コロナ対策は口パク!?「チャージマン研」R-2 開幕
photo:鏡田 伸幸
昭和40年台に制作放送され、平成にチープで低クォリティ、だけど笑える内容がネットを中心に話題となったアニメ「チャージマン研」。2019年、LIVEミュージカル演劇と銘打った初演の幕が上がると、来場者やインターネット同時配信の口コミでたちまち話題に。このコロナ禍に、R-2として新作公演が東京・新宿FACEにて開幕した。
初演に続き、なぜか主人公であるチャージマン研 役が4人いる(演・古谷大和、安達勇人、東拓海、若井おさむ)、新キャスト且つ原作でも登場する星くん(演・藤原祐規)のエピソードが「ある理由」で割愛される、研の妹・泉キャロン(演・星元裕月)を中心とした某アニメのパロディ、そして舞台セットのハリボテ感……など、初演から引き継がれるチャー研ならではのスタイルは健在。さらに今公演では「口パク」を取り入れ、飛沫を防ぐといった、LIVEミュージカル演劇として思いもよらない感染症対策も。
アニメのナンセンスさをそのまま再現し「究極の2.5次元」を見せつける一幕があると思うと、オリジナル展開では、現在、劇場に来ている、そして配信を見ている誰もが思っているだろうフラストレーションを4人のチャージマン研たちがそれぞれに爆発させ、また敵役である魔王(演・村上幸平)