宅間孝行
俳優・脚本家・演出家の宅間孝行が主宰するタクフェス。毎年秋に上演する人気の“切ないシリーズ”に『あいあい傘』が登場、10月5日(金)の埼玉でのプレビュー公演を皮切りに全国10か所で上演される。本作は2007年、宅間が自らの劇団、東京セレソンデラックスを率いて大阪に初登場した作品。25年ぶりにめぐりあった父と娘の、切なくも心にしみる5日間を描いた物語だ。今回は宅間の監督作第2弾として映画化もされ、舞台上演に先立って10月26日(金)に全国公開される。大阪で11年ぶりの再演となる舞台『あいあい傘』について、映画も交えた話を宅間に聞いた。
タクフェス第6弾「あいあい傘」チケット情報
「11年前にこの作品を初めて大阪にもってきて、そこから自分たちが大阪の人に受け入れられていったという歴史があります。当時は僕が結婚した節目のタイミングだったので、家族をテーマにあいあい傘を組み合わせて作りました。
それからの11年で僕もいろんな経験をしてきたので、改めてこの作品に向き合うと非常に味わい深く感じますね」。初演を観た人も、10年を経て再び観る舞台は印象の違ったものとなるに違いない。
今回の再演では、いつもは初演時の脚本にあまり手を入れない宅間が「こんなに大胆にリライトしたのは初めて」