再演ではない新たな『Take Me Out』稽古レポ
「Take Me Out 2018」稽古場より 撮影:岡千里
あるメジャーリーグチームのロッカールームを舞台に巻き起こるさまざまな出来事を描いた「Take Me Out 2018」が3月30日(金)に開幕する。その稽古場に潜入した。
【チケット情報はこちら】
本作は2003年のトニー賞で演劇作品賞など2部門受賞した作品で、日本では2016年12月に初演され、今回はその再演。前作に引き続き、翻訳は小川絵梨子、演出は藤田俊太郎が手掛けるほか、栗原類、味方良介、小柳心、Spi、章平、吉田健悟、竪山隼太、田中茂弘が出演。さらに今作から玉置玲央、浜中文一、陳内将が参加する。
立ち稽古が始まって2日目というこの日の稽古は、オープニングからスタート。今回も舞台は中央に設置され、両側に客席があるというつくり。ロッカールームをイメージした可動式のセットも健在で、パズルのように動かすことでさまざまな表現に活用される。
“再演”と銘打たれてはいるが、芝居や音楽も一変していた。稽古中、例えば陳内の動きを見て藤田が「今のいいね!」とすぐに取り入れるなど、キャストと演出家の間で積極的にアイデアをやり取りしながら、シーンがどんどんブラッシュアップされていく。