タレントの久本雅美が、アシスタントの神田愛花、ゲストと飲みながら“本音トーク”を繰り広げるBS日テレ「旅する水曜日」枠の番組『久本雅美のぶっちゃけ酒場』が、20日・27日の2週にわたって放送(後9:00)。2回目は、山本譲二とヒコロヒーがゲスト出演を果たす。飲みの席でどんな人の心も開かせる“酒豪”久本が、山口出身・山本をゲストに迎え、山口の郷土料理・地酒を楽しみながら「ここだけの話」「今だから話せる話」など知られざる胸の内をぶっちゃけたトークで展開。久本と神田が到着する前から、飲んでいた山本は「北島(三郎)のオヤジから、酒飲んで、のどが悪くなるようだったら、歌手やめてしまえって言われていたから」と明かし、まずは3人での乾杯となった。上機嫌な山本は「知っとる?野球で甲子園まで出たんよ」と方言を交えながら、自身の足跡を紹介。「売れる前にね、ラジオとかちょこちょこって出た時に、甲子園出ましたって言っていたら(北島から)『山本、ちょっと来い』って言われて。『甲子園出たって言って、お前勘違いしているよ。違うだろ、甲子園行ったら、歌手として売れるのか?売れてから、実は甲子園行っていました』って言うんだよ。オヤジっていうのは、懐が深いなと思ったことがありました」とかみしめるように語った。郷土の両親への思いを語る場面では、「みちのくひとり旅」で大ヒットした際の北島との秘話も飛び出し「オヤジが『何でもほしいものを言え』って言ってくれたので、お金がほしいですと言ったら、900万円くれまして。それを持って、下関に帰るんです。母さんだけ呼んで『これ、使ぃね』と伝えたら、泣くわけ。それでふるさとを後にして…」と話すと、久本も涙をぬぐった。その後、ヒコロヒーも「愛媛の地酒をお土産に持ってきました」と笑顔で登場。改めて4人で乾杯すると、ヒコロヒーが下積み時代のエピソードとして「水商売をやっていました。最後、赤坂が長かったですかね」と回顧。久本が「もう、ヒコロヒー大好きですから!」とラブコールを送る中、4人でのトークはさらに盛り上がっていった。久本とヒコロヒーが結婚観を語る場面では、久本が「この仕事って、女のお笑いって大変やから、面白くなりたいっていう方が勝ってしまう」と熱弁。ヒコロヒーから「譲二さんは、どうやって結婚されたんですか?」と向けられた山本は、結婚のいきさつを臨場感たっぷりに語っていった。同局では、4月より「旅する水曜日」と題して、毎週水曜日の午後9時から“大人のプチ旅バラエティ”を編成。第1弾として、阿佐ヶ谷姉妹が商店街をめぐっていく『阿佐ヶ谷姉妹いいわね商店街』を6日・13日の2週にわたって放送された。酒が進みベロベロになった山本は、さらにじょう舌になり「マチャミと神田さんを家に連れていきたい。ぜひ来てほしい」と笑顔を浮かべていた。収録を終えた4人が、コメントを寄せた。【山本譲二】(ベロベロに酔った状態で)感想(間奏)はね…やっぱり、マチャミちゃん4小節だね。【久本雅美】4小節ですね(笑)。【山本】久々にみんなに囲まれて、至福の時を過ごしました。二度とお呼びはかからないと思いますが(笑)、今度来る時は…(久本を見ながら)ね?【ヒコロヒー】久本さんですよ(笑)。ちょっと前までマチャミって言ってましたやん!【山本】久本マッチーと、こんな感じで飲んだことないから。でも、オレはマチャミ好き!やっぱりわかっている。芸能界のルールを。【久本】きょうは楽しかったです。本当にサービス精神あふれる素の話をしてくれて、面白かった!【山本】ひたすら本当のことをしゃべりました(笑)。【ヒコロヒー】本当に面白かったです。【久本】このメンバーで、大変やったと思うよ(笑)。【ヒコロヒー】全然そんなことないです!【山本】何が面白かったの?ムッとしているんじゃないの?【ヒコロヒー】何がムッとしているんですか(笑)?譲二さんの話で、誰よりも笑っていたんですよ!本当にこういう機会がないと、きちんとお話できないような大先輩ばかりでしたので、楽しかったです!
2022年04月26日久本雅美と藤原紀香がW主演を務める『毒薬と老嬢』が、東京・新橋演舞場で3月16日に開幕。これに先立ち、初日前会見とゲネプロが行われた。1941年に米ブロードウェイで初演されたジョセフ・ケッセルリングの戯曲を、錦織一清の演出で繰り広げる本作。ニューヨーク・ブルックリンの閑静な住宅街に暮らす老姉妹のアビー(久本)とマーサ(藤原)は、自家製の“ぼけ酒”を身寄りのない年配者に振る舞うなど街で評判の慈善家だった。しかし、このふたりはある秘密を抱えていて──。なお本作は2020年3・4月に上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった経緯がある。仕切り直して再出発する想いを、久本は「キャスト・スタッフ、何とか元気で初日を迎えられました。一致団結して最後まで乗り切りたい」とコメント。藤原も「懸命にみんなで積み上げてきた『毒薬と老嬢』を一人でも多くの人に届けたい。こんな時代だからこそ、クスッと笑える楽しい作品を」と続く。話題は全編“関西弁”で展開されるという会話劇へ。大阪府出身の久本、兵庫県出身の藤原はもともと“使い手”だが、ブルックリンが舞台のブラックコメディを郷土の言葉で立ち上げた実感を問われると、久本は「関西弁では“どういう言い回しになるの?”と相談したね」と稽古中のエピソードを披露する。藤原は「日ごろ喋っている標準語が出ないようにしないと」と注意するものの、会見中のイントネーションはすっかり関西弁だ。両者揃って挙げる見どころは、ずばり「会話劇の応酬」に。特に久本は海外の人名が次々と登場することに苦戦した様子を「テディ(渋谷天笑)だのモーティーマー(納谷健 / 劇団Patch)だのジョナサン(室たつき)だの……誰?」と再現して会場を湧かせる。藤原は「セリフにも韻を踏んでいるところがたくさん散りばめられているんですよ。役者の集中力を要する作品ですが、そのぶんお客さんは楽しめるのでは」と笑顔を見せた。ゲネプロは全編にわたって、アビー&マーサの邸宅を訪れる各キャラクターが老姉妹のマイペースぶりに翻弄される様子をおもしろおかしく描くコメディが展開された。応接間のチェストに死体を隠しても「私たちのお客さま」で押し切るブラックさを、久本と藤原は和やかな笑顔と陽気な関西弁で表現する。ラストには安楽死や高齢化社会への風刺がにじむものの、どこかほくそ笑んでしまう後味だ。東京公演は3月20日(水)まで。その後、26日(土)・27日(日)に愛知・御園座、4月2日(土)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、9日(土)・10日(日)に北海道・道新ホール、16日(土)~24日(日)に大阪・大阪松竹座と巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2022年03月18日久本雅美と藤原紀香が老姉妹役で舞台初共演、錦織一清の演出でブラックコメディに挑む。アメリカの劇作家、ジョセル・ケッセルリングが1939年に発表した作品で、ブロードウェイやウエストエンドでロングラン上演されたヒット作。ニューヨークに住む慈善家の老姉妹アビーとマーサが振る舞う“おいしいぼけ酒”を巡って繰り広げる奇想天外な物語だ。老姉妹に巻き込まれる登場人物には、渋谷天笑、納谷健(劇団Patch)、惣田紗莉渚、室たつきら多彩なメンバーが集う。達者な久本と老女役に初挑戦の藤原が、作品の魅力や意気込みを語った。「毒薬と老嬢」 チケット情報久本は藤原を「気さくで表裏のない男前で、華がある。私はその華に負けないように咲きたいです!(笑)」と話し、久本を「姉さん」と呼ぶ藤原は「愛のある笑いを持っている人。お肌つるつる、瞳キラキラでめちゃくちゃ美人です!」と互いの印象を語る。ブラックコメディを演じることについては「無理に笑わせるというより、クスッと笑ってもらえる技術が必要だと思います。ナチュラルに演じ切ることができれば」(久本)、「私にとっては大きなチャレンジです。学ぶこともたくさんあります。自分の持っているものと組み合わせて、新しいものを生み出していきたいです」(藤原)。今回、ふたりのセリフは関西弁で上演され、老姉妹による丁々発止のやりとりも大きな見どころだ。「ふたりとも関西人ですし、漫才とまではいきませんが、おもしろいものになるんじゃないかとワクワクしています」(久本)、「関西弁での舞台は初めてですが、故郷の言葉なのですごくうれしく楽しみです」(藤原)。物語には安楽死や高齢化社会への風刺がテーマに含まれ、初演から80年を経た今も色あせない。そんな作品の魅力について「作中にさらりと投げかけている“何が幸せなのか”や“命の大事さ”などのテーマは、時代を越えても変わらない共通したものだと思います。演じる意欲を掻き立てられ、やりがいのある舞台だと感じています」(久本)、「物事の考え方や価値観は人それぞれ。演じる側もお客様も、それぞれに感じることができるからこそ、長い間愛されてきた作品なんだと思います」(藤原)とそれぞれに語る。ふたりとも今作に挑む意欲は満々だ。「老若男女がさまざまなことを考えながら楽しめる作品です。なによりも『楽しかったなぁ』とお客様全員に思っていただける舞台にできれば」(久本)、「コロナ禍の制約の多い中、劇場へ足をお運びくださるお客様に少しでも楽しんでいただき、明るくなっていただけるように一生懸命につとめます。ぜひ、若い方にも観ていただきたいです!」(藤原)。公演は3月16日(水)~20日(日)の東京・新橋演舞場を皮切りに、3月26日(土)・27日(日)愛知・御園座、4月2日(土)福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月9日(土)・10日(日)北海道・道新ホール、4月16日(土)~24日(日)大阪・大阪松竹座を巡演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2022年03月03日久本雅美冷え性で悩んでいる女性は多い。久本雅美もそのひとりで、温活に励んでいるそうだ。フジテレビ系『ノンストップ!』ではこんな入浴法を明かしている。「朝風呂に絶対入るんです。心も身体も起こす健康法ですね」そして夜は「朝ドラがちょうど15分なので、その録画を見ながら湯船に入る。よい感じにつかりながら、ボロボロ泣きながら見たり、めっちゃ感動しながら見て……。身も心も温まって、ストレッチして寝るっていう」と話している。久本雅美の徹底した温活それだけではない。衝撃的なノーパン睡眠法を告白。「真っ裸じゃないですよ?ちゃんとパジャマ着て、腹巻きして、レッグウォーマーして、お腹と足首は絶対温めるわけ」そして「ノーパン爽快。開放感バッチリだし、縛りもないの。本当にいい」。確かにパンツでお腹が締めつけられるのはいただけない。ラジオでは「基本的には冷たいものを飲まないようにしている」との徹底ぶりも告白。「温かい日本酒って言ってるんですけど、実は白湯です(笑)。夏でも常温の水だとか、あんまり冷たいものを飲んで身体を冷やさないように心がけてる」と健康第一を強調。入浴法、腹巻き、白湯と、温活を心がけているのだ。温活ドクターとしておなじみのイシハラクリニック副院長・石原新菜さんは「久本さん、ばっちりです!」と断言。腹巻きをしているのは、とても大事だという。「お腹には臓器が詰まっていて、冷えると臓器の働きが悪くなります。特に腸には全身の免疫細胞の7割が存在しているので、お腹を冷やすと免疫力は低下してしまいます」石原先生も一年中腹巻きを着用しているとのことで、「ほらね!」と見せてくれた。「久本さんは下着の締めつけが気になるそうだけど、パンツと腹巻きの一体型のタイプがおすすめ。お尻もお腹もしっかり温めてくれます。ユニクロでも手に入りますよ」(石原先生、以下同)入浴法も「シャワーだけという人もいますが、湯船につかって身体の中から温めると、血流がよくなり代謝も上がります。老化予防には欠かせません。顔にプツプツと汗が出てきたら、十分に温まったという目安」冷たいものを避けるというのもとても効果的。石原先生のおすすめはしょうが湯とココアとみそ汁。「しょうが(チューブでもよい)と、はちみつにお湯を注ぐだけで身体が温まります。ココアのカカオポリフェノールは老化防止も期待できますし、みそ汁は発酵食品。温かい飲み物で栄養をたっぷりととりましょう」冷え症状はやせて筋肉が少ない人や、加齢とともに増加する傾向があるという。冷えは万病のもと。久本とともに温活に励もう。取材・文/水口陽子
2022年02月19日司会者、タレント、女優、芸人と多方面で活躍中の久本雅美さん。自身のおひとりさまライフや恋愛と結婚への想い、仕事にかける情熱や家族とのつながりなどを記したエッセイ『みんな、本当はおひとりさま』が今、幅広い年齢層から大きな支持を受けています。インタビュー3回目では、年を重ねることで得られるものや未来につながる40代、50代の過ごし方などについてお聞きしました。★前回:久本雅美さんインタビュー「人生前向きに生きるコツは他人と比べないこと! 比べるなら昨日の自分」#2苦手な人と付き合うコツは自分が誠実であること――『みんな、本当はおひとりさま』の中では、苦手な人との関係を克服されたエピソードが紹介されています。ぜひ、苦手な人とうまく付き合うためのコツを教えていただきたいです。久本さん人間関係って大変ですよね。どう考えても自分と合わない人っていますもんね。でも、その人のことで悩んだり翻弄されたりして毎日がブルーになるのは苦しいし、悔しいことでもありますから。苦手な人に振り回されない自分を作っていくしかないんですよね。――そのためには、どうすればいいのでしょうか?久本さん強くなる、ということですね。といっても、我を張るとか、戦うという意味ではなくて、相手がどんな人であろうが、自分は誠実であろうと決めて貫いていくということ。例えば、自分から明るくあいさつをして、人として誠実に付き合っていけば、その人の良いところが見えてくるかもしれないですよね。そうはならなかったとしても、相手との関係がギクシャクする原因が見えてくれば、うまく包んで付き合うことだってできると思うんです。人を変えることは無理だけれど、自分の考え方や受け止め方を変えることはできるんですよね。年齢を重ねることでしか得られない輝きがある――特に女性は年を取ることをネガティブに考えがちだと思うのですが、久本さんは年齢をポジティブに捉えていらっしゃいます。それはなぜなのでしょうか?久本さん例えば芸能界では草笛光子さん、黒柳徹子さんなど、私の周りには年上でイキイキと輝いていらっしゃる方がたくさんいるんです。そうした方たちがその場にいらっしゃると、それだけで温かさや強さを感じられたり、気持ちが和んだり癒やされたりするんですよね。人間的な魅力にあふれる姿を見るたびに、「すてきだなぁ」って思うんです。だから私は、年齢を重ねれば重ねるほど輝くことが、人間としての勝利だなぁって感じているんですよね。5年後、10年後、20年後の自分はどう生きているんだろうと考えるたびに先輩方の姿と重ね合わせては、「私もいい年齢を重ねてすてきな人間になりたいなぁ」って思うんです。――年齢を重ねることには、どんなメリットがあるとお考えでしょうか?久本さん若さ特有の輝きやエネルギーって、絶対的なものですよね。でも、年齢を重ねることによって生じるパワーや魅力もあるんです。私、人生は60代、70代からだと思っているくらいですから。もちろん、体にガタがきていたり、瞬発力が弱くなったり、記憶力が衰えたりもするものですが、それ以上に生きていることのおもしろさってありますよね。例えば、「65歳から卓球を始めました」「70歳で登山に目覚めました」という方がいらっしゃいます。私も自分で自分に限界をつくらずにいろいろなことに取り組んでいきたいなぁって思うんです。そのためには健康でいることが一番ですから、ストレッチをしたり、トレーニングをしたり、体を温めたりと体を気づかっているんですね。たくさん悩んだ経験が人間的な魅力につながる――体も心も揺らぎやすいウーマンカレンダー世代の女性が、久本さんのように元気に過ごしていくためのヒントを知りたいです。久本さん若さというアイテムが外れた30代から40代、50代にかけて「自分はどう生きたいのか?」とちゃんと悩んだ人は、その過程で培ったものが年齢とともに内側からにじみ出る輝きとなって表れると思うんです。例えば、おしゃべりをすることが苦手な人は、コミュニケーションがうまく取れないことや、自分の考えや気持ちをうまく言葉にできないことに悩むかもしれません。でも、たくさん悩んで自分のなかの自分と戦ううちに、人の話をじょうずに聞けるようになったり、その場にいるだけで和やかな雰囲気の人になっていくと思うんです。それが人間的な魅力や女性としての魅力につながっていきますから、のびのびと自分らしく生きて欲しいですね。――ご自身の経験を踏まえてのお言葉には、説得力があります。久本さんまぁ、私もバカなところもあるし、ボーっとしてるところも、情けないところもいっぱいありますから。こうして話しながら、自分自身にも言い聞かせているんです(笑)。<久本雅美さんプロフィール>1958年大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に演出家の喰始、柴田理恵らと劇団『WAHAHA本舗』を結成。軽妙なトークで人気を博し、『秘密のケンミンSHOW極』『ヒルナンデス!』(ともに日本テレビ系)など、数多くのバラエティ番組やドラマに出演。最新刊に『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)<著書>『みんな、本当はおひとりさま』久本雅美著/幻冬舎1300円+税★関連記事:久本雅美さんインタビュー「40代のころは飲めや歌えやの大騒ぎでした」#1★関連記事:乳がんで右乳房を全摘。だいたひかるさんインタビュー「抗がん剤治療中、太らないようにサウナスーツでレンタルDVD店へ(笑)」#2★関連記事:室井佑月さんインタビュー「シングルマザーだった35歳のとき、膵臓に腫瘍が見つかった」#1著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2022年02月12日司会者、タレント、女優、芸人と多方面で活躍中の久本雅美さん。自身のおひとりさまライフや恋愛と結婚への想い、仕事にかける情熱や家族とのつながりなどを記したエッセイ『みんな、本当はおひとりさま』が今、幅広い年齢層から大きな支持を受けています。インタビュー2回目では、健康を保つための体のケアや心構えについてお聞きしました。★前回:久本雅美さんインタビュー「40代のころは飲めや歌えやの大騒ぎでした」#1起床後と就寝前には軽いストレッチをするのが日課――更年期から今にいたるまで元気に過ごされている秘訣をうかがいたいです。久本さん40代のころから週に一度、整体サロンに通って体の歪みを矯正したり、凝り固まった筋肉をほぐしてもらうようになりました。心身の不調に悩むことなく更年期を過ごすことができたのは、整体サロンで自分の体と向き合う時間を作っていたおかげかもしれないです。――他にはどんなことをなさっているのでしょうか?久本さん週に一度のペースでパーソナルトレーナーさんについて筋トレをしています。といっても過激なトレーニングではないんです。けがをしない体を作るのが目的なので、ストレッチのような動きを中心に無理なく運動をしています。――ご自宅ではどんなケアをしているのでしょうか?久本さん軽いストレッチをするくらいですね。朝起きたら背伸びをしたり、体を左右にひねったり、あお向けになって手足を伸ばして全身のストレッチをします。寝る前には開脚をして体を横に倒して体側を伸ばしたり、あお向けになって背筋を伸ばしたり、起き上がって首を回したり。どちらも3~4分程度で終わる簡単なストレッチなのですが、続けていると調子がいいんです。冷え性改善のために朝と夜、湯舟に浸かる――いつも元気な印象の久本さんですが、体調で気になることはあったりするのでしょうか?久本さん年に一度、人間ドックと婦人科健診を受けていまして、特に心配なことはないですし大病をしたこともないんです。ただ、冷え性は気になっていますね。体を温めるために、朝と夜はお風呂に入ります。朝は時間がないので湯船に浸かるのは5~6分。私はもともとカラスの行水なのですが、夜は10~15分はお風呂に首までちゃんと浸かるようにしています。朝は起きたら白湯を飲んで体を内側からも温めます。仕事では冷たいものを飲んだり食べたりすることもあるのですが、普段は冷たいものはとらないようにしています。あと、足首にはレッグウォーマーをつけて、夏でもかわいい腹巻きを常に着けているんです。――久本さんが元気でいらっしゃるのは、日々の努力の賜物なのですね。久本さん私がしていることは本当にささいなことなので、努力のうちに入るかどうかはわからないのですが……。でも、体は気づかっていますね。実は50代後半になってから、舞台に立っているときに息が切れるようになったんです。周りのメンバーのなかには、けがや病気をした人もいますしね。健康の大切さを実感するようになったので、自分なりに調子を整えるようにました。自分が元気じゃないと、舞台やテレビを見てくれる人たちに元気を与えることができませんから。他人と自分を比べずに、比べるなら昨日の自分――若々しいお肌の秘訣もぜひ、教えていただきたいです。久本さん基本的に面倒くさがり屋なので、美容のためのケアは続いたことがないんです。お化粧自体を煩わしいと思うタイプなもので、仕事が終わったらすぐにメイクを落とします。そのあとに洗顔をするのですが、気を付けているのは顔を拭くときにはゴシゴシこすらず、タオルを押し当てて水滴を取ることくらいで、ほとんどお手入れをしていないんです。まぁ、こんなふうに私が美容を語っても「お前が言うな」って感じですよねぇ(笑)。――タオルで顔をこすらないこと以外で、「これをしないようにしよう」と気を付けていることがありましたら教えてください。久本さん他人と自分を比べないということですね。比べるなら昨日の自分と今日の自分。人と比べて落ち込んでいるなら、昨日の自分と比較したほうがずっと前向きになれると思うんです。あと、最近気を付けているのは、信号が点滅しているときに横断歩道を走って渡らないようにすることです。先日、横断歩道を走っている最中に転んでしまってえらい目に遭ったんです。60歳を過ぎて地面に叩きつけられるときの痛さとつらさときたら、言葉では言い表せません。それ以来、「信号がチカチカしていたら次の信号まで待つ!」と心に決めています(笑)。次回は、年を重ねることで得られるものや未来につながる40代、50代の過ごし方などについてお話をうかがいます。<久本雅美さんプロフィール>1958年大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に演出家の喰始、柴田理恵らと劇団『WAHAHA本舗』を結成。軽妙なトークで人気を博し、『秘密のケンミンSHOW極』『ヒルナンデス!』(ともに日本テレビ系)など、数多くのバラエティ番組やドラマに出演。最新刊に『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)<著書>『みんな、本当はおひとりさま』久本雅美著/幻冬舎1300円+税著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2022年02月08日司会者、タレント、女優、芸人と多方面で活躍中の久本雅美さん。自身のおひとりさまライフや恋愛と結婚への想い、仕事にかける情熱や家族とのつながりなどを記したエッセイ『みんな、本当はおひとりさま』が今、幅広い年齢層から大きな支持を受けています。インタビュー1回目では、普段の生活ぶりや更年期の時期の体の変化などについてお聞きしました。自由である分、責任を持たないといけない――『みんな、本当はおひとりさま』というタイトルは、胸に刺さる言葉です。久本さん私自身、気付けば63歳になっていて、この年までひとりでした。でも、寂しくもなければ不幸せでもないですし。結婚していようがしていまいが、子どもがいようがいまいが、自分の人生を切り拓いていくのは自分にしかできないので、『みんな、本当はおひとりさま』を通して、私のこれまでの生き方を知ってもらうことで、皆さんに元気になってもらえたらいいなぁと思っているんです。――久本さんが「独り身って、やっぱり気楽でいいなぁ」と思うのは、どんなときでしょうか?久本さん自分の時間を自由に使えることのありがたさは、常日ごろから感じています。好きなときにごはんを食べて、好きなときに寝て、好きなときにテレビを見て。自分のリズムを好きなように作っていけるのがひとり暮らしの醍醐味ですよね。まぁ、だからいまだに独身なのかもしれないですけど(笑)。――ということは、起床時間や就寝時間も日によって違うのでしょうか?久本さんこれくらいの年になると、寝る時間も起きる時間もだいたい決まってくるんですね。夜は12時半過ぎには寝て、朝は遅くとも8時までには起きます。すべてが自由だからといって、ダラダラと過ごすわけではないんですね。自分がどう生きて、どのような価値ある生き方をしてくか。自由というのは自分で自分に責任を持たないといけない部分が大きいですし、時間を無駄にしたくないという気持ちが強いんです。――メリハリのある生活を送られていらっしゃるのですね。久本さん私はすべてのことに意味があると思っているんですね。だから、ダラダラするのにも、ボーっとするのにも意味がある。ただ、無駄が嫌いな性格ということもありまして、朝起きてから夕方まで何もしない、という日はないんです。1日家で過ごすとしても、映画やお芝居のDVDを見たり、本を読んだり、Zoomで友だちとおしゃべりしたりと、とにかくいつも何かをしていますね。40代は若く、50代もまだまだ元気な年代――逆に、「独りだと心細いな……」と感じる瞬間もあるのでしょうか?久本さんもちろん、ありますよ~。例えば、ジャムの瓶が開かないときとか、ワインのコルクが抜けないときとか。私は電気系統がさっぱりわからないので、テレビや家電のちょっとしたトラブルにも困ります。あとはやはり、地震が起きたりすると心細さを感じますね。でも、喉元過ぎれば熱さを忘れるタイプなものですから。まわりに妹や友だちがいますし、みんなで励まし合いながら生きています。――ウーマンカレンダー世代の40代、50代のころには、どのような生き方をしていたのでしょうか?久本さん今は人生100年時代ですから、40代、50代は折り返し地点ともいえる年代ですよね。63歳の今、思うのは、40代はめちゃくちゃ若いということです。体も動くし、走れるし、頑張れます。実際、40代のころの私は毎日、バリバリ動いていましたし、お酒もガンガン飲んでました。20代、30代のころに比べれば無茶はできなくなりましたけど、打ち上げとなったら「朝まで行こうよ!」くらいの勢いはありましたね。50歳を過ぎても元気でしたが、50代半ばごろからは体のことを考えて2時過ぎくらいには引き上げるようになり、60代の今はその日のうちに帰ります。まぁ、年に1回くらいは、ハメを外して朝までガンガン行くこともありますけどね(笑)。48歳のときに子宮筋腫の手術を受けた――ちなみに、更年期の年代はどのように過ごされていたのでしょうか?久本さんありがたいことに、私の場合、更年期症状の経験がほとんどないんです。ホットフラッシュというのかな? 体が急に暑くなることは3~4回くらいはありました。でも、すぐに治まったので暑さや汗に悩むこともなかったんです。――更年期のころの生理の状態はいかがでしたでしょうか?久本さんもともと生理不順だったこともあり、あまり悩むこともなく、いつの間にか閉経していました。ただ、48歳のときに子宮筋腫が見つかったころはつらかったですね。出血量が多く、貧血気味になることもありました。――子宮筋腫は手術を受けたのでしょうか?久本さん腹腔鏡手術だったので2泊3日の入院で済みましたし、回復も早かったですね。この子宮筋腫が更年期の時期で一番大変だったかもしれないです。次回は、健康を保つための体のケアや心構えについてお話をうかがいます。<久本雅美さんプロフィール>1958年大阪府生まれ。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年に演出家の喰始、柴田理恵らと劇団『WAHAHA本舗』を結成。軽妙なトークで人気を博し、『秘密のケンミンSHOW極』『ヒルナンデス!』(ともに日本テレビ系)など、数多くのバラエティ番組やドラマに出演。最新刊に『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)<著書>『みんな、本当はおひとりさま』久本雅美著/幻冬舎1300円+税著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2022年02月05日京都・南座の新春恒例「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」が1月2日(日)から開幕するのを前に取材会が行われ、渋谷天外、藤山扇治郎、ゲストの久本雅美ら出演者7名が登壇した。「お正月なので衣装代も奮発して、時代劇の“まげもの”2本をパーンと打ち上げます!」と威勢のいい天外に、久本も「お芝居観に来たなという贅沢感が味わえる」と続き、早くも一致団結のムードが漂う。出演者が五・七・五のカルタで意気込みを語るなど、お正月らしい趣向で盛り上げた。「初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演」チケット情報一本目は「藤山寛美二十快笑」にも選出される『お種と仙太郎』。嫁姑問題を描いた人情喜劇を扇治郎と久本の共演で贈る。扇治郎は「お風呂場とかでよく、久本姉さんこれやりはったらいいのにとかひとりで考えるんです。その5本の候補のうち、1本がこれでした」とドンピシャの配役に喜ぶ。観客には自粛疲れを思いやり「来年は劇場に足を運んでもらって。僕と久本さんでやる人情喜劇でホロリと沁みていただけたら嬉しいなと思います」久本は「扇ちゃんがお風呂場でも私のことを考えてくれてたなんて。気色悪いけど、嬉しいです(笑)」と冗談めかしつつ、姑役は藤山寛美をはじめ代々男優が演じてきただけに「緊張します」と続ける。「男性が女性を演じる時点でひとつ面白さが加わっているので、それを女性が演じるとなると本当に難しいお役やと思います。ほんまはええ家族なんやなと思ってもらえるように、可愛げがある意地悪ばあさんでありたい」と語る。二本目は松竹新喜劇随一の爆笑喜劇『お祭り提灯』。このたび、39年ぶりに曽我廼家の名跡を継承した曽我廼家一蝶、いろは、桃太郎ら若手が大役に挑む意欲作だ。提灯屋、徳兵衛役の一蝶は先輩らに「熱量だけは負けたくない」と気合十分。扇治郎を中心に「劇団の新たな屋台骨となれるよう精進したい」とやる気をみなぎらせる。11月の襲名披露公演では観客の拍手が胸に沁みたと言ういろはは1『お種と仙太郎』で嫁のお種、『お祭り提灯』で徳兵衛の妹役に挑む。「お種は素直で謙虚な娘だと思うので、私も初心を忘れず素直な気持ちで成長できるように頑張ります」。桃太郎は、藤山寛美の十八番でもある提灯屋の丁稚役に抜擢され「恐ろしさに身震いしました」と驚嘆しながらも、「共演の方々の力を借りつつ、いい意味で期待を裏切りたい」と覇気を見せた。取材会では、カルタの五・七・五で「なんでかな おちょやん出たのに 気づかれず」と朝ドラ『おちょやん』出演という今年のハイライトをユーモアたっぷりに振り返ったのは渋谷天笑。同じく次代を担う若手の一員として「南座の公演を頑張って、街で声をかけられる人間になりたい」と活躍を誓う。仲間の援護も頼もしい扇治郎は、来年は寅年で年男。「松竹新喜劇をまた観たいと思っていただけるよう、お客様のハートに噛みついて離さぬよう精進したい」と決意を語った。公演は1月2日(日)から10日(月・祝)まで南座にて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月22日「ひとりが長かったせいか、長時間みんなでいると、逆にひとりになりたいと思ってまう(笑)」そう話すのは、今年で芸能生活40周年のベテラン女性芸人で、最新著書『みんな、本当はおひとりさま』(幻冬舎)が発売中の久本雅美さん(63)。「最近は、ひとりでゆっくり家のお風呂で朝ドラの『カムカムエヴリバディ』(NHK)を見ることにハマっています。湯船につかる時間が15分ぐらいなんで、ちょうどよくて」(久本さん・以下同)20〜30代のころは、舞台が終われば舞台仲間の古田新太(56)や池田成志(59)らと毎晩、朝まで浴びるように酒を飲んでいたという。「若いころ飲んでいた人たちとはめっきり飲む機会が減ってしまいましたが、今でも近所の友達や劇団の後輩とは飲んだりしています。昨日は舞台をやっていた富山県から帰ってきたあと、昼間に3時間ぐらい整体に行って、その後、家の近くの創作フレンチレストランで、近所の友達とご飯を食べました。自分が売れていないころから応援してくれている大切な人たちです」気の置けない仲間とワイワイ飲んで笑って楽しんでいるのがいちばんストレスがたまらないし、寂しくないのだそう。「でもそれがダメなんです。昔、(島田)紳助兄さんに言われたことがあって。『お前が結婚できないのは劇団の後輩がいることと、友達が多いせいや』って。要は周りを固めることで、ひとりでも満足できてしまってるんです。いわば“おひとりさま”の要塞ができあがってて……おかしな建物を建ててもうたな(笑)」毎週『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にも出演し、キレのあるコメントで盛り上げている久本さん。還暦を過ぎてもイキイキしている秘訣とは?「人と会うことが私を元気にさせてくれます。誰かと会うのはエネルギーがいるけど、それ以上に自分もエネルギーをもらって帰る気がするんです。家で好きなことをしている人も、それはそれでいいと思います。ただ、それだけじゃなく、誰かと会って何かをするということも大事じゃないかと」■劇団仲間とのシェアハウスは夢かも久本さん自身も、自分から友人を誘うようにしているという。「私は『夏やな、ビール飲もか』『寒いな、鍋やろか』って声掛けますもん。あとはLINEで暑中見舞いを送ったり、年賀状書いたりと、何かとこっちから発信するように心がけています」仲間のなかでも特に親交が深いのが「WAHAHA本舗」の柴田理恵さん(62)だ。じつは以前、柴田さんにインタビューした際、「『WAHAHA本舗の老人ホーム』を作って劇団のみんなでそこに入りたい!」という話を伺った。さらにその「老人ホーム」を「独身でお金持ちの久本さんに建ててほしい」と。そのことをぶつけてみるとーー。「マジですか?断ります(笑)。ただ、『シェアハウス』は夢見ます。気楽な人たちと一緒にいたいから。WAHAHAのメンバーは気が楽だけど後輩はどう思うかな。数十年後、70代の後輩たちが80代の私に『久本先輩のおむつを替えんと。誰が行くの?』なんてもめたりして(笑)」■久本雅美「孤独死も腹をくくっています」そうはいっても御年63歳。老後への不安はないのだろうか。「一人でいるときに突然倒れても、そうなったら、しゃあないでしょ。孤独死も腹をくくっているんです。ずっと独身だから、今では『ひとりで背中に湿布を貼る方法』まで身につけてしまいましたからね。『寂しいから』とか、『そばにいてもらったら安心』という理由だけでは結婚はできない。もし相手のことを本当に好きじゃなかったら『クチャクチャ食べて』とか『トイレの便座上げっぱなしや』とかストレスがたまるでしょ(笑)。尊敬と愛情があってこそ、その辺は乗り越えられると思うんです」テレビ番組での“結婚したい”発言も多い久本さんだが、本心は同世代の女性や女性芸人の結婚の知らせを聞いても嫉妬することはないという。「正直、今すぐ結婚したいという気持ちはありません。人と比べる必要もないと思っていますし……。だから先日、すみれさんの結婚を聞いたときも、素直に『うれしい!おめでとう!』という気持ちでいっぱいになりました。ただ、このまま結婚しないと自分がわがままになるのではという心配もあるんです。結婚すると、何でも思いどおりというわけにはいかないから、人としての器が大きくなりそう。そこへの興味はあります(笑)」久本さんの理想の結婚相手に変化はあったのだろうか?「以前は年下の若いコが好きだったけど、今は落ち着きがあって、私の好きなようにさせてくれる人がいい。芸能界でいうと竹野内豊。あ、結局若いコや(笑)。ほかには、生活リズムが合う人がいいですね。私が『眠たいな』って言ったら向こうも『眠たいな』って返してくれるような。それを『え?22時で寝るの?嘘でしょ?まだまだ夜中まで遊ぼうよ!』って言われたら私は1カ月で死んじゃうからね(笑)」■後輩にいじられる先輩でありたい“おひとりさま”をめいっぱい満喫している久本さんに70代、80代の目標を聞いた。「お仕事でいえば黒柳徹子さん。80歳を超えても自分の番組を持ち続けているのがすごい!この前も、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でジャニーズの『なにわ男子』としゃべってましたよ。『誰か意見のある人は手を挙げて』って、挙手を促したりして(笑)」プライベートでは、“後輩にいじられてみんなから愛されるかわいい女性”が理想だと話す。「“おひとりさま”といっても人間ひとりで生きているわけではないので。どれだけ周りに支えてくれる人がいるかが大切。そんな宝のような人が来てくれる自分でありたい。そう思っていれば、いつか竹野内豊が寄って来ると思います(笑)」(取材・文:インタビューマン山下)
2021年12月10日久本雅美高橋ひとみ独身でも、結婚していても、子どもがいても、それぞれの自分らしい人生を歩んでほしい──。そんな思いを込めて、芸能界の“おひとりさま”久本雅美が本を書いた。一方で、50代に“オトナ婚”した高橋ひとみは、夫婦生活9年目を迎える。独身を謳歌し続ける久本と、熟年婚を満喫する高橋。そんな2人に、それぞれがエンジョイする人生を語り合ってもらった。■久本雅美の「ひとりの楽しみ」は?久本本のテーマは“おひとりさま”なんですが、私が“ひとり”の代表という感じで、日常で思っていることや面白かったことを「わかる、わかる!」って、みなさんに共感して笑ってもらえたらと思って書いてみました。高橋私も以前は、どうしても結婚したいと思っていたわけでは全然なくって。今は結婚しない男性も多いじゃないですか。夫もそうだったんですけど、50代の独身男性も多いですよね。だから結婚って、してもしなくてもどっちでもいいかなって。久本結婚をしないと決めるのも、すると決めるのも、その人の生き方ですよね。高橋ひとりだと自分だけのためにお金も時間も使えますし、私は52歳までひとりだったから、どっちも味わってきました。なので結婚するなら50過ぎでも全然いいんじゃないかなって。久本ホントそう思う! ひとりの楽しみも十分に味わったうえでの結婚って、理想的ですよね。─久本さんが実感する“ひとりの楽しみ”は?久本やっぱり、自由に自分の時間が使えることですね。この時間にごはん食べようとか、ビデオ見ようとか、友達に会いに行こうとか、寝ようとか、お風呂入ろうとか、誰にも文句を言われないので……。自分の好きなドラマを見ながらシャンパン飲んで、「コレはやっぱりやめられまへんなぁ~! 」みたいな(笑)。─高橋さんは、結婚してよかったことは?高橋自分以外の意見や考え方を身近で感じられたことですね。一緒に暮らす相手の意見を聞いたときに、私が思っていたことと違う意見をもらえることで、日常をプラスに捉えることができますね。久本男性の考え方は自分にとって刺激になったり、人生が豊かになったりもするよね。ひとみさんのお話を聞いていると、“オトナ婚”っていいなぁ~って思う。高橋若いときと違って、おだやかですよ~。久本若いときは「なんでわかってくれないの?」「どうしてこっち向いてくれないの?」って、お互いに対して向かい合うエネルギーじゃない。でも、ある程度の大人になったら、「一緒に前を向いて歩いていこう」と、エネルギーが進む矢印の向きがそろうよね。高橋言わなくてもわかる、みたいなところがありますね。久本人生経験を積んできたことが、お互いを認め合える、尊重し合えるという部分につながっていくから……って、私は結婚してないんだけど! (笑)。■ふたりの結婚観高橋久本さんは、周りにご友人や仲間がたくさんいて寂しくないから、結婚したいとも思わないんじゃないですか?久本ギクッ! それがいちばんの難点だって言われます(笑)。高橋結婚したいと思う人に出会えたら“そのときに結婚”って感じなんですよね。久本たしかに! そうだね〜。高橋私が若いころは、世の中としては「女性は23歳で結婚するもの」なんて思ってもいましたけど、私が実際その年齢になったら「こんなに仕事が楽しいのに結婚なんか」って、全然そんな気になりませんでした。周りには「まだ出会ってないのよ」と、ずーっと言われ続けて(笑)。─ご家族から結婚してと言われなかった?高橋姉が結婚して子どもがいたので、家族からは、私は結婚しなくていいと言われていました。久本私はね、芸能界に入って家族から「この子、本気だな」と思ってもらえたときから、結婚の話題は減りましたね。22歳で東京に出てきて、26歳で劇団を立ち上げたあたり。まぁ、でも中には結婚しろって言い続ける人もいますよ。40代後半で実家に帰ったとき、テレビを見ている私の横に父がそーっと座って、耳元で「子持ちのバツイチでもええで」と言って部屋を出ていったんです。そのとき「結婚相手の条件を変えてきた……!」って(笑)。─高橋さんが、夫と一緒に暮らすうえで気をつけていることは?高橋束縛はしないようにしています。疲れちゃうし、いつでもどこでも合わせようとしない。結婚当初は、合わせようとしていましたけど。久本とはいっても、気は使うでしょ?高橋慣れますよ(笑)。久本へぇ〜! 慣れてみたーい(笑)。高橋結婚当初は、夫がどこでも一緒についてこようとしたり、1日に何十回も電話をかけてきたりしましたね。でも、だんだんそれもなくなりましたから、夫も慣れたんだと思います。久本誰かと一緒に暮らすうえで、束縛しないって大事なことだよね。私が妹と暮らしていたころは、お互い劇団員だったので忙しくて、衣装や小道具を作ったり、稽古以外にもやることが多くて……。家は寝に帰るだけだったから、お互いに干渉しないで過ごしていました。大阪から出てきたばっかりで貧乏だったから、妄想だけで生きていました。“100万円あったらどうする? ”とか眠る前に聞いたりね(笑)。高橋わかる~!! 夢見てた!久本そういう青春時代って面白いんですよね。■私はSNSやっていません─青春時代にマッチングアプリやSNSなどの出会いのツールがあったら使ってた?高橋コロナ禍のような、誰かと会えない状況だったら、必要なんだろうと思います。だって、それってお見合いみたいなものですよね?コロナよりも前に、アメリカに住んでいる友人が、会費の高い出会いサイトを使って結婚したんです。そのときは「すごいなあ」って思って。久本心配になったでしょ?高橋「そういうので結婚するんだ」と驚いたんですけど、年収とかがプロフィールに書いてあれば調べなくてすむし逆に安心なんでしょうね。それでも私は、もし若かったとしても……、使ってないかな~。久本性格の違いかな? 世の中それが当たり前なら、私は若ければやっていたと思います。今は、この年齢でマッチングアプリをやる勇気もなければ、SNSをやって何か言われるのも嫌だし。実際、私はSNSをやっていません。でも若かったら面白がってやるだろうし、周りもやっているのであれば、それが普通だと思っているかも。マッチングアプリで結婚する人もたくさんいますからね。高橋そもそもマッチングアプリってどう使うんですか?─気になった人がいたら“いいね”を送って、お互いに“いいね”を送り合えばマッチングが成立して、実際に会ってみて……。高橋実際会ってみたら「なんか違う」ということもありえるんですよね?─ありますね。久本まあでも、昔は下を向いたままお見合いして、そのまま結婚する人もたくさんいたもんね。それのほうが怖くない? 親が決めた人がいて、お見合いして、恥ずかしくてずっと下を向いたまま「よろしくお願いします」って。お見合い用の写真を渡して、仕事は○○で……、それを親が、「いいんじゃない、この人なら安心だよ」って言って結婚しちゃうんだもん。それだったらマッチングアプリのほうが、当人同士にとって明確だよね。ちなみに年齢制限はないの?─上限はないはずです。久本出た、出た(笑)。ひとみさんの旦那さんのような素敵な人はまれで、私と同じくらいの年代でマッチするのは、きっとおじいちゃんだもん! (笑)。それが怖い。高橋だったら50代を狙えばいいんですよ(笑)。久本そうだね、50代だな。■上の年代の芸能人といえば─でも、上の年代でも素敵な芸能人って……。高橋いっぱいいますよ~!久本大杉れん(漣)さんとか、奥田瑛二さんとか……。高橋色っぽいですよね~!久本年上で、あんなきれいな人いますか? 素敵だな~、頼りがいあるな~、カッコいいな~、おしゃれだな~、セクシーだな~って思う。高橋あと、なんだかすごく遊びを知っていたりね。堺正章さんとか、井上順さんとか。久本見た目がきれいっていうのは大事だよね。シュッとしてておしゃれで。高橋私、30代のころに古谷一行さんと共演したときにキスシーンがあったんです。「こんなにキスがうまい人がいるんだ!」って思っちゃった。それで、のどが鳴っちゃって(笑)。車の中でのキスシーンだったんですけど「ずっとしてたい!」って。久本それ旦那は知ってるの?高橋前に話したことあるから大丈夫(笑)。その後に舞台を見に行かせていただいたとき、楽屋に古谷さんの奥様がいらっしゃって。すごいおきれいな方だったので諦めました(笑)。久本私は、大杉れんさんが本当にタイプ。おちゃめでちょっとエッチで(笑)。めちゃくちゃカッコよかったですね。本当に大好きだったから「れんさん、1回でいいから抱いてください! 」ってみんながいる前で言ったこともあります。そしたらめちゃくちゃ笑ってましたけど、「抱いたら、みんなにバレちゃうよ」って(笑)。高橋受け答えも、やっぱり色っぽいですね。久本そうそう。年齢を経ても、枯れてないっていうか。女性もそう。年齢を経ても色気がある人って素敵だなぁ~。高橋久本さんは寂しい雰囲気って1ミリもないですよね。久本ときどき、秋の風に吹かれたら「誰かいないかな~」とか、楽しいことがあったときに「家に帰ったら誰かにしゃべりたいな」なんて思うこともありますけど、たしかに寂しさはないですね。高橋今田耕司さんたちの“アローン会”も全然寂しそうに見えないですよね。久本たしかに! でも、女子でアローン会をつくるのはムリだな。誰かが結婚したら、「ははぁ~ん」みたいな、羨望と裏切り者を見るような目になっちゃうから(笑)。私が人の結婚を素直にお祝いできるのは、本気で結婚したいと思ってないからなんでしょうね。高橋久本さんは、結婚しようと思ったら、いつでもできる感じがします。だから久本さんを見ていると、楽しそうだなぁって思うんです。久本ありがたいですね。悲愴感がないっていうのがいちばんうれしい。結婚されている先輩から夢と希望をいただいたので、私はいつでも結婚はできるもんだと思って、突っ走っていきたいと思います!久本雅美……’58年7月9日生まれ。大阪府出身。’84年に柴田理恵らと『WAHAHA本舗』を設立後、舞台だけでなくバラエティー番組やCM、ドラマなどでも活躍。『みんな、本当はおひとりさま』は6冊目の著書となる高橋ひとみ……’61年8月23日生まれ。東京都出身。’79年に舞台『バルトークの青ひげ公の城』でデビュー後、『ふぞろいの林檎たち』(TBS系)など多くの人気作品に出演している。’13年9月に出会った一般男性と2か月でスピード婚
2021年12月05日コロナ禍で前公演が延期され、4年ぶりの開催となったワハハ本舗全体公演。『王と花魁』は10月末から全国14か所20公演のツアーがスタートした。関西では11月に堺と神戸で、12月に大阪で上演される。構成・演出の喰始のもと、おなじみの柴田理恵や久本雅美、梅垣義明らが「笑わせるためには何でもする!」と総力を結集するエンタテインメントショーだ。「やっと舞台ができる喜びでいっぱい、またお客様に会えるという楽しみでいっぱいです」と語る久本雅美が稽古中に来阪、取材会でその熱い思いを語った。WAHAHA本舗PRESENTS WAHAHA本舗全体公演「王と花魁」チケット情報「ワハハ本舗は私そのもの、自分の原点。私たち自身がワハハ本舗の世界を大好きなんです」と久本。今回は“日本の芸能”をコンセプトに、花魁ジャズや歌舞伎ミュージカルなど、ワハハならではのパフォーマンスを披露する。久本は、柴田とふたりのシーンで応援団を組み「皆さんにエールを送れるようなネタをやろう」と柴田の家で一緒にアイデアを練ったと言う。「ワハハ本舗は町の中華屋さん。『わぁ~、いつもの味やわ!』というネタが目白押しです」と、待ちこがれるファンを喜ばせる。「4年間できなかったこの思いをぶちまけて、お客さんに何としても喜んでもらいたいと思っています」。しかし、客席で踊ったり観客を舞台に引き上げたり、ワハハ本舗の真骨頂と言える観客参加型の演目はコロナ禍で封印。その代わりに“マスク de エール~舞台にエールを!~”を企画した。会場にマスクとペンが用意され、思いを書いた観客のマスク姿を撮影、エンディング前に泉谷しげるが作った曲とともにその映像を映し出す。ポスター中央に大きく写る泉谷だが、出演はない。創立メンバーは皆60歳を超え、喰始は「いつまでもあると思うな、ワハハ本舗」とコメント。「1回も観たことがない人に観てほしい」と言う。「ワハハ本舗は、下ネタや過激なネタが多いというイメージがあると思いますが、それは裏切らないです(笑)。でも、ファンタジーのネタもあればグッとくるようなネタも取り揃え、おもちゃ箱をひっくり返したようないろんなパフォーマンスが次から次へ出てくる唯一無二の劇団。私や柴田さんとか、テレビでできないことを舞台でやり倒してますしね。特に私は下ネタが多い。別に下ネタ担当ではないですが(笑)。観たことのない人には、そんな知らない世界を味わって楽しんでいただきたい。とにかく笑ってイヤなこと忘れて、元気になっていただきたいと心から思っています。ぜひ、劇場へ遊びに来てください!」。公演は、11月13日(土)堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)) 大ホール、14日(日)神戸国際会館こくさいホール、12月3日(金)から5日(日)までCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2021年11月10日チューヤン『進ぬ!電波少年』(日本テレビ系)にて、俳優・伊藤高史さんとのコンビ「朋友」でアフリカ・ヨーロッパ縦断ヒッチハイク旅をやり遂げ、人気者になったチューヤンさん。彼は来日前、香港でDJやラジオドラマの台本を執筆するなど放送の仕事に就いていた。そんなチューヤンさんが『電波少年』に出演したのには意外な真相があった。「香港の新聞に『電波少年』の出演者募集の広告が出ていて、『言葉がわからなくてもいいから日本の芸能界に入ってみない?もう仕事はあります』って書いてあったの。すごい怪しいでしょ?『これ、絶対おかしいよ!』って思ったんだよ」■笑福亭鶴瓶と久本雅美は……当時、チューヤンさんはアポなし取材でさまざまなところを訪れるコーナーを担当していた。前出のような『電波少年』の広告を見て「これは取材しないと!」と思い立ち、潜入するつもりでオーディションを受けていたのだ。つまり、『電波少年』に逆アポなし取材を敢行したということ!その後、旅を終えて日本に戻ったチューヤンさんは、同番組の司会に抜擢される。その人柄と、彼の話すたどたどしい日本語での仕切りは好評を博し、『電波少年』以外の仕事も増えていった。「笑福亭鶴瓶さんや、久本雅美さんにはすごく優しくしてもらった。それで、鶴瓶さんと雅美さんが話している関西弁が身についたの。藤井隆さんともよく仕事で一緒にいたから、藤井さんのしぐさもうつっちゃった(笑)」そんな彼だが、人に言えない悩みを抱えていたという。「日本で仕事をしていたら自然と日本語はうまくなっちゃう。でも、みんなはカタコトのチューヤンを求めるから、日本語の上達したチューヤンを見て不満だったり、逆に『チューヤンは日本語が完璧で、今までは全部演技だった』と言われたこともあったよ。それでいつも悩んでた」病気の父親を看病することにもなり2005年に日本の芸能界を引退、香港に帰国した。現在はデザインコンサルタントの仕事に就き、WEBサイトでコラムも手がけるなど充実した毎日を送っている。とはいえ、芸能の仕事から完全に足を洗いたいわけではない。「ヒッチハイクから帰ってきて、それぞれの活動が増えて、僕たちは朋友として活動したことが1度もないの。だから、日本でまた2人で芸能活動をしたいなと思っています。伊藤君とは今でもよくLINEでメッセージをしてるし、とても仲がいいよ。だけど、できるならもう1度朋友として一緒に活動したいなと思っていることは、伊藤君にまだ言ったことがないから、勝手に言ったら嫌われちゃうかもね(笑)」チューヤン◎1972年、香港生まれ。ラジオ番組の人気DJだったが、1998年に『進ぬ!電波少年』で伊藤高史と組んだ「朋友」としてアフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイクに成功。2005年に芸能界を引退、帰国した。取材・文/寺西ジャジューカ
2021年06月03日昨年、公演延期となったWAHAHA(以下:ワハハ)本舗全体公演『王と花魁』全国ツアーの開催が決定。構成・演出の喰始、キャストの柴田理恵、久本雅美、梅垣義明に現在進行形の想いを尋ねた。ピリオドを打った『ラスト3~最終伝説~』から4年ぶりの全体公演となる本作。枠にとらわれることのない多彩なパフォーマンスで客席に全力の笑いを届ける。延期が決まっても喰は「中止は念頭になく絶対にリベンジしたかった」と語り、その言葉に柴田・久本・梅垣の3人も頷く。ワハハ本舗の特徴といえば、“過剰”ともいえる客席とのコミュニケーション。「ろくでなし」を歌って鼻から豆を飛ばし、「愛の讃歌」でステージを降り観客をハグしにかかる梅垣の芸に代表され、これを目当てに訪れる人も多い。しかしコロナ禍では“濃厚接触”。得意技を封じられた一同はどうやって客席を魅了するのか。そう聞くと、喰は「梅垣は今までお客さんをひどい目に遭わせてきたけど、今度は梅垣がひどい目に遭う番」とほくそ笑む。制限を逆手に取った笑いを追求する一方で、無観客配信を行った梅垣は画面の向こうにいる観客の反応がわからない心もとなさを経験した。「自分がいかにお客さんから助けられてきたか、コロナ禍で“観客の力”を実感しました」と語ると、喰は「今回のお客さんはおかしくても笑い転げるのは難しいから、マスク上でアピールしてもらう?」とその場でアイディアを出す。一度目の緊急事態宣言が明けてから、さまざまな舞台を観に行った柴田は「ワハハみたく底が抜けたような笑いって今見かけないよね」とひと言。「だからこそ我々がやる意義は大きいんじゃないかな」と万全の対策で観客を迎える覚悟を語る。久本も「私たちを待ってくださっているお客さんの存在を感じています」と続き、「その気持ちに応えて全力で“バカ”やる所存です!」と意気込んだ。最後に喰は「エンターテインメントは精神のワクチン。接種の無理強いはしません。でもワクチンを体に入れて心が軽くなるのであれば、ぜひお越しください」「我々も年齢を重ねましたから。いつまでもあると思うな、ワハハ本舗ですよ」と呼びかけ、インタビューを結んだ。なお、取材中に喰が思いついた案は「マスクdeエール」プロジェクトとして進行中だ。演劇人に対するメッセージを寄せたマスクの着用姿を写真・動画に収めてワハハ本舗に送ると応援動画として編集され、劇中や記者発表イベントにて上映されるという。BGMには『王と花魁』応援隊長・泉谷しげるが書き下ろしたオリジナル楽曲が予定されている。公演は10月28日(木)~31日(日)に東京・新宿文化センター 大ホールで行われたあと、11・12月に全国12会場を巡演する。取材・文:岡山朋代
2021年05月07日久本雅美(62)、柴田理恵(62)などが所属するWAHAHA本舗の代表取締役社長で、演出家でもある喰始氏(たべ はじめ、73)。昨年5月に開催予定だった喰氏が構成・演出を務めるWAHAHA本舗の全体公演「王と花魁」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期になっていた。その公演が日程を改めて、2021年10月28日から東京公演を皮切りに全国ツアーが決定。そこでインタビューマン山下が喰氏に話を聞いた。――公演はまだ半年先とはいえコロナ禍での開催になると思われます。その辺りは構成・演出に影響はありますか?影響というかコロナを逆手にとりたいとは思いますね。例えば梅垣(義明、61)の場合は鼻から豆を客席に向けて飛ばしたり、いつもお客さんを巻き込む芸なんです。でもさすがに今の時期はそれができないので、逆に梅垣がひどい目に合うと言うふうな方向性に切り替えたり、基本的にはどんなこともプラスに取り込んじゃう考えです。――コロナ禍だからこそできるネタを考えるということですね。そうですね。これはやるか、やらないかは別にして例えば梅垣が全裸にたくさんのマスクで体中を覆いつくしてミイラ男みたいに出てくるとか。そういった案を稽古場で1度やってみて面白ければやるし、だめならボツと言う感じで作っていくんです。■「ブリーフじゃなくて海パンにしなさい」と猫ひろしに――今となっては梅垣さんの代表作、歌いながら鼻から豆を飛ばす芸は喰さんの助言から生まれたと梅垣さんからお聞きしました。猫ひろしさん(43)にもターニングポイントとなる喰さんの助言があったそうですが。僕のところに猫ひろしがネタ見せに来た時はWAHAHA本舗所属じゃなくてまだ地下芸人だったんですよ。猫ひろしはいい所と悪い所、半分半分だったんですが、僕は面白いと思ったからライブに出したんです。それで彼がWAHAHA本舗に入りたいと言うから入れるのに条件を出しました。「ネタはそのままでいいけどアングラな地下芸人という世界に行って、それを喜んで武器にしてはいけない。地下と言って開き直るのはやめなさい」と。――地下の猫ひろしさんを喰さんが地上に上げたんですね。その当時はブリーフでネタをやってたんですよ。それも止めさせて「海水パンツに替えなさい」と言いました。――“地上”では見た目からもっとポップにしなさいということですね。喰さんはWAHAHA本舗のメンバー以外の芸人さんにも多くの助言をしているとお聞きします。ぺこぱの松陰寺太勇さん(37)の衣装なんかもそうなんですよね。当時、松陰寺君はスーツを着てビジュアル系バンドのキャラのネタをやってたんです。僕はそれだったらキャラやネタはそのままでいいからビジュアル系がやらない着物の方がいいんじゃないかと言いました。――今はスーツに戻りましたがメディアに出始めの頃の松陰寺さんは深夜番組に着物で出演していました。その後に着物を止めて売れたから俺のアドバイスがダメみたいになってるけど、その当時はある程度ウケて仕事が入ったらしいですよ(笑)。――存じています(笑)。松陰寺さん本人も「そこからお客さんのウケがどんどん良くなった」と感謝していました。ナイツさんにも助言したそうですが。ナイツはネタ見せに来たんだけど、その時にネタを飛ばしちゃったんですよ。でもそこからやったアドリブの方が面白かったの。だから「それができるんだったら別に台本通りやらなくていいよ。漫才は台本が無いように見えるのが面白いわけだから。ネタが飛んだら飛んだでやって行くのがライブのおもしろさだし、台本なんか気にせずにぶち壊せばいいんだよ」って。――塙宣之さん(42)はその助言で1つ上の段階に行けたとラジオでおっしゃってました。■「髭男爵なんだからひぐち君は執事の格好すべきでしょ」――髭男爵さんにも助言したそうですね。髭男爵がネタ見せに来た時は山田(ルイ53世)君(45)はすでに今の形だったんだけど、ひぐち君は普通のスーツだったの。それで「山田君を男爵と呼ぶんだったらひぐち君(47)は執事の格好になるべきでしょ。立場をはっきり見せないとダメですよ」と。そしたら変わったの。――カンニング竹山さん(49)もネタ見せに来たそうですが。コンビ時代に来ましたね。その時に竹山君のキレ芸に「もっと毒づいて客を敵に回すぐらい言った方がいいよ。それでただ怒るんじゃなくて本質をついたような批判をしないとつまんないよ」って。――皆さん喰さんの助言を聞いて活躍されてますね。僕のスタンスは「余計なお世話なことを言うよ。聞きたい?聞きたいなら言うよ」という感じです。それで単純に思いついたことを言ってるだけで、それをやるかやらないかは本人次第。――最後に喰さんから読者の皆さんにも何か助言をいただけますか?コロナもそうですが今はどうなるかわからないという時代です。ですから来年の我々の公演もあるかどうかわからないんです。僕が一番思うのはWAHAHA本舗をまだ見たことがない人に公演を見に来てもらいたい。いつでも見れると皆さん思わないでください。劇団はいつ無くなるかわかりませんよ。だから無くなる前に1回は見に来てください。「いつまでも、あると思うなWAHAHA本舗」(笑)。【取材・文】インタビューマン山下1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・ライター・お笑いジャーナリスト
2021年03月20日2021年3月13日に放送されたバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に、お笑いタレントの明石家さんまさんがゲスト出演。お笑いタレントの吉住さんに送った言葉に、反響が上がっています。明石家さんま「その日が頂点」吉住さんといえば、2020年に開催された第4回『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝し、ブレイクを果たしました。実はネガティブな性格で、テレビ番組の収録が決まったら、プレッシャーのために撮影収録まで「当日が来てほしくない」と憂うつな気持ちで過ごしてしまうのだとか。ネガティブ思考になりやすいことに悩む吉住さんに対し、明石家さんはこうアドバイスを送りました。ネガティブ、ポジティブという言葉を、彼女(吉住さん)から取ったほうがいい。言葉があるからややこしいんやな、人は。『幸せ』っていう字も邪魔やな。それでなんかうろちょろしとるわ、みんな。「幸せになりたい」とか。幸せっていう文字を作ったのも人やから。メレンゲの気持ちーより引用吉住さんの状況を「人が作った言葉に踊らされている」と指摘した明石家さん。自身も27歳くらいまでは周囲の反応に左右され、「ああすればよかった」「こっちが正解だったかも」と落ち込むことがあったといいます。しかし、28歳からは考え方を変えて、自分が持つ笑いのスタイルを認めた結果、周りに振り回されることがなくなったそうです。明石家さんは、吉住さんに「見る人によって好き嫌いはあるから、自分の笑いを過保護にして甘やかしたほうがいい」と声をかけます。さらに、番組のMCを務める久本雅美さんから、ストレスの発散方法を聞かれた明石家さんは、こう答えました。ストレスはたまらない。だから、自分を過大評価していないってことやねん、結局は。「俺はできる」「できた」って思うからストレスやろ。違う。その日が頂点やから。その日できなかったことは、どうしようもない。メレンゲの気持ちーより引用明石家さんは、仕事の収録がある時に、いつも「その日が頂点」だと思って取り組んでいるのだそうです。その日にできたことが自分の実力ととらえ、過大評価せず、失敗などは後に引きずらないという考えを明かしました。明石家さんの考え方に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。・なるほど…。めっちゃためになる。・さんまさんのマインドを見習いたい。・「その日が頂点」だからこそ、過大評価しないで取り組むって、素敵な考え方。吉住さんのように「仕事で失敗したくない」「結果を残したい」と感じている人にとって、過度なプレッシャーはストレスになります。小さな経験を積み重ねて、人は成長していくもの。ありのままの実力で挑んだ1日が、未来の自分を作るのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月15日現在放送中の土曜ドラマ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)は、池脇千鶴さん演じる主人公の笛吹新(うすい・あらた)が平均年齢70歳という高齢ホステスのバーの扉を開くことから始まる物語です。真面目に歳を重ねてきたけれど、自分には何も残っていないのではないかと不安に思ったとき、『その女、ジルバ』からどんなメッセージを受け取ることができるか、ライターの吉田潮さんに寄稿していただきました。残業はないが夢も希望も貯金もない…「あれは私だ」笛吹新、40歳。福島県出身。短大卒業後、大手百貨店の本社で売り場担当だったが、結婚を考えていた男にフラれ、30代後半で倉庫会社に出向。残業はないが夢も希望も貯金もない。そんな女がひょんなことから超高齢熟女バー「OLD JACK &ROSE」で、ホステスとして働くことに。底抜けに明るく温かい熟女たちに囲まれ、「女の人生かくあるべし」を学んでいく。漫画『その女、ジルバ』(有間しのぶ著・小学館)である。これを東海テレビがドラマ化。主演の池脇千鶴をはじめ、江口のりこ、真飛聖ら腕の確かな女優陣で「四十女の憂い」をリアルに描き、中年女性の心をわしづかみにしている。そして熟女ホステスは草笛光子、中田嘉子、草村礼子、久本雅美で固め、色・毒・俗とぬくもりをバランスよく配置。黒一点、渋さで引き締めるのはマスター役の品川徹。地に足ついた堅実なキャスティングも高く評価されている。なんといっても主役の池脇。朝起きても、顔と体の疲れは蓄積したまま。化粧やおしゃれをする気力もわかず。丸まった背中を地味なジャンパーに包み、開き気味の足でチャリをこぐ。公園で倒れた老婆の姿に自分の将来を重ね、不安を増殖&自家培養。もはや、前も上も向く気力すら沸かない四十女の演技が見事で、「あれは私だ」と思った女性がこの国にどれだけいたことか。「女は四十から(シジュウカラ)」日本では、ドラマのヒロインははちきれんばかりのみずみずしさやあどけなさが求められる。初回の登場時は相変わらず「遅刻、遅刻~」と走ってイケメンとぶつかったり、助けられたり、大喧嘩で始まるのが定番だ。自己投影しがたいヒロインはどこか絵空事で、胸に刺さる切実さや痛みはない。『その女、ジルバ』は真逆だった。若さに絶大な価値と力があると思わされて、自分を卑下してきた女性たちの胸を射抜いて束にしてヒモで結んだ一体感があった。新は、自己評価が低く、何事も自己完結する癖がある。諦めの境地だが達観まではいかず。若さへの固執はゼロではないが、かといって猛然と加齢に抗うでもない。そんな彼女を変えたのは、熟女ホステスたちのモットー「女は四十から(シジュウカラ)」。若さ礼賛の風潮を軽やかに蹴飛ばし、年齢を重ねることをプラスにとらえるパワーワードだ。個人的には「捨てていいのは操と過去だけ!」という文言も実にしっくりきた。貞操観念も黒歴史も捨てちゃいなと断言する熟女たちの格言は、底抜けに明るく潔く気持ちがいい。自分の居場所を見つけた新は、生活も思考も価値観も一変。前と上を向いて歩き始める。ドラマでは今のところ「働く四十女の来し方行く末」がメイン。正社員出向組と倉庫会社社員のわだかまりに始まり、リストラ危機、帰郷問題、と独身四十女たちの人生岐路を丁寧に描写。原作では、戦後を生き抜いた熟女たちやジルバママの凄絶な過去、辛酸をなめた日系移民の真実など、濃く深く厚みのある物語が展開されている。「若さ=強さ」という思い込みドラマを観て、さらに原作を読んで、思うことはふたつ。まず、「若さという期間限定の強さに振り回されない」ことだ。誰もが老いる。たとえ若く見せることはできても、若返ることはほぼない。若さに自分の価値や魅力を置きすぎると、そのあとがつらいだけ。原作で、首がもげるほどうなずいた箇所がある。新がマスターの孫娘(高2)と会ったときに、「自分が歳をとったなと自覚するのは若い女の子に身がすくむこと。老いは弱さです」と心の中でつぶやくシーンだ。まばゆいほどの若さに直面すると、なぜか恐怖を覚える。それは若さ=強さという思い込みがあるから。自分の老いを痛感させられるのが怖い。新の言う通り、老いは弱さなのだ。でも自分の弱さを認めて受けいれると、人は強くなれる。まずはそこからだな。美しさや賢さや豊かさは平等ではないが、若さだけは平等に失われる。この事実を肝に銘じて、年を重ねる喜びをもっと味わおうと思う。「若い」と言われたら、褒められたのではなくバカにされていると思ってもいいくらい、価値観を変えたほうがこの先数十年が楽になる。期間限定ではなく、永久不滅の強さを身につけようと思った。もうひとつは「自己肯定感の強い人と一緒に過ごす」ことの重要性だ。自己評価が低い新が熟女たちに魅了されたのは、何も自分が若い娘扱いでちやほやされたからだけではない。あのバーのホステスはみな、自信に満ちあふれている。ぎっくり腰だろうと後期高齢者であろうと、それぞれが女のプライドと美学をもっている。今の自分を「好き」と言える、自己肯定感の強い人たちなのだ。「みじめ」のレッテルをはがすのは…実際、新も随所で自己肯定というか、発想の転換に成功している。「独身(ひとり)だけど孤独(ひとりぼっち)じゃない。忙しくてにぎやかで面白い」「女の独りはさびしい、情けない、心細い、わずらわしい。けど、おかげでこの店で働いてる」現状の自分を肯定できるようになった新は、ホステスという職業にも誇りをもち始める。独身、四十路、出向で倉庫勤務。世間や社会が張り付けてくる「みじめ」というレッテルを、自らの手でひっぺがすことができたのだ。自分を肯定していれば、小さなことも幸せと思えるようになり、人生で多幸感が増すことを証明している。もちろん、あまりに強い自己肯定で、万能感と勘違いした人とは距離をおいたほうがいいが、少なくとも現状の自分を受け容れて笑い飛ばせるくらいしなやかな人とは、密につながっておきたいもの。これは年齢も性別も関係ないが、年上の女性ならばより頼もしいなと思った。『その女、ジルバ』がもたらす意識改革はどのくらい女性たちの間で広がるだろうか。後ろばかりふりかえっていた女が前を、下ばかり見ていた女が上を向ける世の中へ。「私は何ももっていない」ではなく、「私はこれから何をもつか選べる」と思えるようになればいいな。(吉田 潮)
2021年02月13日銀座のスナック街池脇千鶴主演ドラマ『その女、ジルバ』(フジテレビ系)よりドラマチック!失恋にも女の戦いにも負けず、コロナ禍で苦しみながらもたくましく生きる、そんなリアル『ジルバ』たちに迫った。■注目集める熟女ホステスやママ「女はシジュー(40歳)から!」「捨てていいのは操と過去だけ!」数々の名言が飛び出すドラマ『その女、ジルバ』(フジテレビ系)。世の女性からは“元気が出る”“癒される”と話題を集めている。物語のヒロインは、池脇千鶴演じる40歳の新。婚約破棄に遭い、仕事もリストラ目前……冴えない『四十独身女』で破れかぶれの主人公が偶然、ホステスになることからドラマが始まる。「『ジルバ』とは新が働く熟女バー『OLDJACK&ROSE』の初代ママ(故人・池脇千鶴2役)の源氏名だ。彼女を慕う店の超高齢熟女ホステスにも注目が集まります」(テレビ誌ライター)80代のくじらママ(草笛光子)をはじめ、草村礼子、久本雅美、中田喜子が演じる50~60代のホステスたちが脇を固める。熟女ホステスは、なにもドラマの中だけの存在ではない。「キャバクラやラウンジのホステスは、20代の女性がメイン。ですが、スナックやバーでは、40代、50代、さらに上の世代の女性が活躍しているお店がたくさんあります」そう話すのは、これまで全国各地500以上の店舗を訪れてきたスナック探訪家の五十嵐真由子さん。「熟女ホステスの中には10代、20代のころから夜の仕事をしている方も多いんです。長年、培われた接客術やトーク力もさることながら、人生経験の豊富さや懐の深さが最大の魅力。彼女たちの話には、ドラマのようなエピソードも珍しくありません」(前出・五十嵐さん、以下同)だが、コロナ禍では売り上げが悪化し、苦境にあえぐ店舗も少なくない。「テナント料だけで月の支払いが50万円を超えるケースも珍しくありません。老舗の飲食店からも『お店をたたむしかないのか』という悲痛な声も聞こえてきています」そんな状況下でも日々、店に立ち続けている熟女ホステスやママたち。「これまでのやり方が通用しないことに葛藤を覚えています。でも、食べていかなきゃいけないと、プライドを捨て、慣れないオンラインで接客をしたり、試行錯誤しながら踏ん張っていますよ」その強さからエネルギーをもらえるのも熟女バーの醍醐味。ここからは彼女たちのリアルなエピソードを掘り下げていく。■昭和VS平成の戦い「60代~70代の大ママがいるお店もざらです。そんな伝説的なママに憧れて、この世界に入る子も多いんです」そう語るのは、都内の熟女バーに勤める仁科麗華さん(52・仮名)。夜の街を渡り歩いてきたベテランホステス。「接客をしているからでしょうか、大ママたちはみんな実年齢よりもずっと若く見えます。私も年をとってもママたちみたいになりたいって思うんです」基本的にはホステスの仲がいいといわれる熟女バーだが、年の差ゆえのトラブルも。「年配のママやチーママが“こうやってきたんだから!”と頭ごなしに言えば若い子は反発する。かといって年配ママたちも、若い子からのアドバイスも聞かない。昭和と平成の戦い、なんてことも言われています(苦笑)」だが、多いのはお客さんをめぐるイザコザだ。麗華さんが明かす。「まだ30代のころのことです。40代の先輩ホステスの上客だった不動産会社の社長が私に指名替えしたことがありました。そこからはまさに修羅場の日々……」さっそく先輩ホステスから更衣室に呼び出された麗華さんは、「枕営業でしょ!」と罵倒され、平手打ちをされた。もちろん事実無根だった。「それだけならいいですが、翌日からはお財布や上着がなくなりました。どうやら先輩に指示された新米ホステスもグルになっていたようです」精神的にも追い込まれた麗華さん。しかし社長は麗華さんに入れ込み、皮肉にも売り上げは右肩上がりに。会計がひと晩300万円にもなる“太客”に。しかし、そこには思わぬ落とし穴があった。「売り掛けです。担当のホステスは、お客様が売り掛け(ツケ)で帰った場合、その売り掛け代金の回収や、お店への入金の責任をすべて負わなくてはいけないんです。その方も最初はよかったのですが、担当して1年後に売り掛けで飛ばれました。およそベンツ1台分ぐらいの金額です。きっと『ざまあみろ』と言われていたでしょうね」その後、麗華さんは退店し、独立。いまや50代になった彼女はその豊富な人生経験で男性客に連れられて来店した女性客の相談に乗ることも多い。■「夜の世界の“色恋事情”」作中では中田喜子演じるホステスのエリー(源氏名)が若い時分、結婚詐欺師と恋に落ちたエピソードがある。夜の世界に色恋はつきもの。“恋多き女”も少なくない。「趣味は結婚、特技は離婚!」そう豪語するのは、茨城県水戸市でスナックを営む北宮亜希子さん(54・仮名)。これまで計3人の男性と結婚し、離婚。今は店を切り盛りしながら、独身生活を謳歌している。「気づいたら、うちの店のホステスは、み〜んな離婚歴のある女性ばかり。なかには『バツ9』のホステスまでいるんだから!もはや、バツイチなんて無傷よね」おおらかな笑みを浮かべる亜希子ママの店には、女性客も多く、婚活相談から夫とのセックスレスまで、赤裸々な恋愛話が繰り広げられている。「特に『長年付き合っている彼女との結婚に踏み込めない』なんていう若い男性は説教よ。その場で彼女を呼び出せと言ったこともあるわ(笑)。私だって“結婚したい”と言われたら、もう1回ぐらいしても悪くないもの。いくつになっても、恋をして幸せになりたいという気持ちは変わらないわ(笑)」失恋しても笑って迎え入れてくれる人たちがいる──。それも熟女バーの魅力だ。「若いころは、『とにかくお客さんの指名が欲しい』ってギラギラしてました。でも四十路に差しかかったころから、そういうのもしんどくなっちゃって……。お店にも次々と若い子が入ってくるし、お払い箱になった私を受け入れてくれたのが、このお店なの」東京都町田市にあるバーで働く高梨京子さん(47・仮名)は、しんみりとした口調で語る。ママは65歳で、ホステスも40代や50代。ドラマを地で行く高齢バーである。「今は“この場所”自体をなにより大事にしているの」そう語る京子さんには、今も忘れられない出来事がある。昨年のとある冬の夜だ。「この日は月末の金曜日で、狭い店内はすし詰め状態。常連さんや一見さんも和気あいあいと飲んで盛り上がっていたんです。その中の1人の60代の男性が『俺は元警察官だったんだぞ!』と急に怒鳴り始めてね」それまで和やかだった店の空気は、硬直。すぐさま京子さんをはじめホステス4人が泥酔した男性を取り囲んだ。「みんなで“お客様、もしそういう言葉遣いをするのなら、別の店でお楽しみくださいね”と言って、“いっせーのせ”でイスごと持ち上げて店外に追い出したの。すごい力持ちでしょ、私たち(笑)」見事なチームワークで迷惑客を撃退した京子さんたち。当時の心持ちをこう振り返る。「たとえお客さんでもほかの常連さんに嫌な思いをさせたくない。なにより自分たちの『居場所』を荒らされたくない、そんな一心だったわね」京子さんにとって、お店は職場以上の居場所なのだ。そして作中の熟女ホステスたち同様にママを慕っている。「この店で働いているホステスは、離婚や、親の介護と苦労はいろいろ。でも1度お店に来たら、そんな苦労もすべて忘れて笑っていられる。まさに別世界ね。そんな私たちの気持ちを知ってか知らずか、この年まで雇ってくれるママには親以上に感謝しているわ」いまだ猛威をふるい続ける新型コロナウイルスの打撃は、京子さんたちの店も例外ではない。2度の緊急事態宣言ではお店の売り上げも大きく下がった。「お店も時短営業だけど、それでも自分たちに会いに来てくれるお客さんがいる以上、笑顔で仕事しないとね」京子さんは笑う。「クヨクヨしてても始まらないわよ」作中で中尾ミエ演じるチーママの真知が新に語るセリフだ。現実の熟女バーのホステスたちもみんな口をそろえて言う。「ママもホステスさんも常連男性も同年代。気兼ねもないし、学生時代に戻ったみたいで楽しいですよ」(都内のスナックに通う50代の女性)今宵もどこか街の片隅で看板に灯りをともす熟女バー。迷いを捨てて扉を開いてみては?■女性ひとりでも楽しめるオンラインスナックで乾杯!新型コロナウイルス感染が蔓延して以降、厳しい状況下にある飲食店。そんな中で店舗を維持するため、’20年5月に五十嵐さんが中心になって立ち上げたのが『オンラインスナック横丁』だ。テレビ電話を利用して、ママやホステスとコミュニケーションができるサービス。お酒や食べ物は用意しなくてはいけないが、ゆっくり話ができるのでスナック初心者の女性でも安心できる。料金は2500円~3500円。「加盟店も海外まで含めると、現在、約40店舗に増えました」(前出の五十嵐さん)小誌記者もさっそくオンラインスナックを体験。優美な着物姿で出迎えてくれたのは、銀座の「お茶屋バーいろ葉」のみづほママ(42)だ。「最近は、女性のお客様やご夫婦でご一緒にいらっしゃる方もいますよ。私は全国各地のお取り寄せグルメや日本酒を紹介しているんです」この日、ママが教えてくれたのは、『英雄(ひでお)』という日本酒。「にごり酒ですが、甘さはとてもスッキリなんですよ〜」とボトル片手にニッコリ。自室のパソコン越しではあるが、20代から銀座でホステスをしていたママの半生に耳を傾けるうちにお酒は進み、時間があっという間に過ぎていった。カラオケもないので、大声を出す必要もない。ママの絶妙な相槌とアドバイスに思わず話し込んでしまった。前出の五十嵐さんいわく、「クラブやスナックは、かつては男性が若い女の子に愚痴を言いながら癒してもらう場所でしたが、最近は、ママに憧れる女性客がキャリアや恋愛など未来を語る場所と変化しています」宴もたけなわ、みづほママがこんな言葉を呟いた。「ホステスにとって大切なのは、人間力と人間関係。ドラマのお店は温かくて理想的。うらやましいです。私も新店舗でそんな店を作りたいですね」手軽にジルバのお店のような熟女バーが利用できるこのサービス。緊急事態宣言下の息抜きに利用してみては。お話を聞いたのは……五十嵐真由子さん・スナック探訪家、PRプランナー。Make.合同会社代表。スナック探訪家女子「スナ女」活動、コロナ禍のスナック支援として「オンラインスナック横丁」を立ち上げ、代表を務める(取材・文/アケミン)
2021年02月13日宮崎美子デビュー40周年を記念してビキニ姿を披露し、大きな話題を集めている宮崎美子。写真が収録されるカレンダー&フォトブックセットに予約が殺到し、アマゾンのカレンダーランキングでは「鬼滅の刃」を抑えて1位にもなった。■注目を集めた大きな要因「デビューから一貫して知的な清純派として、今もお茶の間の人気者ですが、やはりあのミノルタのカメラのCMが、40年たった今も鮮烈なイメージを残しているということですよね」と、ある芸能ジャーナリストは言う。ミノルタのCMとは、斉藤哲夫が歌う『今のキミはピカピカに光って』にのせ、衣服を脱ぎ、ビキニ姿になる当時21歳の宮崎の姿を収めたもの。彼女の無防備なさまを隠し撮りするような演出が大きな人気を集め、宮崎は一躍人気者になった。あれから40年、再びビキニ姿となって挑んだ今回のカレンダー&フォトブック。その定評は高く、老若男女から賞賛の声が上がっている。「年齢をまったく感じさせないみずみずしい雰囲気、宮崎さんのイメージどおり爽やかで、熟女のエロさのようなものを感じないところが注目を集めた大きな要素だと思います。そして、今回のフォトブックのカメラマンが篠山紀信さんであることも、見逃せないですね」(同芸能ジャーナリスト)雑誌『週刊朝日』の名物企画の“女子大生表紙”シリーズ。かつては篠山紀信が撮影しており、宮崎美子もそこに登場したことがCM出演やデビューのきっかけとなった。「2020年のいま、篠山さんが宮崎さんを撮る。それだけでもストーリー性がありますよね」と、前出の芸能ジャーナリストは感慨深い表情を浮かべる。■刺激よりも癒し宮崎美子は1958年12月生まれ。同年生まれの女性有名人には、萬田久子、樋口可南子、森下愛子、原田美枝子、森昌子、石川さゆり、未唯mie、仁支川峰子、小宮悦子、室井滋、久本雅美、マドンナらがいる。「今後、宮崎美子さんの衝撃的な水着写真のあとに続き、同世代の女性有名人も脱ぎ出すのではないでしょうか」と言うのは、ある雑誌グラビア担当者。「同世代だと、かつてヌード写真を撮っているのは、樋口可南子さんや森下愛子さんですね。それから近年もピンク・レディーとして活動し、全盛期以上のパワフルなダンスで話題になった未唯mieさんも変わらぬ美しさを保っています」90年代にはヘアヌード写真集が流行り、大物ベテラン女優のヌード写真集が次々と、大量に出版された。今回の宮崎美子をきっかけに、大物女性芸能人の“水着ラッシュ”は訪れるだろうか。「水着というと、石田りえさんや杉本彩さん、少し年齢が下がって高岡早紀さんなど、どうしても大人の女性のセクシーさを前面に出したものになってしまいます。ただ、宮崎さんの写真が流れを作るとしたら、ヘアヌードブームのときとは違うものになるのではないでしょうか」(前出・雑誌グラビア記者)その理由は、まさに現在の時代背景にあるという。「コロナ禍もあいまって、世間には癒しを求めたいという空気があります。ヘアヌードで興奮するよりも癒されたい、そんな側面があるのではないでしょうか」(同)どのような顔ぶれに需要があるのか、同記者が名前をあげる。「若いころのイメージや人気を保ったままで、かつ、当時から清純派な方がいいですよね。『あの清純派が脱いだ!』というのではなく、宮崎さんのようにごく自然なのがいい。となると、大場久美子さんや浅田美代子さん、麻丘めぐみさん、そして石野真子さんあたりが、昔のアイドル雑誌さながらの雰囲気で水着グラビアを披露してくれたら、大きな話題になるのではないでしょうか。また榊原郁恵さんは、現在も好感度が高いので、ポスト宮崎さん一番手ではないでしょうか」さらに年代を少し下げてみると、「南野陽子さんや早見優さん、松本伊代さん、現在ライザップのCMでシェイプアップしたボディを披露している浅香唯さん、80年代に活躍した女性アイドルたちも話題を集めそうです。いずれにせよ、宮崎さんばりに『いまも全然、劣化してない!』ということが条件になりそうですが」昔、恋をした80年代のアイドルたちに、もう一度、癒しを求めてみるのもいいかもしれない。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2020年10月23日久本雅美(62)が総合司会を務めるトーク番組「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)が来年3月で終了すると報じられた。スポニチアネックスによるとテレビ局関係者は「節目の25年を前に、新鮮さを求めての決断。番組としての役目は十分に果たした」といい、「新たな番組に良い形でバトンを渡したい」と明かしたという。96年4月にスタートした「メレンゲの気持ち」。四半世紀にわたって、久本は“土曜日の昼の顔”を務めてきた。そんな彼女は本誌16年10月18日号に登場し、番組とともに歩んできた日々を回想している。数々の著名人たちとの名トークを繰り広げてきた久本は、初対面でも打ち解ける秘訣をこう明かしている。「初対面の方とお話しする機会はとても多いですね。そんなとき、まず出演ゲストの『素敵だな』と思うところに目を向けて話を始めるようにしています」「挨拶は大切ですね。私も“笑顔で・元気よく・爽やかに”挨拶することを心がけています。一言挨拶を交わすだけで、その場の空気がきれいに流れていくと思います」脇を固めるMCメンバーの話術も、同番組の魅力の1つ。同号で久本はHey! Say! JUMP・伊野尾慧(30)について「お笑いのセンスもあるし気取りもなく自然体ですごくいい。癒し系です」と、そしていとうあさこ(50)に対しても「気配りができて、私を立てながらもしっかりと自分の役割を果たしてくれる素晴らしい人です」と大絶賛していた。そんな優秀な共演者に囲まれた久本は18年12月、「優秀なスタッフに恵まれて自由に楽しくやらせていただいています。これからは皆さんに恩を返していきたいですね」と本誌を通して番組にも賛辞を送っている。オファーを受けた当時38歳だった久本も18年7月にはついに還暦を迎えた。還暦直前に応じた本誌のインタビューでは「草笛光子さんなんか、84歳という年齢にもかかわらずあの美しさで、ファッショナブル。80歳超えても自分の番組を持っていらっしゃる黒柳徹子さん(87)にも憧れていて、私も『やれるところまでやったろう』と思って」と意気込んでいた。「いつまでも若々しい久本さんにとって、WAHAHA本舗の舞台上から見るお客さんの笑顔が元気のエネルギーだといいます。また仕事を通して、多くの人に会うことこそ健康の秘訣だとも。久本さんには“朝ドラに出演する”という大きな夢があります。それを叶えるまで『芸能界はやめられへん!』と意気込んでいます」(スポーツ紙記者)還暦以降も挑戦に燃える久本。看板番組が有終の美を迎えても、まだまだ活躍は続きそうだ。
2020年10月20日2020年8月28日に放送されたバラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演した、モデルのSHELLYさん。共演者であるお笑いタレントの久本雅美さん、河北麻友子さんとともに、世間で話題になっているレシピ本の料理作りに挑戦しました。調理の際に、SHELLYさんが口にした発言が注目を集めています。SHELLY「料理してるか、聞かれるのが嫌」番組では、レシピ本の中から丸めたり揚げたりせずにできるコロッケ作りに、SHELLYさんが挑戦しました。「家でコロッケを作ったことがある?」という質問に対し、SHELLYさんは…。作るかぁ!コロッケはね、買って帰るものですよ。ヒルナンデス!ーより引用コロッケを1から手作りしようとすると、野菜を切って炒め、衣をつけて揚げるなど、工程が多くて手間がかかるものです。SHELLYさんの発言に対し、スタジオで番組の司会を務める南原清隆さんは…。そうか…!勉強になった。ヒルナンデス!ーより引用そう納得したようにうなずき、SHELLYさんの考えを肯定しました。野菜の切り方を指摘されたSHELLYが…番組中、SHELLYさんが調理する様子を見ていた久本さんや河北さんは「ジャガイモの皮はむかないの?」「ひと口大って、その切り方で合ってる?」と、さまざまな指摘をします。2人の指摘にSHELLYさんは「小言が多い!自分でやれよ」と反撃し、次のような想いを述べました。だから私テレビで料理するの嫌いなの。みんなうるせぇこというから。結婚とかした日には、もう超うるせぇから。そもそもね、なんで結婚すると「え?料理してるの?」って聞かれなきゃいけないのって超思う。男の俳優に聞かねぇだろ!ヒルナンデス!ーより引用SHELLYさんの発言に、共演者も思い当たる節があったのでしょう。スタジオでは、南原さんを始めとする出演者たちから「素晴らしい」「確かに…」といった声が続出しました。番組を見た視聴者からは、絶賛の声が上がっています。・分かる。コロッケは買って帰るものだよね。・最高すぎる!よくぞいってくれた。・さすがSHELLYさん!こういう考え方をする人と結婚したい。・南原さんが、茶化したり否定したりせず、素直に「勉強になる」といっていたのも素敵。性別や立場に関係なく家事を行う人は増えていますが、古くからある「料理は女性がするもの」という風潮は根強いものです。SHELLYさんの訴えは、多くの人の共感を得ました。[文・構成/grape編集部]
2020年08月29日女優として数々のドラマや映画、CMなどに出演し人気を獲得している釈由美子(しゃく・ゆみこ)さん。実は4人姉妹の次女で、3女である妹はエステティシャンとして活躍しており、テレビ番組で共演したことも。そんな釈由美子さんの姉や妹についての、さまざまな情報をご紹介します!釈由美子の妹、姉の結婚を祝う前述の通り、釈由美子さんの妹の1人はエステティシャンで、名前を釈恵美子(しゃく・えみこ)さんといいます。釈恵美子さんはブログを利用しており、2016年3月14日には美しい着物姿の写真を投稿。「大和撫子だ」と、話題になりました。姉の釈由美子さんとはまた違った雰囲気の顔立ちですが、とてもきれいな人ですね。同投稿には、長女と4女とともに撮影された3ショットも公開されており、「タイプは違うけど、美人だな!」「見入ってしまった…」とファンを驚かせています。ちなみにこの日は、釈由美子さんの結婚式が行われたおめでたい日!姉妹そろって艶やかな着物姿で出席し、着付けは釈恵美子さんが行なったと明かしています。私は美容の短大を卒業していて、ヘアやメイク、エステや着付け、茶道、華道、など『美』に関係するあらゆることを学びました。人には得意、不得意があり、初めて先生に誉められたのは着付けでした。もともと、和服が好きということもあり、自分が着るのも、着付けをするのも大好きでした。学生の時、着付けの全国大会にも出場した経験もあり、ブライダル関係のお仕事でアルバイトをさせていただいたこともあります。でも、なかなか着物を着る機会がないので、もう10年以上も着付けをすることがなかったのですが、昨日、姉の結婚式があり、こんな機会にしか着物を着ることもないので、自分で着てみようと思い、忘れていた着付けのやり方をYouTubeでみて、勉強しました。学生の時にたくさん練習した甲斐あって、すぐに感覚でまた着れるようになり、妹の着付けもしてあげました。まだまだボロはあり、完璧ではありませんが、着崩れすることがなかったので、頑張って努力したことはちゃんと身になるんだなぁ…と実感しました。釈恵美子オフィシャルブログーより引用10年以上のブランクがあるとは思えないほどの腕前ですね。結婚式でもさぞかし注目を浴びたことでしょう。釈由美子の妹、姉について語る釈由美子さんと釈恵美子さんは、2013年2月23日放送のバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に姉妹で出演しています。番組で、釈恵美子さんはMCの久本雅美(ひさもと・まさみ)さんから、姉である釈由美子さんの性格について質問されました。すると、釈恵美子さんはこのように答えます。午年なので馬のように突進していく性格。男性に尽くしますね。一途です。メレンゲの気持ちーより引用この回答に姉の釈由美子さんも納得した様子で、「重たすぎでふられます」と自ら暴露していました。また、釈由美子さんは時々、釈恵美子さんのサロンを訪れては施術をしてもらうのだそう。2013年5月6日に投稿された釈恵美子さんのブログでは、疲れ切った釈由美子さんの写真とともに、その時のエピソードがつづられています。姉があまりにも疲れて抜け殻のようだから、助けて欲しいと言ってサロンにやって来ました。『えみー、助けてー』のポーズだそうです(笑)釈恵美子オフィシャルブログーより引用その後、釈由美子さんは極上の施術をたっぷり堪能し、「全身が楽になったー」と大喜び。そんな釈由美子さんと釈恵美子さんには、今後も美を高め合い、支えあいながら活躍してほしいと思います!釈由美子プロフィール生年月日:1978年6月12日出身地:東京都血液型:B型身長:1643所属事務所:プラチナムプロダクション1997年 に『週刊ヤングマガジン』の『Missキャンパス グランプリ』に選ばれデビュー。その後、映画『修羅雪姫』やドラマ『スカイハイ』(テレビ朝日系)などで主演を務め、ブレイクする。以降、ドラマや映画に出演に留まらず舞台や写真集など幅広く活動。現在まで話題作にコンスタントに出演し、多彩な役どころをこなしている。釈由美子の現在は?パニック障害だった過去を明かす[文・構成/grape編集部]
2020年08月25日女優の藤原紀香が13日、オフィシャルブログを更新し、久本雅美との共演舞台『毒薬と老嬢』の公演が中止になることを報告した。同作は今年10月からの上演を予定していたが、松竹はこの日、「新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から公演の実施について検討を重ねて参りましたが、全国的な感染の収束が完全には見通せない中、万全の状態で公演を実施することが困難であると判断し、やむなく公演を中止することとなりました」と発表。これを受け藤原も、「今年の秋に、大阪と東京、そして全国公演が予定されていた1930年代のブロードウェイの作品『毒薬と老嬢』の舞台が、今年は一度、お流れになりました」と伝え、「まだ、正確な時期や劇場などは決まっていませんので いまは中止と発表されておりますが、本当の意味では、延期と聞いております」と補足した。そして、「安心な時期になる頃、皆様にブラックコメディであるこの舞台をしっかりとお届けしたいと思っております」「初の老嬢役、でしたので、あと一つか二つ、年齢を重ね老嬢にまた少し近づいてから演じることになると思います(笑)ので、楽しみにしてくださっていた皆様方には、大変申し訳ございませんが、首を長~くして(笑)まっていてくださいましたら嬉しいです」と呼びかけ、「新型コロナウイルスが一日も早く終息しますよう。。。普通の風邪レベル、という認識される時代がくることを心から祈っております」と結んでいる。
2020年07月14日単独ライブ&囲み取材での陣内智則(’16年)コロナ禍で苦労する芸人が多いなか、陣内智則が好調だ。■陣内智則が大活躍の背景5月20日(水)から23日(土)にかけては、4日間で6本の人気番組に出演。『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)に始まって『VS嵐』(フジテレビ系)『アメトーーク!』(テレビ朝日系)『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)『ネタパレ』『ENGEIグランドスラム』(ともにフジテレビ系)に登場した。特に『VS嵐』では、4月末の収録時、微熱の影響で欠席した櫻井翔の代役という重責を担うことに。本人もツイッターで、《訳あって嵐のメンバーに。。娘が大きなったら、パパは昔、嵐のメンバーだった時あるんだよーと言ってあげよう!》と、興奮気味に予告していた。陣内のタレントとしてのピークは、関西ローカルだった冠番組『なるトモ!』(読売テレビ)が全国区に昇格したり、藤原紀香との熱愛が騒がれたりした’06年前後だろう。それ以来というのは大げさでも、再ブレイクに近い活躍ぶりだ。では、なぜ、好調なのか。もともと、人気も実力も安定している芸人だが、今は何より、芸風がリモート向きであることが大きい。ひとりでのコントとはいえ、部屋のソファーに座ったりしながら、もっぱら舞台装置の映像や音声にツッコミを入れるというものだから、リモートでの機械を介した離れたやりとりでも変わらず、そつなく笑いがとれるのだ。さらに、司会もひな壇もやれるので、スタジオにいても自宅にいても、的確に回せるしボケることもできる。そしてもうひとつ、見逃せないのがあの鉄板ネタ。21日の『VS嵐』では、ザキヤマこと山崎弘也に「今の気持ち、奥さんに向けてひとこと?」と乗せられ、「どの奥さんや?今の奥さんやな。がんばってるよ」と、ボケてみせた。そこに松本潤が「どの、はないでしょ?」とたたみかけ、スタジオは爆笑。■離婚ネタの対応に「陣内の人柄」また、翌日の『ヒルナンデス!』では、こんな場面があった。久本雅美が「写真立て」を集めているという話題から、南原清隆に「陣内くんは、写真立てにどんな写真を入れてるんですか」と聞かれ「ホント、幸せなかたちが入ってますよ。見せてあげたい。ホントに幸せな3人の写真が入ってますよ、いっぱい」と回答。すると、南原が「前の人の写真は入れてませんね」とお約束的に話を向ける。陣内は、「前の人はあるわけないでしょ。なんで飾らなあかんねん」と返し、これまた爆笑を生んでいた。もちろん“前の人”とは’07年に結婚して、2年後に離婚した藤原紀香のこと。結婚式と披露宴は芸能界最後の派手婚ともいうべきもので、テレビ中継もされた。結婚式でふたりが着た平安貴族のような衣裳や、披露宴で陣内が挑戦したピアノの弾き語りなど、ツッコミどころも満載だった。離婚の原因は陣内の浮気とされるが、紀香のほうも友人のはるな愛とつるんでばかりいたという話があり、夫婦ともに明るいキャラだからか、悲壮感はそれほどでもない。なにせ、陣内が弾き語りした『永遠にともに』を本家のコブクロがライブで歌おうとしても客席から笑いが漏れるため、離婚から6年間も封印されていたほど。それが解禁されたことをツイッターでコブクロのファンに知らされた陣内は、「コブクロ大好きです!」と、喜んでいた。とまあ、こうした派手婚と浮気離婚の経緯は多くの人に共有されている。それゆえ、鉄板ネタとなるわけだ。もっとも、このネタを陣内から振ることはない。誰かに振られてから、困惑気味にリアクションするのがいつものパターンだ。紀香の事務所への配慮もあるだろうが、それ以上に彼女本人への気遣いだろう。というのも、陣内はフジテレビの松村未央アナと’13年に交際をスタートさせたが、ゴールインは4年後。まるで前年、紀香が片岡愛之助と再婚するのを待っていたかのような流れだった。松村アナは初婚だし、陣内も子供は欲しかったはず。’18年には長女が誕生したが、そのときもザキヤマに「やっぱ(名前は)のりかちゃんに?」といじられていた。しかし、紀香より先に再婚しなかった事実からは、陣内の義理堅さも感じられる。これが意外とちゃんとしているという印象ももたらし、今の好調にもつながっているのではないか。23日の『グランドスラム』では、飛び出す絵本を使ったネタを披露。1歳7ヶ月の娘と遊ぶ、よき父親ぶりもなんとなく彷彿とさせた。主婦層の好感度も上がれば、この好調はまだまだ続くことだろう。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2020年05月28日久本雅美、いとうあさこ、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、村上佳菜子、石塚英彦ら出演でおくる「メレンゲの気持ち」。その4月4日(土)放送回に、女優の桜井ユキをはじめタレントの山口もえ、お笑いコンビの「和牛」がゲスト出演する。昨年はアイドルオタクに目覚める会社員役を演じ、連続ドラマ初主演を務めたNHKよるドラ「だから私は推しました」に出演。山口紗弥加らと共演した「絶対正義」、高橋一生、斎藤工、滝藤賢一ら注目のキャストと共演した「東京独身男子」、いくえみ綾の人気原作をドラマ化、話題となった「G線上のあなたと私」などのドラマで一躍注目を集めた桜井さん。『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』『マチネの終わりに』といった映画も話題になり、今年に入っても1月クールに「ケイジとケンジ」へ出演するなど、出演作が続いている。90年代後半からバラエティ等でタレントとして活動、現在の情報番組などでコメンテーターを務める山口さん。「M-1グランプリ」で3年連続準優勝および敗者復活戦2度勝利の記録を持つ「和牛」の2人もゲスト出演。番組では山口さんが夫でお笑いタレントの田中裕二の家事特訓を告白するほか、桜井さんは村上さんと婚活プロフィールで対決。人気企画の通りの達人では石塚さんがコンビニチェーンのローソンで、人気ホットスナック&スイーツの秘密に迫る。「メレンゲの気持ち」は4月4日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年04月04日3月28日(土)放送の「メレンゲの気持ち」に俳優の松下洸平と女優の橋本マナミがゲスト出演。朝ドラ「スカーレット」で大きく注目を浴びた松下さんの素顔や、医師と結婚し妊娠中の橋本さんが夫婦生活についてトークを繰り広げる。久本雅美、いとうあさこ、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、村上佳菜子、石塚英彦らが出演する本番組。幼少期から音楽や絵画などに親しみ歌手デビュー。音楽アーティストとして活動していたところ、ミュージカルに出演したことをきっかけに演技に目覚め、舞台を中心に活動。「もう誘拐なんてしない」でドラマデビューすると「カラマーゾフの兄弟」「サバイバル・ウェディング」「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」などに出演。昨年秋から放送された連続テレビ小説「スカーレット」では戸田恵梨香演じるヒロイン・川原喜美子と惹かれあい結婚するも、別れることになる十代田八郎役で出演。多くの視聴者を虜にした松下さん。久本さんも大ファンだという松下さんは今回、「スカーレット」のウラ話を続々と明かしていくほか、プロ級の腕前を持つ絵画の最新作をスタジオで公開。また松下さんが気になっているというグルテンフリーラーメンも紹介。また年下医師と結婚し、現在妊娠中の橋本さんは夫とのなれそめから“婚約破棄”事件までぶっちゃけトーク。手料理を振る舞う新婚生活や美容法も披露する。今回のゲスト、松下さんの映画最新作となる『燃えよ剣』は5月22日(金)より全国にて公開。岡田准一が土方歳三、鈴木亮平が近藤勇、山田涼介が沖田総司を演じ、黒船が来航し開国を要求してきた江戸末期、幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す討幕派の対立が深まっていた。「武士になりたい」という熱い想いを胸に、近藤勇、沖田総司ら同士と共に京都へ向かった土方歳三は、芹沢鴨を局長に擁し新選組を結成するが、時流は倒幕へと傾いていく…という新撰組の物語が描かれる。「メレンゲの気持ち」は3月28日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年03月28日久本雅美、いとうあさこ、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧、村上佳菜子、石塚英彦らが出演する「メレンゲの気持ち」の3月21日(土)放送回に、俳優の中川大志と、キャスターで作家の阿川佐和子がゲスト出演。MC陣とトークで盛り上がる。小学生時代にスカウトされ雑誌「ニコラ」のメンズモデルや子役として活動。2011年「家政婦のミタ」への出演で注目されると、『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』などの作品で主演を務め頭角を現すように。2018年春クールのドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」の馳天馬役が大きな話題を呼び、同年公開の『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』の演技で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど躍進。昨年は「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」で超エリートなのに“ヘタレ”な若手弁護士役、「G線上のあなたと私」では兄の婚約者だった女性に恋い焦がれる大学生、朝ドラ「なつぞら」では東大卒のアニメ演出家を演じ、広い世代に愛される俳優へと成長した中川さん。今回は中川さんのこだわり溢れる自宅を公開。さらに中川さんが愛してやまない大好物もスタジオに登場。大興奮する中川さんに注目。また阿川さんは話題となった大学教授との結婚から3年、意外な結婚生活について語るほか、現在のリアル過ぎる悩みを告白する。今回のゲスト、中川さんが吹き替えキャストを務めた映画『ソニック・ザ・ムービー』が近日公開予定。セガのゲームで人気となったキャラクター・ソニックをハリウッドが実写映画化した同作。ドクター・ロボトニックから仲間を守るため、砂漠に大都会、万里の長城と、世界中を駆け回る、自慢の超高速スピードアドベンチャーが展開。ソニック役の中川さんのほかドクター・ロボトニック役で山寺宏一、ベビーソニック役で寺嶋眞秀、中村悠一、井上麻里奈らが吹き替えキャストで出演している。「メレンゲの気持ち」は3月21日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年03月21日久本雅美、いとうあさこ、村上佳菜子、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧がMCのバラエティ「メレンゲの気持ち」。2月8日(土)放送回は、板谷由夏と松丸亮吾がゲスト出演し、俳優の斎藤工もコメント出演する。90年代からモデルとして活動を開始、「パーフェクトラブ!」や「ホタルノヒカリ」といったドラマや『大奥』などの映画に出演しながら、2007年からは11年にわたり「NEWS ZERO」のキャスターも務めるなど多岐にわたる活躍をみせる板谷さん。インスタグラムでみせるライフスタイルも憧れの的になっている板谷さんが、その知られざるプライベートを大公開。自然の中で暮らしているがゆえの悩みも明かす。また息子からのサプライズアンケートやお互いがソウルメイトと認める斎藤工がコメント出演し、板谷さんの秘密を暴露する!?小学生時代にクイズ番組を見ていて“ナゾトキ”に興味を持ち、現在ではテレビのバラエティー番組などで活躍中の現役東大生でもある松丸さんは、“ひらめき王子”になった経緯やその裏にあった母と兄・DaiGoからの言葉について語るほか、超合理的な自宅のこだわり便利グッズも紹介。休日に1人で出かける驚きの場所なども紹介する。さらにスタジオでは全員で謎解きに挑戦し盛り上がる。斎藤さんが出演する映画『ヲタクに恋は難しい』はWEB漫画をミュージカル要素を加え映画化したもので、「スーパーサラリーマン左江内氏」や「今日から俺は!!」『50回目のファーストキス』などの福田雄一監督がメガホンを取って、高畑充希と山崎賢人をはじめ、菜々緒、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗らが出演。BLを好む隠れ腐女子である26歳OLの桃瀬成海(高畑さん)と、重度のゲームヲタクで成海の幼なじみの二藤宏嵩(山崎さん)が再会、2人は交際を始めるのだがヲタク2人の恋愛には数々の試練や困難が待ち受けていた――というストーリー。映画『ヲタクに恋は難しい』は絶賛全国公開中。「メレンゲの気持ち」は2月8日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年02月07日久本雅美、いとうあさこ、村上佳菜子、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧がMCを務める「メレンゲの気持ち」。2月1日(土)の放送回には女優の三吉彩花がゲストとして登場するほか、芸人の「かまいたち」、タレントの小倉優子も出演する。小学生時代からモデル活動を行い、雑誌「ニコ☆プチ」のモデルを経て雑誌「セブンティーン」モデルとなる一方、「さくら学院」のメンバーとしてアイドル活動も開始。「さくら学院」を卒業するとモデルと並行して女優業にも本格進出。『グッモーエビアン!』での演技で第67回毎日映画コンクール、第35回ヨコハマ映画祭の新人賞を受賞。ドラマ「エンジェル・ハート」のヒロイン・香瑩役やミュージカル嫌いなのに音楽にのって歌い踊る催眠術をかけられてしまう主人公を演じた『ダンスウィズミー』などの映画に出演してきた三吉さん。実は大食いだという彼女が食い倒れ旅とスタイルキープ法を公開してくれるほか、「かまいたち」は実は出場しないつもりだったという「M-1」に出場を決めたワケや、意外すぎるビッグアーティストが開いてくれた祝勝会秘話などを明かす。また「かまいたち」山内さんのネコを6匹飼う私生活や、2人の奥様からの暴露アンケートも公開。2児の母でもある小倉さんの仰天子育てエピソードや時短家事術も紹介。今回のゲスト、三吉さんが主演する映画『犬鳴村』はJホラーの第一人者・清水崇監督が日本に実在する心霊スポットを題材に描く作品。臨床心理士の森田奏の周りで突如奇妙な出来事が起こる。それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。全ての真相を突き止めるため奏は犬鳴トンネルに向かうが、その先には決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった――というもの。奏役に三吉さん。奏の兄・悠真に『十二人の死にたい子どもたち』の坂東龍汰。悠真の彼女・明菜に大谷凜香。奏の運命を左右する謎の青年役で『兄友』などの古川毅。また奥菜恵、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子らも出演。映画『犬鳴村』は2月7日(金)より全国にて公開。「メレンゲの気持ち」は2月1日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月31日久本雅美、いとうあさこ、村上佳菜子、「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧がMCのバラエティ「メレンゲの気持ち」。その1月25日(土)放送回に、タレントの叶姉妹と、タレントで女優のファーストサマーウイカがゲスト出演する。“スーパー読者”としてそのファッションやライフスタイルが女性たちの支持を集め、TV出演やグラビアはもちろん、圧倒的セレブキャラを売りに自らをキャラクター化したアニメを制作するなど、多岐にわたる活躍で常に話題を振りまいてきた叶姉妹。2013年、アイドルグループ「BiS」に加入。その後「BILLIE IDLE」のメンバーとしてライブを中心にファンの支持を集める中、バラエティ番組での関西弁ヤンキーキャラで多くの視聴者から注目され「凪のお暇」にも出演。先日結婚していたことを発表したウイカさん。今回はこの2組をゲストに迎えトークで盛り上がる。叶姉妹の“ファビュラスボディ”を作る食事の詳細やスタイル作りに迫るほか、ウイカさんの“凄すぎるメイク術”や新橋での一人飲みなど“オッサンすぎる”プライベートなども紹介。さらに叶姉妹、ウイカさんも気になる女性の一人暮らしに本当に必要な防災グッズを徹底解説。若者に人気の落語家・柳亭小痴楽も登場。また番組お馴染み「ホンジャマカ」石塚英彦の「通りの達人」など人気企画もお楽しみに。「メレンゲの気持ち」は1月25日(土)12時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月25日タレントのみのもんた(75)が、司会を務める日本テレビ系バラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」を今春に降板することを、各スポーツ紙が報じた。各紙によると、制作を担当する大阪・読売テレビが発表。同番組は4月から「ディスカバリー・エンターテインメント秘密のケンミンSHOW極(きわみ)」としてリニューアル。司会は続投となるタレントの久本雅美(61)と、みのの後任としてお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(55)がコンビを組み、スタジオ出演者のロケや新コーナーもスタート。みのにとって、同番組は現在唯一のレギュラーで、降板によってレギュラー番組が消滅することになるが、関係者は芸能界引退を否定したという。「89年に放送を開始した『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)の司会をつとめていた際が全盛期。週に16本ものレギュラー番組を抱え、06年12月には『1週間で最も多く生番組に出演する司会者』としてギネス記録に認定されました。当時の年収は10億超えと言われていたほどの稼ぎっぷりでしたね」(テレビ局関係者)各紙によると、降板の理由について読テレは「みのさんご本人の意向もあり、後進に道を譲られ、ご勇退されることになりました」と説明したというが、実は、ある時期を境に“第一線を退く”ことを強く意識するようになったという。「13年9月、当時、日テレの社員だった次男が窃盗未遂容疑で逮捕され、同局を諭旨解雇処分となった。次男の逮捕により、みのに対するバッシングが過熱。結局、10月に司会をつとめていたTBS系の報道番組『朝ズバッ!』と『サタデーずばッと』を降板したが、あの時点で心労ゆえ“燃え尽きてしまった”ことを、後日、本人が周囲に明かしていたようです」(芸能記者)
2020年01月24日