鉄郎が、メーテルが、プロメシュームが躍動!舞台『銀河鉄道999』公開稽古
汽車の座席ごとフォーメーションを変えていく魅せ方なども華やかで、昨年の初演より“ミュージカル度”が増した印象だ。
公開稽古に続いて行われた囲み取材では、「昨年も上演しましたが、今回はその続編なのでまったくの新作。僕は昭和生まれですが、平成、そして令和という新たな年号を迎えようとしているこのときに『999』をやる意味をすごく感じています。お客さまと一緒に999号に乗って旅が出来る、そんな舞台になっています」と中川がアピール。
また急遽の登板となった松下に、松本零士が描き下ろしたイラストが贈られる一幕も。これには松下も素直に「嬉しい!」と喜び、「皆さんの中にイメージされる像があると思うので、名作の中の人物を(リアルな)姿として見せなくてはいけないことにプレッシャーはある。でも一番大事にしたのはエメラルダスとメーテルの母親であるということ。生身の人間が演じるからこその機微をみせられるプロメシュームになれたら」と意気込みを語る。
なお、この日の稽古でも松下と対峙した凰稀は「対面するシーンは、ハンパない圧。でも、昔のお母さんの優しさがすごく含まれているのを感じる。複雑な気持ち」と話し、キャプテン・ハーロック役の平方元基も「松下さんが稽古で初めてセリフを発したときに見入っちゃって、自分の出番を忘れそうになるくらいでした」