とニッコリ。初音ミクの生みの親であるクリプトン・フューチャー・メディアの佐々木渉は、「初音ミクが生まれてきて良かったと思えるくらい、すごくダイナミックなセッションになると思います。しっかりと取り組んでいきたいと思います」と意気込んだ。
本公演は、昔ながらの伝統曲から始まり、後半に向かって新たな試みや新たな曲目を用意。この公演のために楽器編成も変更され、古箏を4台にして低音の響きで豊かなアンサンブルを実現させる。コンサートの前半に登場する川井は、フィギュアスケート羽生結弦選手のプログラム使用曲として知られる「ホワイト・レジェンド」ほかで共演。「『白鳥の湖』を原曲にアレンジした曲です。中国の楽器の音色と一緒に新しい世界観を創造できたらと思います」と語った。
後半に登場する初音ミクは、中国語バージョンのソフトがリリースされたこともあり、日本語と中国語を織り交ぜて、Google ChromeのCMソング「Tell Your World」ほかを歌唱する。「テクノロジーの部分も含めて現在調整中」という佐々木は、「歌声はこの公演のために特別にカスタマイズしています。女子十二楽坊さんの美しいアンサンブルの中で、初音ミクの歌声が邪魔することなく、調和したカタチで表現できればと思っています」