異ジャンルのプロが集まって大暴れ!音楽活劇『SHIRANAMI』開幕
音楽活劇『SHIRANAMI』開幕(撮影:イシイノブミ)
早乙女太一らが出演する音楽活劇『SHIRANAMI』が1月11日、東京・新国立劇場 中劇場で開幕した。通称『白浪五人男』として知られる歌舞伎の名作『青砥稿花紅彩画』を原案に、殺陣あり歌ありダンスありで、オリジナルのストーリーを展開するパワフルなステージだ。早乙女のほか出演は龍真咲、伊礼彼方、ゴールデンボンバーの喜矢武豊、松尾貴史ら。
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“5人の盗っ人たち”という歌舞伎の設定はそのままに、だが時代を開国と攘夷の間で揺れる幕末に移し、日本国の存亡がかかった大事件を描くオリジナルストーリー。キャストは着物姿に立ち回りと、“日本物”ならではのステージングを大迫力で魅せていくが、流れる音楽は粋なジャズ。さらに鮮やかかつ斬新な映像を駆使し、まったく新しいエンタテインメントを創造した。とはいえ、ここぞという場面で歌舞伎の重要な要素を差し込んでくるところがニクい。弁天小僧の名セリフ「知らざあ言って聞かせやしょう」や、<稲瀬川勢揃いの場>よろしく5人揃っての口上などは、やはり「待ってました!」と気持ちも盛り上がる。
5人の盗っ人に扮する俳優たちは、バックボーンもバラバラでさながら異種格闘技戦のよう。