森新太郎「確かなものを感じる」小瀧望主演『エレファント・マン』
撮影:篠塚ようこ
舞台『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』が10月27日(火)に開幕、それに先駆け公開ゲネプロと取材会が行われ、取材会には演出の森新太郎、主演の小瀧望(ジャニーズ WEST)、近藤公園、高岡早紀、木場勝己が出席した。
本作は、19世紀イギリスに実在した人物を題材にした戯曲で、1977年にロンドンで初演された作品。膨張した頭部、著しく変形した身体、その外見から「エレファント・マン」と呼ばれる青年ジョン・メリック(小瀧)が、解剖外科医のトリーヴズ(近藤)と出会い、保護さあれ、人間らしい生活を手に入れ――という物語が描かれる。
取材会で森が「本当にいいチーム。役者が9人いるのですが、全員プロフェッショナルだなと思っています。毎日コツコツ、コツコツ小さいところから立ち上げて、今日ここに至って。今まで僕が演出した現場では感じたことのないような確かなもの、信頼と言っていいと思いますが、それをこのチームから感じます。演出家冥利に尽きます」と語った本作。
「この作品は静けさの中に人間の激しい感情が渦巻いているというような芝居です。でも、そこに行きつくのがなかなか難しいことで。