインメントは精神のワクチン。接種の無理強いはしません。でもワクチンを体に入れて心が軽くなるのであれば、ぜひお越しください」「我々も年齢を重ねましたから。いつまでもあると思うな、ワハハ本舗ですよ」と呼びかけ、インタビューを結んだ。なお、取材中に喰が思いついた案は「マスクdeエール」プロジェクトとして進行中だ。演劇人に対するメッセージを寄せたマスクの着用姿を写真・動画に収めてワハハ本舗に送ると応援動画として編集され、劇中や記者発表イベントにて上映されるという。BGMには『王と花魁』応援隊長・泉谷しげるが書き下ろしたオリジナル楽曲が予定されている。公演は10月28日(木)~31日(日)に東京・新宿文化センター 大ホールで行われたあと、11・12月に全国12会場を巡演する。取材・文:岡山朋代
2021年05月07日久本雅美(62)、柴田理恵(62)などが所属するWAHAHA本舗の代表取締役社長で、演出家でもある喰始氏(たべ はじめ、73)。昨年5月に開催予定だった喰氏が構成・演出を務めるWAHAHA本舗の全体公演「王と花魁」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期になっていた。その公演が日程を改めて、2021年10月28日から東京公演を皮切りに全国ツアーが決定。そこでインタビューマン山下が喰氏に話を聞いた。――公演はまだ半年先とはいえコロナ禍での開催になると思われます。その辺りは構成・演出に影響はありますか?影響というかコロナを逆手にとりたいとは思いますね。例えば梅垣(義明、61)の場合は鼻から豆を客席に向けて飛ばしたり、いつもお客さんを巻き込む芸なんです。でもさすがに今の時期はそれができないので、逆に梅垣がひどい目に合うと言うふうな方向性に切り替えたり、基本的にはどんなこともプラスに取り込んじゃう考えです。――コロナ禍だからこそできるネタを考えるということですね。そうですね。これはやるか、やらないかは別にして例えば梅垣が全裸にたくさんのマスクで体中を覆いつくしてミイラ男みたいに出てくるとか。そういった案を稽古場で1度やってみて面白ければやるし、だめならボツと言う感じで作っていくんです。■「ブリーフじゃなくて海パンにしなさい」と猫ひろしに――今となっては梅垣さんの代表作、歌いながら鼻から豆を飛ばす芸は喰さんの助言から生まれたと梅垣さんからお聞きしました。猫ひろしさん(43)にもターニングポイントとなる喰さんの助言があったそうですが。僕のところに猫ひろしがネタ見せに来た時はWAHAHA本舗所属じゃなくてまだ地下芸人だったんですよ。猫ひろしはいい所と悪い所、半分半分だったんですが、僕は面白いと思ったからライブに出したんです。それで彼がWAHAHA本舗に入りたいと言うから入れるのに条件を出しました。「ネタはそのままでいいけどアングラな地下芸人という世界に行って、それを喜んで武器にしてはいけない。地下と言って開き直るのはやめなさい」と。――地下の猫ひろしさんを喰さんが地上に上げたんですね。その当時はブリーフでネタをやってたんですよ。それも止めさせて「海水パンツに替えなさい」と言いました。――“地上”では見た目からもっとポップにしなさいということですね。喰さんはWAHAHA本舗のメンバー以外の芸人さんにも多くの助言をしているとお聞きします。ぺこぱの松陰寺太勇さん(37)の衣装なんかもそうなんですよね。当時、松陰寺君はスーツを着てビジュアル系バンドのキャラのネタをやってたんです。僕はそれだったらキャラやネタはそのままでいいからビジュアル系がやらない着物の方がいいんじゃないかと言いました。――今はスーツに戻りましたがメディアに出始めの頃の松陰寺さんは深夜番組に着物で出演していました。その後に着物を止めて売れたから俺のアドバイスがダメみたいになってるけど、その当時はある程度ウケて仕事が入ったらしいですよ(笑)。――存じています(笑)。松陰寺さん本人も「そこからお客さんのウケがどんどん良くなった」と感謝していました。ナイツさんにも助言したそうですが。ナイツはネタ見せに来たんだけど、その時にネタを飛ばしちゃったんですよ。でもそこからやったアドリブの方が面白かったの。だから「それができるんだったら別に台本通りやらなくていいよ。漫才は台本が無いように見えるのが面白いわけだから。ネタが飛んだら飛んだでやって行くのがライブのおもしろさだし、台本なんか気にせずにぶち壊せばいいんだよ」って。――塙宣之さん(42)はその助言で1つ上の段階に行けたとラジオでおっしゃってました。■「髭男爵なんだからひぐち君は執事の格好すべきでしょ」――髭男爵さんにも助言したそうですね。髭男爵がネタ見せに来た時は山田(ルイ53世)君(45)はすでに今の形だったんだけど、ひぐち君は普通のスーツだったの。それで「山田君を男爵と呼ぶんだったらひぐち君(47)は執事の格好になるべきでしょ。立場をはっきり見せないとダメですよ」と。そしたら変わったの。――カンニング竹山さん(49)もネタ見せに来たそうですが。コンビ時代に来ましたね。その時に竹山君のキレ芸に「もっと毒づいて客を敵に回すぐらい言った方がいいよ。それでただ怒るんじゃなくて本質をついたような批判をしないとつまんないよ」って。――皆さん喰さんの助言を聞いて活躍されてますね。僕のスタンスは「余計なお世話なことを言うよ。聞きたい?聞きたいなら言うよ」という感じです。それで単純に思いついたことを言ってるだけで、それをやるかやらないかは本人次第。――最後に喰さんから読者の皆さんにも何か助言をいただけますか?コロナもそうですが今はどうなるかわからないという時代です。ですから来年の我々の公演もあるかどうかわからないんです。僕が一番思うのはWAHAHA本舗をまだ見たことがない人に公演を見に来てもらいたい。いつでも見れると皆さん思わないでください。劇団はいつ無くなるかわかりませんよ。だから無くなる前に1回は見に来てください。「いつまでも、あると思うなWAHAHA本舗」(笑)。【取材・文】インタビューマン山下1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・ライター・お笑いジャーナリスト
2021年03月20日2021年3月13日に放送されたバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に、お笑いタレントの明石家さんまさんがゲスト出演。お笑いタレントの吉住さんに送った言葉に、反響が上がっています。明石家さんま「その日が頂点」吉住さんといえば、2020年に開催された第4回『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝し、ブレイクを果たしました。実はネガティブな性格で、テレビ番組の収録が決まったら、プレッシャーのために撮影収録まで「当日が来てほしくない」と憂うつな気持ちで過ごしてしまうのだとか。ネガティブ思考になりやすいことに悩む吉住さんに対し、明石家さんはこうアドバイスを送りました。ネガティブ、ポジティブという言葉を、彼女(吉住さん)から取ったほうがいい。言葉があるからややこしいんやな、人は。『幸せ』っていう字も邪魔やな。それでなんかうろちょろしとるわ、みんな。「幸せになりたい」とか。幸せっていう文字を作ったのも人やから。メレンゲの気持ちーより引用吉住さんの状況を「人が作った言葉に踊らされている」と指摘した明石家さん。自身も27歳くらいまでは周囲の反応に左右され、「ああすればよかった」「こっちが正解だったかも」と落ち込むことがあったといいます。しかし、28歳からは考え方を変えて、自分が持つ笑いのスタイルを認めた結果、周りに振り回されることがなくなったそうです。明石家さんは、吉住さんに「見る人によって好き嫌いはあるから、自分の笑いを過保護にして甘やかしたほうがいい」と声をかけます。さらに、番組のMCを務める久本雅美さんから、ストレスの発散方法を聞かれた明石家さんは、こう答えました。ストレスはたまらない。だから、自分を過大評価していないってことやねん、結局は。「俺はできる」「できた」って思うからストレスやろ。違う。その日が頂点やから。その日できなかったことは、どうしようもない。メレンゲの気持ちーより引用明石家さんは、仕事の収録がある時に、いつも「その日が頂点」だと思って取り組んでいるのだそうです。その日にできたことが自分の実力ととらえ、過大評価せず、失敗などは後に引きずらないという考えを明かしました。明石家さんの考え方に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。・なるほど…。めっちゃためになる。・さんまさんのマインドを見習いたい。・「その日が頂点」だからこそ、過大評価しないで取り組むって、素敵な考え方。吉住さんのように「仕事で失敗したくない」「結果を残したい」と感じている人にとって、過度なプレッシャーはストレスになります。小さな経験を積み重ねて、人は成長していくもの。ありのままの実力で挑んだ1日が、未来の自分を作るのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月15日久本雅美(62)が総合司会を務めるトーク番組「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)が来年3月で終了すると報じられた。スポニチアネックスによるとテレビ局関係者は「節目の25年を前に、新鮮さを求めての決断。番組としての役目は十分に果たした」といい、「新たな番組に良い形でバトンを渡したい」と明かしたという。96年4月にスタートした「メレンゲの気持ち」。四半世紀にわたって、久本は“土曜日の昼の顔”を務めてきた。そんな彼女は本誌16年10月18日号に登場し、番組とともに歩んできた日々を回想している。数々の著名人たちとの名トークを繰り広げてきた久本は、初対面でも打ち解ける秘訣をこう明かしている。「初対面の方とお話しする機会はとても多いですね。そんなとき、まず出演ゲストの『素敵だな』と思うところに目を向けて話を始めるようにしています」「挨拶は大切ですね。私も“笑顔で・元気よく・爽やかに”挨拶することを心がけています。一言挨拶を交わすだけで、その場の空気がきれいに流れていくと思います」脇を固めるMCメンバーの話術も、同番組の魅力の1つ。同号で久本はHey! Say! JUMP・伊野尾慧(30)について「お笑いのセンスもあるし気取りもなく自然体ですごくいい。癒し系です」と、そしていとうあさこ(50)に対しても「気配りができて、私を立てながらもしっかりと自分の役割を果たしてくれる素晴らしい人です」と大絶賛していた。そんな優秀な共演者に囲まれた久本は18年12月、「優秀なスタッフに恵まれて自由に楽しくやらせていただいています。これからは皆さんに恩を返していきたいですね」と本誌を通して番組にも賛辞を送っている。オファーを受けた当時38歳だった久本も18年7月にはついに還暦を迎えた。還暦直前に応じた本誌のインタビューでは「草笛光子さんなんか、84歳という年齢にもかかわらずあの美しさで、ファッショナブル。80歳超えても自分の番組を持っていらっしゃる黒柳徹子さん(87)にも憧れていて、私も『やれるところまでやったろう』と思って」と意気込んでいた。「いつまでも若々しい久本さんにとって、WAHAHA本舗の舞台上から見るお客さんの笑顔が元気のエネルギーだといいます。また仕事を通して、多くの人に会うことこそ健康の秘訣だとも。久本さんには“朝ドラに出演する”という大きな夢があります。それを叶えるまで『芸能界はやめられへん!』と意気込んでいます」(スポーツ紙記者)還暦以降も挑戦に燃える久本。看板番組が有終の美を迎えても、まだまだ活躍は続きそうだ。
2020年10月20日2020年8月28日に放送されたバラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演した、モデルのSHELLYさん。共演者であるお笑いタレントの久本雅美さん、河北麻友子さんとともに、世間で話題になっているレシピ本の料理作りに挑戦しました。調理の際に、SHELLYさんが口にした発言が注目を集めています。SHELLY「料理してるか、聞かれるのが嫌」番組では、レシピ本の中から丸めたり揚げたりせずにできるコロッケ作りに、SHELLYさんが挑戦しました。「家でコロッケを作ったことがある?」という質問に対し、SHELLYさんは…。作るかぁ!コロッケはね、買って帰るものですよ。ヒルナンデス!ーより引用コロッケを1から手作りしようとすると、野菜を切って炒め、衣をつけて揚げるなど、工程が多くて手間がかかるものです。SHELLYさんの発言に対し、スタジオで番組の司会を務める南原清隆さんは…。そうか…!勉強になった。ヒルナンデス!ーより引用そう納得したようにうなずき、SHELLYさんの考えを肯定しました。野菜の切り方を指摘されたSHELLYが…番組中、SHELLYさんが調理する様子を見ていた久本さんや河北さんは「ジャガイモの皮はむかないの?」「ひと口大って、その切り方で合ってる?」と、さまざまな指摘をします。2人の指摘にSHELLYさんは「小言が多い!自分でやれよ」と反撃し、次のような想いを述べました。だから私テレビで料理するの嫌いなの。みんなうるせぇこというから。結婚とかした日には、もう超うるせぇから。そもそもね、なんで結婚すると「え?料理してるの?」って聞かれなきゃいけないのって超思う。男の俳優に聞かねぇだろ!ヒルナンデス!ーより引用SHELLYさんの発言に、共演者も思い当たる節があったのでしょう。スタジオでは、南原さんを始めとする出演者たちから「素晴らしい」「確かに…」といった声が続出しました。番組を見た視聴者からは、絶賛の声が上がっています。・分かる。コロッケは買って帰るものだよね。・最高すぎる!よくぞいってくれた。・さすがSHELLYさん!こういう考え方をする人と結婚したい。・南原さんが、茶化したり否定したりせず、素直に「勉強になる」といっていたのも素敵。性別や立場に関係なく家事を行う人は増えていますが、古くからある「料理は女性がするもの」という風潮は根強いものです。SHELLYさんの訴えは、多くの人の共感を得ました。[文・構成/grape編集部]
2020年08月29日女優として数々のドラマや映画、CMなどに出演し人気を獲得している釈由美子(しゃく・ゆみこ)さん。実は4人姉妹の次女で、3女である妹はエステティシャンとして活躍しており、テレビ番組で共演したことも。そんな釈由美子さんの姉や妹についての、さまざまな情報をご紹介します!釈由美子の妹、姉の結婚を祝う前述の通り、釈由美子さんの妹の1人はエステティシャンで、名前を釈恵美子(しゃく・えみこ)さんといいます。釈恵美子さんはブログを利用しており、2016年3月14日には美しい着物姿の写真を投稿。「大和撫子だ」と、話題になりました。姉の釈由美子さんとはまた違った雰囲気の顔立ちですが、とてもきれいな人ですね。同投稿には、長女と4女とともに撮影された3ショットも公開されており、「タイプは違うけど、美人だな!」「見入ってしまった…」とファンを驚かせています。ちなみにこの日は、釈由美子さんの結婚式が行われたおめでたい日!姉妹そろって艶やかな着物姿で出席し、着付けは釈恵美子さんが行なったと明かしています。私は美容の短大を卒業していて、ヘアやメイク、エステや着付け、茶道、華道、など『美』に関係するあらゆることを学びました。人には得意、不得意があり、初めて先生に誉められたのは着付けでした。もともと、和服が好きということもあり、自分が着るのも、着付けをするのも大好きでした。学生の時、着付けの全国大会にも出場した経験もあり、ブライダル関係のお仕事でアルバイトをさせていただいたこともあります。でも、なかなか着物を着る機会がないので、もう10年以上も着付けをすることがなかったのですが、昨日、姉の結婚式があり、こんな機会にしか着物を着ることもないので、自分で着てみようと思い、忘れていた着付けのやり方をYouTubeでみて、勉強しました。学生の時にたくさん練習した甲斐あって、すぐに感覚でまた着れるようになり、妹の着付けもしてあげました。まだまだボロはあり、完璧ではありませんが、着崩れすることがなかったので、頑張って努力したことはちゃんと身になるんだなぁ…と実感しました。釈恵美子オフィシャルブログーより引用10年以上のブランクがあるとは思えないほどの腕前ですね。結婚式でもさぞかし注目を浴びたことでしょう。釈由美子の妹、姉について語る釈由美子さんと釈恵美子さんは、2013年2月23日放送のバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に姉妹で出演しています。番組で、釈恵美子さんはMCの久本雅美(ひさもと・まさみ)さんから、姉である釈由美子さんの性格について質問されました。すると、釈恵美子さんはこのように答えます。午年なので馬のように突進していく性格。男性に尽くしますね。一途です。メレンゲの気持ちーより引用この回答に姉の釈由美子さんも納得した様子で、「重たすぎでふられます」と自ら暴露していました。また、釈由美子さんは時々、釈恵美子さんのサロンを訪れては施術をしてもらうのだそう。2013年5月6日に投稿された釈恵美子さんのブログでは、疲れ切った釈由美子さんの写真とともに、その時のエピソードがつづられています。姉があまりにも疲れて抜け殻のようだから、助けて欲しいと言ってサロンにやって来ました。『えみー、助けてー』のポーズだそうです(笑)釈恵美子オフィシャルブログーより引用その後、釈由美子さんは極上の施術をたっぷり堪能し、「全身が楽になったー」と大喜び。そんな釈由美子さんと釈恵美子さんには、今後も美を高め合い、支えあいながら活躍してほしいと思います!釈由美子プロフィール生年月日:1978年6月12日出身地:東京都血液型:B型身長:1643所属事務所:プラチナムプロダクション1997年 に『週刊ヤングマガジン』の『Missキャンパス グランプリ』に選ばれデビュー。その後、映画『修羅雪姫』やドラマ『スカイハイ』(テレビ朝日系)などで主演を務め、ブレイクする。以降、ドラマや映画に出演に留まらず舞台や写真集など幅広く活動。現在まで話題作にコンスタントに出演し、多彩な役どころをこなしている。釈由美子の現在は?パニック障害だった過去を明かす[文・構成/grape編集部]
2020年08月25日女優の藤原紀香が13日、オフィシャルブログを更新し、久本雅美との共演舞台『毒薬と老嬢』の公演が中止になることを報告した。同作は今年10月からの上演を予定していたが、松竹はこの日、「新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から公演の実施について検討を重ねて参りましたが、全国的な感染の収束が完全には見通せない中、万全の状態で公演を実施することが困難であると判断し、やむなく公演を中止することとなりました」と発表。これを受け藤原も、「今年の秋に、大阪と東京、そして全国公演が予定されていた1930年代のブロードウェイの作品『毒薬と老嬢』の舞台が、今年は一度、お流れになりました」と伝え、「まだ、正確な時期や劇場などは決まっていませんので いまは中止と発表されておりますが、本当の意味では、延期と聞いております」と補足した。そして、「安心な時期になる頃、皆様にブラックコメディであるこの舞台をしっかりとお届けしたいと思っております」「初の老嬢役、でしたので、あと一つか二つ、年齢を重ね老嬢にまた少し近づいてから演じることになると思います(笑)ので、楽しみにしてくださっていた皆様方には、大変申し訳ございませんが、首を長~くして(笑)まっていてくださいましたら嬉しいです」と呼びかけ、「新型コロナウイルスが一日も早く終息しますよう。。。普通の風邪レベル、という認識される時代がくることを心から祈っております」と結んでいる。
2020年07月14日久本雅美、いとうあさこ、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、村上佳菜子、石塚英彦ら出演でおくる「メレンゲの気持ち」。その4月4日(土)放送回に、女優の桜井ユキをはじめタレントの山口もえ、お笑いコンビの「和牛」がゲスト出演する。昨年はアイドルオタクに目覚める会社員役を演じ、連続ドラマ初主演を務めたNHKよるドラ「だから私は推しました」に出演。山口紗弥加らと共演した「絶対正義」、高橋一生、斎藤工、滝藤賢一ら注目のキャストと共演した「東京独身男子」、いくえみ綾の人気原作をドラマ化、話題となった「G線上のあなたと私」などのドラマで一躍注目を集めた桜井さん。『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』『マチネの終わりに』といった映画も話題になり、今年に入っても1月クールに「ケイジとケンジ」へ出演するなど、出演作が続いている。90年代後半からバラエティ等でタレントとして活動、現在の情報番組などでコメンテーターを務める山口さん。「M-1グランプリ」で3年連続準優勝および敗者復活戦2度勝利の記録を持つ「和牛」の2人もゲスト出演。番組では山口さんが夫でお笑いタレントの田中裕二の家事特訓を告白するほか、桜井さんは村上さんと婚活プロフィールで対決。人気企画の通りの達人では石塚さんがコンビニチェーンのローソンで、人気ホットスナック&スイーツの秘密に迫る。「メレンゲの気持ち」は4月4日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年04月04日3月28日(土)放送の「メレンゲの気持ち」に俳優の松下洸平と女優の橋本マナミがゲスト出演。朝ドラ「スカーレット」で大きく注目を浴びた松下さんの素顔や、医師と結婚し妊娠中の橋本さんが夫婦生活についてトークを繰り広げる。久本雅美、いとうあさこ、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、村上佳菜子、石塚英彦らが出演する本番組。幼少期から音楽や絵画などに親しみ歌手デビュー。音楽アーティストとして活動していたところ、ミュージカルに出演したことをきっかけに演技に目覚め、舞台を中心に活動。「もう誘拐なんてしない」でドラマデビューすると「カラマーゾフの兄弟」「サバイバル・ウェディング」「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」などに出演。昨年秋から放送された連続テレビ小説「スカーレット」では戸田恵梨香演じるヒロイン・川原喜美子と惹かれあい結婚するも、別れることになる十代田八郎役で出演。多くの視聴者を虜にした松下さん。久本さんも大ファンだという松下さんは今回、「スカーレット」のウラ話を続々と明かしていくほか、プロ級の腕前を持つ絵画の最新作をスタジオで公開。また松下さんが気になっているというグルテンフリーラーメンも紹介。また年下医師と結婚し、現在妊娠中の橋本さんは夫とのなれそめから“婚約破棄”事件までぶっちゃけトーク。手料理を振る舞う新婚生活や美容法も披露する。今回のゲスト、松下さんの映画最新作となる『燃えよ剣』は5月22日(金)より全国にて公開。岡田准一が土方歳三、鈴木亮平が近藤勇、山田涼介が沖田総司を演じ、黒船が来航し開国を要求してきた江戸末期、幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す討幕派の対立が深まっていた。「武士になりたい」という熱い想いを胸に、近藤勇、沖田総司ら同士と共に京都へ向かった土方歳三は、芹沢鴨を局長に擁し新選組を結成するが、時流は倒幕へと傾いていく…という新撰組の物語が描かれる。「メレンゲの気持ち」は3月28日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年03月28日久本雅美、いとうあさこ、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、村上佳菜子、石塚英彦らが出演する「メレンゲの気持ち」の3月21日(土)放送回に、俳優の中川大志と、キャスターで作家の阿川佐和子がゲスト出演。MC陣とトークで盛り上がる。小学生時代にスカウトされ雑誌「ニコラ」のメンズモデルや子役として活動。2011年「家政婦のミタ」への出演で注目されると、『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』などの作品で主演を務め頭角を現すように。2018年春クールのドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」の馳天馬役が大きな話題を呼び、同年公開の『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』の演技で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど躍進。昨年は「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」で超エリートなのに“ヘタレ”な若手弁護士役、「G線上のあなたと私」では兄の婚約者だった女性に恋い焦がれる大学生、朝ドラ「なつぞら」では東大卒のアニメ演出家を演じ、広い世代に愛される俳優へと成長した中川さん。今回は中川さんのこだわり溢れる自宅を公開。さらに中川さんが愛してやまない大好物もスタジオに登場。大興奮する中川さんに注目。また阿川さんは話題となった大学教授との結婚から3年、意外な結婚生活について語るほか、現在のリアル過ぎる悩みを告白する。今回のゲスト、中川さんが吹き替えキャストを務めた映画『ソニック・ザ・ムービー』が近日公開予定。セガのゲームで人気となったキャラクター・ソニックをハリウッドが実写映画化した同作。ドクター・ロボトニックから仲間を守るため、砂漠に大都会、万里の長城と、世界中を駆け回る、自慢の超高速スピードアドベンチャーが展開。ソニック役の中川さんのほかドクター・ロボトニック役で山寺宏一、ベビーソニック役で寺嶋眞秀、中村悠一、井上麻里奈らが吹き替えキャストで出演している。「メレンゲの気持ち」は3月21日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年03月21日久本雅美、いとうあさこ、村上佳菜子、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧がMCのバラエティ「メレンゲの気持ち」。2月8日(土)放送回は、板谷由夏と松丸亮吾がゲスト出演し、俳優の斎藤工もコメント出演する。90年代からモデルとして活動を開始、「パーフェクトラブ!」や「ホタルノヒカリ」といったドラマや『大奥』などの映画に出演しながら、2007年からは11年にわたり「NEWS ZERO」のキャスターも務めるなど多岐にわたる活躍をみせる板谷さん。インスタグラムでみせるライフスタイルも憧れの的になっている板谷さんが、その知られざるプライベートを大公開。自然の中で暮らしているがゆえの悩みも明かす。また息子からのサプライズアンケートやお互いがソウルメイトと認める斎藤工がコメント出演し、板谷さんの秘密を暴露する!?小学生時代にクイズ番組を見ていて“ナゾトキ”に興味を持ち、現在ではテレビのバラエティー番組などで活躍中の現役東大生でもある松丸さんは、“ひらめき王子”になった経緯やその裏にあった母と兄・DaiGoからの言葉について語るほか、超合理的な自宅のこだわり便利グッズも紹介。休日に1人で出かける驚きの場所なども紹介する。さらにスタジオでは全員で謎解きに挑戦し盛り上がる。斎藤さんが出演する映画『ヲタクに恋は難しい』はWEB漫画をミュージカル要素を加え映画化したもので、「スーパーサラリーマン左江内氏」や「今日から俺は!!」『50回目のファーストキス』などの福田雄一監督がメガホンを取って、高畑充希と山崎賢人をはじめ、菜々緒、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗らが出演。BLを好む隠れ腐女子である26歳OLの桃瀬成海(高畑さん)と、重度のゲームヲタクで成海の幼なじみの二藤宏嵩(山崎さん)が再会、2人は交際を始めるのだがヲタク2人の恋愛には数々の試練や困難が待ち受けていた――というストーリー。映画『ヲタクに恋は難しい』は絶賛全国公開中。「メレンゲの気持ち」は2月8日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年02月07日久本雅美、いとうあさこ、村上佳菜子、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧がMCを務める「メレンゲの気持ち」。2月1日(土)の放送回には女優の三吉彩花がゲストとして登場するほか、芸人の「かまいたち」、タレントの小倉優子も出演する。小学生時代からモデル活動を行い、雑誌「ニコ☆プチ」のモデルを経て雑誌「セブンティーン」モデルとなる一方、「さくら学院」のメンバーとしてアイドル活動も開始。「さくら学院」を卒業するとモデルと並行して女優業にも本格進出。『グッモーエビアン!』での演技で第67回毎日映画コンクール、第35回ヨコハマ映画祭の新人賞を受賞。ドラマ「エンジェル・ハート」のヒロイン・香瑩役やミュージカル嫌いなのに音楽にのって歌い踊る催眠術をかけられてしまう主人公を演じた『ダンスウィズミー』などの映画に出演してきた三吉さん。実は大食いだという彼女が食い倒れ旅とスタイルキープ法を公開してくれるほか、「かまいたち」は実は出場しないつもりだったという「M-1」に出場を決めたワケや、意外すぎるビッグアーティストが開いてくれた祝勝会秘話などを明かす。また「かまいたち」山内さんのネコを6匹飼う私生活や、2人の奥様からの暴露アンケートも公開。2児の母でもある小倉さんの仰天子育てエピソードや時短家事術も紹介。今回のゲスト、三吉さんが主演する映画『犬鳴村』はJホラーの第一人者・清水崇監督が日本に実在する心霊スポットを題材に描く作品。臨床心理士の森田奏の周りで突如奇妙な出来事が起こる。それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。全ての真相を突き止めるため奏は犬鳴トンネルに向かうが、その先には決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった――というもの。奏役に三吉さん。奏の兄・悠真に『十二人の死にたい子どもたち』の坂東龍汰。悠真の彼女・明菜に大谷凜香。奏の運命を左右する謎の青年役で『兄友』などの古川毅。また奥菜恵、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子らも出演。映画『犬鳴村』は2月7日(金)より全国にて公開。「メレンゲの気持ち」は2月1日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月31日久本雅美、いとうあさこ、村上佳菜子、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧がMCのバラエティ「メレンゲの気持ち」。その1月25日(土)放送回に、タレントの叶姉妹と、タレントで女優のファーストサマーウイカがゲスト出演する。“スーパー読者”としてそのファッションやライフスタイルが女性たちの支持を集め、TV出演やグラビアはもちろん、圧倒的セレブキャラを売りに自らをキャラクター化したアニメを制作するなど、多岐にわたる活躍で常に話題を振りまいてきた叶姉妹。2013年、アイドルグループ「BiS」に加入。その後「BILLIE IDLE」のメンバーとしてライブを中心にファンの支持を集める中、バラエティ番組での関西弁ヤンキーキャラで多くの視聴者から注目され「凪のお暇」にも出演。先日結婚していたことを発表したウイカさん。今回はこの2組をゲストに迎えトークで盛り上がる。叶姉妹の“ファビュラスボディ”を作る食事の詳細やスタイル作りに迫るほか、ウイカさんの“凄すぎるメイク術”や新橋での一人飲みなど“オッサンすぎる”プライベートなども紹介。さらに叶姉妹、ウイカさんも気になる女性の一人暮らしに本当に必要な防災グッズを徹底解説。若者に人気の落語家・柳亭小痴楽も登場。また番組お馴染み「ホンジャマカ」石塚英彦の「通りの達人」など人気企画もお楽しみに。「メレンゲの気持ち」は1月25日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月25日タレントのみのもんた(75)が、司会を務める日本テレビ系バラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」を今春に降板することを、各スポーツ紙が報じた。各紙によると、制作を担当する大阪・読売テレビが発表。同番組は4月から「ディスカバリー・エンターテインメント秘密のケンミンSHOW極(きわみ)」としてリニューアル。司会は続投となるタレントの久本雅美(61)と、みのの後任としてお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(55)がコンビを組み、スタジオ出演者のロケや新コーナーもスタート。みのにとって、同番組は現在唯一のレギュラーで、降板によってレギュラー番組が消滅することになるが、関係者は芸能界引退を否定したという。「89年に放送を開始した『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)の司会をつとめていた際が全盛期。週に16本ものレギュラー番組を抱え、06年12月には『1週間で最も多く生番組に出演する司会者』としてギネス記録に認定されました。当時の年収は10億超えと言われていたほどの稼ぎっぷりでしたね」(テレビ局関係者)各紙によると、降板の理由について読テレは「みのさんご本人の意向もあり、後進に道を譲られ、ご勇退されることになりました」と説明したというが、実は、ある時期を境に“第一線を退く”ことを強く意識するようになったという。「13年9月、当時、日テレの社員だった次男が窃盗未遂容疑で逮捕され、同局を諭旨解雇処分となった。次男の逮捕により、みのに対するバッシングが過熱。結局、10月に司会をつとめていたTBS系の報道番組『朝ズバッ!』と『サタデーずばッと』を降板したが、あの時点で心労ゆえ“燃え尽きてしまった”ことを、後日、本人が周囲に明かしていたようです」(芸能記者)
2020年01月24日ワハハ本舗の全体公演が生まれ変わる──。ピリオドを打った『ラスト3~最終伝説~』から3年、来春2020年5月に復活する全体公演のタイトルは『王と花魁』。そのビジュアル撮影日、構成・演出の喰始、艶やかな花魁に扮した久本雅美、座長の大久保ノブオに“新生”ワハハ本舗への思いを尋ねてみた。【チケット情報はこちら】『ラスト』三部作を終えてもなお、募る全体公演への思い。一座に広がる「ワハハ本舗ワールドを消したくない」という機運を久本と盟友・柴田理恵がキャッチして訴え、喰がそれに応えて全体公演の“復活”を決断したのが本作の始まりだ。オリンピックイヤーに重なる劇団の新たな門出を、大久保も「本当に泣きましたね!」と振り返る。その前哨戦として、今年6月に行われたのが『ベスト・オブ・全体公演~ショー・マスト・ゴー・オン~』。1989~2017年で計32回に及んだ全体公演から選りすぐったネタを、300席弱の小劇場で展開した。“オカルト二人羽織”など、近年の大ホール巡演で見せることのなかった初期の伝説ネタを繰り広げた久本は「ワハハを初めて観るお客さんに喜んでもらえて嬉しかった」とコメント。1996年に入団した大久保も「僕が加入する前の伝説のネタを通じてワハハの歴史に感じ入りました」と続き、改めて全体公演への思いを強くしたと語る。では“新生”全体公演はどうなるのか──。喰は「歌舞伎をはじめ、日本の“和”をモチーフにさまざまな世界が融合した作品になると思います」と現段階での構想を口にした。この日、ビジュアル撮影現場で出た案は“ヘヴィメタ花魁”。喰の「生演奏で音楽遊びをしてみたら?」という提案に、大久保とタマ伸也のコミックバンド・ポカスカジャンが名乗りを上げる。ワハハの特徴である観客参加型のステージも予定しており、久本は「来たからには『(観客の)みんなも劇団員だろ?』って煽っちゃう」とニヤリ。なお『王と花魁』ポスタービジュアルの“王”には、大物ミュージシャンを起用。本番に出演しないイメージキャラクターだが、誰がワハハ本舗の新たな局面を祝うのか注目だ。さらに喰は、本作に続いて「2作目は“ミュージカル”、3作目は“フェスティバル”をテーマに新しい三部作を立ち上げます」と予告。今後も“新生”ワハハ本舗ワールドから目が離せない。公演は5月27日~31日に東京・なかのZERO 大ホールで行われたあと、6・7月に全国17会場を巡演する。チケットぴあでは1月18日から1月27日まで東京公演の抽選先行を受付。取材・文:岡山朋代撮影:川野結李歌
2020年01月16日●AKB48時代の「強い」イメージ板野友美は、姉御肌で強い女性。2014年に放送されたバラエティ番組『板野パイセンっ!!』(TBS系)では同事務所の後輩・小島瑠璃子の前でまさに“パイセン”らしさを見せていたが、何となくそんな印象に引っ張られている自分に気づいた。無意識に定着してしまった「芸能人のイメージ」は、果たして真実の姿なのか?2013年にAKB48を卒業後、ソロアーティストのほか、女優としても積極的に活動している板野。『プリズン13』(8月30日公開)では、監獄実験に身を投じた妹(堀田真由)を助け出そうとする姉・ユマを演じる。パブリックイメージとも重なる役柄から、板野の“本性”を探った。○■会う人から「イメージと全然違うね」――『プリズン13』の制作が発表された時、「妹への愛があって、結婚していて、でも男っぽくて、不良に見えないように、でも、可愛らしさもあり」「ちょっと演じるのが難しい役」とコメントされていました。1つの役とそうやって向き合っていらっしゃるんですね。4つ下に妹がいるので「妹への愛」は感情移入しやすかったんですけど、一番難しかったのが「男らしさ」。自分の中でどこにそれがあるのかなって……。ガタイの良さとか背の高さから伝わる「強さ」や「男らしさ」と私は真逆。例えば、ボクシングをしているシーンも、ただのボクササイズに見えたら嫌だな……とか。妹役の堀田真由ちゃんよりも身長が低いので、そこを踏まえてどうすれば「男らしさ」を伝えられるか。監督とも話し合いながら、服装だったり、事前にボクシングを習ったりして役作りをしていきました。――他の作品含めて、自分から遠い存在の役であればあるほど、難しいものなんですか?役によると思います。キャラクターを演じる場合はそのイメージがあるので、楽しんでできるかもしれないですけど、男らしさは見た目の方が先行するような気がして。小柄な私が、言葉の言い回しだけでそれを伝えるのは難しいと感じていました。――私の勝手なイメージなんですけど、板野さんは「姉御肌」の印象です。それは「男らしさ」と重なる部分もあるような気がします。本当はそうじゃないということですか?後輩とかの前ではそうなのかもしれません。あと、妹がいるので(笑)。でも、幼いって言われることもあるし、人によります。すごくしっかりしている人に対しては、ただの甘えん坊です(笑)。でも、パブリックイメージほど「姉御肌」というわけではないです。――姉御肌タイプに見られることは多いですか?めちゃくちゃ言われます。強い女にも思われがちです(笑)。――昔から?たぶん、AKB48時代の強いイメージが今でも影響しているんだと思います。あとは、ソロでダンスナンバーで目つきが鋭かったりするので、そのせいかもしれません(笑)。――卒業してしばらく経ちましたし、最近は周りのイメージも変わってきたんじゃないですか?そうですね。会う人から「イメージと全然違うね」と言われるんですけど、私にとってはこれが普通で(笑)。プライベートでもずっと同じなんですけど、友達にも「そういう素の一面を出していった方がいいよ」と言われるので、ダンスナンバーだけじゃなくて、もっとかわいい雰囲気の曲とかも出していけたらいいなと思っています。そうやって、ちょっとずつでも私の本性が伝わればいいな……(笑)。――本性(笑)。作詞にはそういう思いも反映して。作詞はバラードが多くて、実体験だったりストレートな歌詞なので、自分に近いものはあると思います。――新曲「君に贈る歌」は女性への応援歌ですが、「自分のことを認めてあげよう」というメッセージは、自分へのメッセージでも?今はそうでもないんですけど、26歳になった時にすごく自分の今後について考えたんです。いよいよアラサーだなと何となく感じて。女性は仕事を続けながら、結婚して、家庭を持って、出産をして。自分が岐路に立った時に、どういう方向に向かって行きたいかをすごく考えて。やっと仕事でいいところまで来たと感じた時に結婚で仕事を一旦は中断するのか。まだ結婚せずに、仕事を続けるのか。28~30歳ぐらいは、そんなことを考える年齢だと思うんですよね。自分が「やりたいことに突っ走って大丈夫」という応援歌は、自分自身にも刺さるし、やっぱり一度きりの人生だから悩んでるだけじゃなくて、「楽しんでいこうよ」みたいな後押しになる言葉があってもいいかなって。●理想ではなく「みなさんがどう感じたのか」――確かに、悩んでいる人にとっては救いにもなる言葉です。結婚を選ぶ人、出産を選ぶ人、仕事を選ぶ人……自分と似たようなタイプが近くにいなかったら、「一人で戦う瞬間」があると思うんです。みんな、結婚や出産のタイミングが同じになるわけではないので、一人で悩んでしまう。だからこそ、そういう女性の応援歌になったらいいなと思って書きました。――ご自身のことについて考えた26歳から2年経って、板野さんは7月で28歳になったわけですが、職業観や人生観に変化はありましたか?26歳の時と比べると、フラットに物事を捉えるようになりました。自分で考えなくても、そういうタイミングが来るかな……みたいな(笑)。目の前にあることをしっかりやったら、その先に道が開けるかな……くらいの気持ちで。でも、20代のうちは「仕事を頑張る」とその時に決めたので、だからこそ今は、全力でどんな仕事でもトライできている気がします。結婚や出産のタイミングになると色々な変化があると思うので、今は自分の時間だったり、仕事に没頭したいと思っています。○■自分を信じて、今を一生懸命に――インスタに、「現実は甘くないし たくさん壁にぶつかって、 自分と向き合うことは時に苦しく、自分の事が嫌いになる日もあるけれど その分幸せを感じられる」「どんな時も、今の現状だけを見ずに先を見据えて」とつづっていたことにも繋がりますね。その時、特別な思いがあったんでしょうけど……どんな思いがあったのか、忘れちゃった(笑)。私は20代のころから今でもそうなんですけど、目先のことに悩んだりとか、焦ったりすることがすごくあって。でも、「自分がどこに向かっているのか」の方が大事だし、今焦っても現状は変わらない。どうすることもできない時ってありますよね? いきなり奇跡的なことが起きる場合もあるかもしれないけど、それは誰にもわからない。だからできることは1つで、「今を一生懸命頑張ること」。今を一生懸命頑張ることの積み重ねで、自分が目指している未来にたどり着くことができるし、だからこそ、「自分を信じること」に鍵がある。仕事でもプライベートでも現状だけを見るんだけじゃなくて、先を見据えてがんばることがポイントかなと常日頃から思っています。――芸能界に入ってから、そう思うようになったんですか?そうですね。自分の人生を通して言えることでもあるんですけど、ステキな出来事はいきなり起こることが多い。それは日頃の行いにも関係があることだと思うので、「こうなりたい」という理想ばかりを追い求めてもしょうがない。やるべきことや今与えられているものは試練だと思うから、それをちゃんと超えていかないといけないと思っています。――確かに、コツコツ積み重ねていることは、必ず誰かが見てくれていますよね。その精神を忘れちゃダメだなと思います。――モデル、役者、歌手。幅広い仕事も、求められる限り全力で。十代の頃は、「こう見せたい」「こうなりたい」という自分の理想や欲が強かったと思うんですけど、長くこの仕事をやらせてもらっている中で、自分が「こうしたい」ということよりも、自分を通して発信できたらいいなと思うようになりました。全力でやったことに対して、みなさんがどう感じたのか。あまり理想は抱かないようにして、全力で全うすることが一番輝いている瞬間というか、伝わるものがあるんじゃないかなって。求められた時に、120パーセント以上で返していきたいです。――今日は、板野さんの“パブリックイメージ”の奥にあった「仕事との向き合い方」を知ることができました。ありがとうございました。「日頃の積み重ね」は、『愛しのナニワ飯』(テレビ大阪・テレビ東京/7月6日放送)の「この世に無駄なもんなんか1つもありまへん」とも重なるような気がしました。ありがとうございます(笑)。演技のお仕事で満足することはないです。技術的なこともそうだし、「もうちょっとこうすればよかった」と思うことばかり。できあがりの作品でも自分を客観的に見ちゃうんですけど、それが次への課題になって成長していけたら。日々勉強です。どんなことでも経験が何よりも大事なことだと思うんですよ。初めてのことを完璧にデキる人はいない。プロと言われる人はたくさん経験を積んでいると思うので、一つ一つの作品もそうですし、日常生活でも経験することが自分のこれからの種になっていくというか。それをどれだけ自分のものにできるかが大切なので、歌も演技も「日々勉強」でやっていきたいです。■プロフィール板野友美1991年7月3日生まれ。神奈川県出身。A型。2013年8月に約8年間在籍したAKB48を卒業し、その後はアーティストを中心にモデルや女優としても活動。2016年公開の映画『のぞきめ』で初主演、『イマジネーションゲーム』(18)では久本雅美とダブル主演を務める。そのほか、『みんな! エスパーだよ!』(15)、『星くず兄弟の新たな伝説』(18)、『Diner ダイナー』(19)などの映画に出演。
2019年09月08日最後の全体公演と銘打った『ラスト3~最終伝説~』の上演から2年。ワハハ本舗が再び動き出した。2020年に、新生「ワハハ本舗全体公演」を上演することを決めたのである。そして今年6月、そのプレイベントとして、これまでの全32回の全体公演から選んだ演目を“ベスト版”として披露することに。ワハハ本舗の作・演出家の喰始と、看板女優・久本雅美が語るその見どころには、“ワハハ本舗魂”が詰まっていた。【チケット情報はこちら】「1度終わらせて区切りをつけたかったんです。もう1度やるにしても、終わらせたものを新たに立ち上げるほうがハードルが高くなって僕自身もみんなも奮起するだろうから。そのもう一度がこんなに早くくるとは思わなかったですけどね(笑)」。喰は新たな“ワハハ本舗全体公演”への思いをまずこう語る。そして、「私たちもけしかけてたんですよ。ワハハワールドで暴れることができない寂しさが日に日に募っていたので。だから、2020年にやると聞いたときは、もう号泣でした(笑)」と久本。この前哨戦のイベントについても、「私たちが若い頃にやっていたことを観ていない方も多いと思うので、改めてワハハ本舗を知ってもらえるのがうれしい」と燃える。『ベストオブ全体公演~ショー・マスト・ゴー・オン~』と題して開催されるイベントは、<久本雅美が「観たい」「見せたい」演目たち><柴田理恵が「観たい」「見せたい」演目たち>として、実際に喰、久本、柴田が集まって選び抜いたものから、それぞれ違う内容を見せることになる。久本個人のネタからは、30年以上前の「オカルト二人羽織」に、2011年当時は早すぎた「フレディ・マーキュリー」が登場。「今回はみなさんがご存知だと思うので、またヒゲ生やして胸毛つけて、再チャレンジしますよ(笑)」と思い入れも強い。柴田のネタでは、久本絶賛の「一人ミュージカル忠臣蔵」が披露される予定。副題の通り、まさしくショー・マスト・ゴー・オンで続いていくワハハ本舗。その魅力は、「結成当初から、60歳になってもケツ出していたいよねと言ってたので、いよいよ念願が叶います」という久本の言葉に表れている。公演は6月11日(火)から16日(日)まで、東京・シアターサンモールにて。取材・文:大内弓子
2019年04月24日読売テレビ・日本テレビ系のバラエティ特番「妄想ふくらむフグ女たち」が9月27日(木)今夜放送され、ドラマ「獣になれない私たち」に出演する田中圭と「プリティが多すぎる」から千葉雄大がゲスト出演する。本番組は相手の懐にいつの間にか入り込みピリリと小気味よく毒舌をふるう女性=「フグ女」たちが、旬の男性ゲストから気になる話を根掘り葉掘り聞き出していくというもの。これまで2017年に2回放送されてきたが今回、ついにゴールデンタイム初進出を果たす。MCには久本雅美と加藤綾子を迎え、佐藤仁美、「尼神インター」誠子、滝沢カレン、ブルゾンちえみ、MEGUMI、YOU、ゆきぽよ、若槻千夏ら10人の個性豊かな女性陣が「フグ女」として男性ゲストの“恋愛観”“金銭感覚”“ファッションセンス”などを本人を目の前に勝手に妄想、ゲストの本性をあぶり出す。この春放送の「おっさんずラブ」が社会現象と呼べるほどのヒット。この9月からは「ぐるぐるナインティナイン」の「ゴチになります!」レギュラーにも抜擢といま女性を中心に絶大な人気を誇る田中さんは「自分から好きですと言った事がなくて…」と“告白せずに交際した”という過去の恋愛秘話を披露。さらに誠子さん相手に告白シチュエーションを実演する流れになると緊張から汗だくに。相手役を務めた誠子さんは「一気に体温が上がりました」と田中さんの緊張ぶりに自らもときめいた様子。ドラマとは一味違う田中さんの魅力が引き出されたオンエアをお楽しみに。また「民衆の敵」では田中さんとも共演、この夏クールに放送された「高嶺の花」も好評のうちに幕を閉じた千葉さんのほか、長嶋一茂、みやぞんらも男性ゲストとして出演する。田中さんが出演する「獣になれない私たち」はそう簡単にホンネは言えず、感情におぼれることも出来ない。そんな理性的なイマドキの男と女たちのラブストーリーで「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を手掛けることで話題の新ドラマ。新垣結衣が仕事に恋に悩む深海晶を、“世渡り上手な毒舌男”根元恒星を松田龍平がそれぞれ演じる。田中さんは新垣さん演じる晶の恋人で大手デベロッパー勤務の優しい保身的な男、花井京谷役で出演する。千葉さん主演の「プリティが多すぎる」は“ジャパニーズ・カワイイ”がテーマのお仕事ドラマとなり、千葉さんが演じる大手出版社で働く新見佳孝が、ある日突然文芸編集部からファッション誌への異動を命じられ、曲者揃いの女性スタッフ&ド派手ファッションのわがままモデルたちの集まる“カワイイ至上主義”の世界に放り込まれる…というストーリー。「獣になれない私たち」は10月10日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送開始(初回10分拡大)。「プリティが多すぎる」は10月18日(木)深夜24時59分~日本テレビで放送開始。「妄想ふくらむフグ女たち」は9月27日(木)今夜21時~読売テレビ・日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年09月27日