奄美民謡歌手の里アンナ、現代フラメンコの女王と競演!
里アンナ
世界的フラメンコ・ダンサー、エバ・ジェルバブエナの1年半ぶりの来日公演『Cuentos de Azucar 砂糖のものがたり』が決定した。これまで映画監督のマイク・フィギス、写真家のピーター・リンドバーグなど各界のトップアーティストらとジャンルを越えた共演を重ねてきたエバが、今回出会ったのが奄美の歌姫、里アンナ。先の大河ドラマ『西郷どん』ではオープニングテーマを歌い、他にも世界的振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ公演への参加や、舞台女優としてミュージカル『レ・ミゼラブル』へ出演するなど、彼女自身も多彩なフィールドで活動する注目の奄美民謡歌手だ。エバとの共演を「光栄に思う」と言う里。2018年にヨーロッパで初演、日本では初上演となる本作の魅力について訊いた。
エバ・ジェルバブエナ 来日公演2019「Cuentos de Azucar ~砂糖のものがたり~」チケット情報
エバはかつて奄美が黒糖のプランテーションだった歴史に触れ、幼少期に故郷の砂糖工場近くで夏休みを過ごした日々を思い出し、その後もフラメンコと奄美民謡との間に運命的とも言える共通点を見出したという。互いの文化について里は「ともに譜面を持たず、呼吸や間合いは表現者に委ねられている点も同じです」