ファッションに大切なのは「リアリティ」の話《水曜のケセラセラ》
こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第12回目になりました。前回は似顔絵を描いてもらった話でしたが、今回は少し真面目に、自分が身につける服は何を反映しているんだっけ?というお話。 いまこの文章を書いている私は、光沢のある赤いフレアのロングスカートとベージュのクロシェ編みの長袖を着ています。気温28度。いくらスケスケのクロシェ編みといっても、正直暑いです。なぜ私はこんな格好を選んだのか。それはどうしても「赤のロングスカートとスケスケのベージュ」の合わせにトライしたかったから。
コレクショントレンドを追いかけるのが好きな方は、今のGUCCIと聞いたらパッとイメージが浮かぶかもしれません。GUCCI 2015-16AWコレクションのファーストルックを飾ったのが、まさに「赤のロングスカートとスケスケのベージュ」でした。スパンコールで作られたトロンプルイユのリボンタイや顔を半分覆うデコラティブなメガネ、動物や植物をモチーフにした派手な色柄などを用いた装飾満載なルックが多いなか、シンプルなこのルックがとても印象に残ったのです。
これを唐突に思い出して“絶対に”着たくなってしまったのが、今日。