くらし情報『「リノベーションQ&A」ビギナーが抱える ギモンにお答えします!・1.物件選び』

2018年7月29日 11:50

「リノベーションQ&A」ビギナーが抱える ギモンにお答えします!・1.物件選び

ただ、一般的な木造の建物であれば、まともな設計者や施工業者なら構造上、どこに補強が必要かは分かるし、シロアリの被害があれば部材を取り替えて防蟻処理をするなど、リノベ時に適切な提案をしてくれるので、公的な耐震等級を達成するために、必ずしも多大な費用と時間をかけて耐震診断+耐震改修を行う必要はないのでは、とは枇杷さんの弁。
家のひび割れと耐震性

1階の壁が少なくビ割れだらけは✕。1階が駐車スペースで、2階以上を柱で支えた「ピロティ形式」は、壁の量が少なすぎると地震に弱いので避けたい。
また、外壁に何か所もクラック(ヒビ割れ)やコーキング(充填剤)でふさいだ痕がある家も要注意
耐震診断結果

民間団体、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合が、2016年6月までの約10年間に耐震診断を行った木造2階建て以下の家のうち、震度6強の地震で倒壊する可能性のある家は全体の9割以上に及ぶ

(つづく)

(伊藤ハムスター= 扉・人物イラスト、安田はつね= 建物イラスト、アートアンドクラフト/中谷ノボル・枇杷健一・岡本典子= 取材協力)

(住まいの設計2017年1・2月号より)

pfofile

中谷ノボル氏アートアンドクラフト代表
大阪市生まれ。

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