くらし情報『岡田将生の舞台史上、最もやりがいを感じる役とは?』

岡田将生の舞台史上、最もやりがいを感じる役とは?

人間の愚かさや想像力の豊かさなど、無限の可能性を感じて。僕が演じるテレンスにしても、いろいろな演じ方があると思っています。テレンスはエドガーの霊に憑りつかれてしまうのですが、それこそ僕はふた役だと思っています。しかも共演者の皆さんは、僕が何をやっても受け止めてくださるような方ばかり。胸をかりるくらいの気持ちでやらせてもらえたらと思います」

“ふた役”と言えば、前作で岡田が演じたハムレットにもふたつの顔があり、また非常に頭がいいなど、テレンスとの共通点は多い。「たぶんそういう役どころが好きなんでしょうね(笑)。人って多面性を持っていて、自分がお芝居をやっていて見せたいと思うのはそういうところ。テレンスにしろハムレットにしろ、いろんな演じ方、可能性があることに、僕は楽しさを感じているんだと思います」

『ハムレット』という大作を経て、岡田はどんな成長を見せてくれるのだろうか。
「『ハムレット』をやる前と後では、このホンの印象が全然違いました。やっぱり無駄なことって何もなくて、ひとつずつ丁寧にやることで自分の視界も広がっていくし、物事の考え方も深くなっていくんだなと。本当にいいタイミングでこの作品に出合えたと思いますし、『ハムレット』を終えてよりやりがいを感じています」

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