劇団☆新感線が少数精鋭で贈る『月影花之丞大逆転』開幕!
撮影:田中亜紀
「おまっとさんでした!」な昭和味が懐かしいミドルエイジから、一周回って「新鮮~!」なヤング世代まで。老若男女の笑いのツボに応える、劇団☆新感線41周年春興行、Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』が2月26日、東京で開幕した。通常100人態勢で稼働する巨大カンパニーが、コロナ渦に発足させた新シリーズ。JR新幹線の“お医者さん”で、「見た人は幸福になる」と言われる希少な新幹線ドクターイエローにちなみ、安心・安全に配慮した少数精鋭の公演だ。
2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線「月影花之丞大逆転」チケット情報
劇団月影花之丞のベテラン俳優、塾頭剛太郎(古田新太)が国際的な殺し屋“イレイザー”との情報を掴んだインターポール極東支部。長官秘書の山本山本子(山本カナコ)は早速、捜査官のモスコウィッツ北見(浜中文一)に新人劇団員に扮した潜入捜査を開始するよう命じる。劇団では本公演に向けた稽古が始まっていた。月影花之丞(木野花)の指導にも次第に熱が帯び始める頃、北見はワケありの元トップ女優・水林星美(西野七瀬)、大口契約欲しさに稽古に参加する保険外交員・東影郎(阿部サダヲ)