堤真一が橋本良亮の“秘密”を告白 『良い子はみんなご褒美がもらえる』開幕
(画像左から)橋本良亮(A.B.C-Z)、堤真一
堤真一と橋本良亮(A.B.C-Z)がW主演する舞台『良い子はみんなご褒美がもらえる』が東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕した。初日を前にした4月19日、会見と公開舞台稽古が行われた。
舞台はソビエトと思われる独裁国家の精神病院の一室。誹謗罪で捕まった政治犯の男(堤真一)と、自分はオーケストラを連れているという妄想に囚われた男(橋本良亮)を中心に物語が展開していく。
映画『恋におちたシェイクスピア』などで知られる英国劇作家のトム・ストッパードが、俳優とオーケストラのために書き下ろした本作は、1977年に初演。言葉遊びと明瞭なユーモア、哲学的概念がふんだんに盛り込まれ、35人のオーケストラが舞台上に配置されるという斬新な作品である。音楽劇でもなく、ミュージカルでもない。男の頭の中にだけ存在しているはずのオーケストラが、観客にも見えているという奇妙な設定。
難解なセリフも多いが、ユーモアも確かに感じられる舞台だった。
初日前会見には、堤と橋本ら出演者と演出のウィル・タケットが出席した。タケットは「本作が上演されるのは世界でもまだ3回目。それはこの作品が野心的な作品だからだ」