くらし情報『非現実的な世界を、現実以上に現実的に!?長塚圭史が語るマクドナー最新作』

非現実的な世界を、現実以上に現実的に!?長塚圭史が語るマクドナー最新作

長塚圭史

長塚圭史


イギリスが生んだ鬼才マーティン・マクドナーの最新作『ハングマン』が日本初演される。演出は、これまでに『ウィー・トーマス』『ピローマン』『ビューティー・クイーン・オブ・リナーン』と、3作のマクドナー作品を手がけた長塚圭史だ。

舞台『ハングマン』チケット情報

長塚はマクドナー作品の魅力をこう語る。
「マクドナーは非常に古典的な演劇の手法を取りながら、彼自身も観客も今までに出会わなかったような感情に陥ることを目指して書いていると思います。非現実的で、キャラクターもひとつひとつ“盛って”いるのですが、そこからリアリズムが出てくる。リアリズムとファンタジーの粉と粉のかけ具合が見事なんです」

1971年生まれのマクドナーは長塚にとって「ある種、同世代の劇作家」。「『ウィー・トーマス』の日本初演時には彼も観に来たのですが、僕と映画の話などで盛り上がり、国は違うけれど同じものを見ているという感覚になりました。『ピローマン』以降、彼がぱったり書かなくなり、映画のほうに行き始めた時は『せっかく劇作家なのに!』と無性に腹が立って(笑)。
最近、『スリー・ビルボード』というとんでもなく良い映画を撮って『これがやりたかったのか』と思いましたけど」

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