ウッドベースや打楽器も入る演奏で“お囃子”を気軽に
(画像左から)望月左太寿郎、望月秀幸
歌舞伎や日本舞踊など伝統芸能と言われる舞台で、箏(こと)や長唄の演奏を盛り上げたり、効果音のような役割も果たす「お囃子(はやし)」。その魅力をもっと知ってもらいたいと2010年に邦楽囃子演奏家の望月秀幸と望月左太寿郎が始めたステージ「お囃子プロジェクト」のvol.12が、9月18日(火)に東京・ヤマハ銀座スタジオで上演される。望月秀幸と望月左太寿郎に話を聞いた。
【チケット情報はコチラ】
「我々は普段、日本舞踊や歌舞伎、演奏会など古典と言われるジャンルで活動しているのですが、(お囃子単体は)いつどこに行ったら聴ける、というものではなかったんです。それは自分たちで打開していかないといけないと思い、この『お囃子プロジェクト』を始めました」(秀幸)。締太鼓(しめだいこ)、大鼓(おおつづみ)、小鼓、笛によるお囃子が軸となり、ゲストプレイヤーによるアコーディオン、ウッドベース、韓国打楽器、ラテンパーカッションなどとのセッションで、洋楽、ポップスとジャンルを問わない楽曲をお囃子アレンジで届ける。
普段の彼らが追求するのは、例えば日本舞踊なら“舞踊家が踊りやすい演奏”であり“観客を喜ばせる演奏”とはまた違う。