くらし情報『人は食を通じて“セッション”している/「キッチハイク」共同代表・山本雅也さん&藤崎祥見さん』

人は食を通じて“セッション”している/「キッチハイク」共同代表・山本雅也さん&藤崎祥見さん

藤崎:二つ目は、「共感性」。“食の趣味が合う人とは気が合う”とよく言いますけど、「このお店の味付け、薄めだね」「スパイスの辛味がちょうどいいね」と共感できるのは、食に色んな情報が凝縮されているからだと思います。
三つ目は「曖昧な再現性」です。食には、完璧にはコピーできない曖昧さがある。これは共感性とも密接につながっています。曖昧だからこそ、数字では表せない「いいね」という共感ポイント…もっと固い言葉で言えば、「特徴量」が食にはすごく多いんですよね。

――「カレー」と一言でいっても、色んなカレーがありますもんね。

藤崎:これらの普遍性、共感性、曖昧な再現性の三つを伴ったご飯は格好のコミュニケーションの材料になる気がしたんです。
ご飯を食べることは生物的に欠かせませんが、そのご飯に集まること自体が人にとって大切なことなんじゃないかなと。

――食って他のものより繋がりやすい気がします。「映画が好き」と言っても、なかなか話が膨まないので。

藤崎:食の好みは自由だし素直になれるし、だから会話が弾むのかもしれませんね。――人間の本能という点でも、食以外にないですよね。

藤崎:共感ポイントを持って、一緒にアクティビティができるのがポイントですね。

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