スピリチュアルは不安を預けるためのツールまんしゅうきつこさん×田房永子さんレポ(後編)
って祖母に言われて。結婚前に1年間別の場所に住まされて、「鬼門除け」をしてから結婚したっていうくらい徹底してましたね。
田房:生粋だ!
まんしゅう:そういう家系なので、わたしも方位とか日にちをすごく気にするようになりました。
田房:わたしは、付き合っている人に自分の銀行の口座をオンラインで管理されていたことがあって。別れて4年後くらいに、ひょっとしてまだわたしの口座の収支を見ているんじゃないかと思うできごとがあったんですよ。全身から血の気が引いてパニックになってしまいました。
mixiのパスワードも同じだったので、4年間mixiの恥ずかしい日記の下書きとかを読まれていたかもしれないって思ったら、死にたくないですか!?たぶんおそらく絶対見られてた、という確信はあるんだけど、証拠がないから訴えることもできないし、訴えたところで法的には別に被害はないわけじゃないですか。どうやって心を収めればいいのかわからなくて、猛烈にテンパってしまったんです。
まんしゅう:それはイヤですね……。
田房:本当に慌てふためいて、でもその気持ちをどこにもぶつけようがない。そのとき、“ナザール・ボンジュウ”っていう災いをはねのける、目玉の形をしたトルコのお守りがあることを知って、藁をもすがる思いで買ってきて。