【Interview】テキスタイルブランドapples & orangesがデビュー。布に描き出す「心の隙間」が生み出す美しさとは
日常のふとした瞬間に見出される美しさに、私たちはどれだけ気づけるだろうか。テキスタイルブランドapples & orangesが2017年春夏コレクションからデビュー。ブランドコンセプトに“ヒトの手から始まるストーリー、いつもの毎日に偶然を”という言葉を掲げ、東京の職人がハンドメイドで作り上げるバッグ12型をファーストコレクションとして展開する。なぜテキスタイルにこだわるのか、なぜ下町の職人のハンドメイドなのか。そしてデビュー早々、クラウドファンディングという現代的な手法を使ってブランドを展開していく理由とは。代表取締役の小田 駿一さん、クリエイティブリードの佐久間 海土さんにお話を伺った。3人の才能を活かしたブランド設計—— はじめはお二人ともファッションとは遠い会社にいたところから、テキスタイルブランドを立ち上げることになったきっかけは何だったのでしょうか。小田:「本当は何をしたいんだろう」って考えたとき、大学時代からファッションメディアや写真をやっていたし、自分にとってアパレルって好きなものには変わりなくて、ずっと続けていけることだなと思ったんです。
お金のための仕事ではなくて好きなことをやっていこうと。